時雨沢恵一「キノの旅」10巻エピローグ&プロローグ「在る男の旅」のネタバレ解説

昔、キノが師匠と一緒に暮らしていて、
キノの髪がとても長かった頃、
50歳過ぎの男の旅人がやってきました。

男は、もう30年以上前からずっと旅をしていました。

旅の目的は、この世界から、“重力”をなくすことでした。

男が生まれ育った国は、塔のように高い岩山がたくさんあるところで、
住人は上や下で暮らしていました。
だから、たまにそこから落ちてしまう人がいて、
男の家族も家に変える途中に足を滑らせてしまい、
男を除く全員が噛みに召されてしまったのだそうです。

だから男は、重力をこの世界からなくすべきだと考え、
その術(すべ)を知っている人を探して、
こうして旅を続けているのだそうです。

男は、この命が尽きるまでは探し続ける、と言い、
彼の旅へと、戻っていきました。

あの人の旅が終わる時は、来るんでしょうか?
とキノが師匠に問いかけ、師匠は、
もちろん、終わらない旅なんて、どこにもないのですよ、
と言いました。

というあらすじなのですが、男の旅が終わるのは、
重力をなくす方法を探すのを諦めた時か、
男が死んだ時である可能性が高そうですね。

悪いのは重力ではなく、
そんな高い岩山がたくさんあるところに住んでいることだろう、
引っ越せばいいのに、
と思う人もいるかもしれませんが、それを言ったら、
日本人だって地震が頻繁に起こるのを知りながら
日本列島に住んでいますからね。
故郷を捨てるのは簡単ではないのでしょう。

ところで、師匠も相棒の荷物持ちさんとの旅を終え、
森の中に定住したことを考えると、
終わらない旅なんて、どこにもないのですよ、
という言葉の重みが変わってきますね。                  スポンサードリンク

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

新世界より(上) (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
Author:しまうました
見やすい記事一覧はこちらです。
スポンサードリンク

十二大戦

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

豆の上で眠る (新潮文庫)

このブログについて
見やすい記事一覧はこちらです。
このブログの記事は管理人「しまうました」の独自の解釈によるものなので、制作者の意図したものや一般に考えられているものとは異なる場合があります。
個人の趣味でやっているブログなので、解説してほしい本のリクエストは受け付けていません。
重要なネタバレ箇所は白字にしてあるので、反転してお読みください。
現在、荒らしをした人物のコメントを拒否しており、巻き添え規制される場合があります。詳細はこちらに書いてあります。
承認したコメントに対しても、管理人は基本的には返信しません。また、後日予告なく削除する場合があります。ご了承ください。
今月の人気ページ
人気ページの集計期間は30日間です。2017年9月8日リセット。
スポンサードリンク
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
スポンサードリンク

ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)

業物語 (講談社BOX)

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)

悪の教典 上 (文春文庫)

                amazon人気本ランキング  楽天ランキング
RSSリンクの表示
リンク
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
記事一覧
見やすい記事一覧はこちらです。