星新一「窓」のネタバレ解説

主人公は都会で1人暮らしをしている18歳の女性です。

主人公は、昼間は洋裁学校にかよい、
それが終ってからは、友人たちと演劇のまねごとをやったり、
時にはボウリングやスケートをやりにゆく生活をしていました。

主人公は寝る前に小型テレビの前に手の鏡をたてかけ、
顔を近づけ、あたしはテレビにむいていると思うんだけど、
むいているにちがいないわ……とつぶやくのが日課でした。

ふと気がつくと、
夜おそくで、相当する放送局のないチャンネルなのに、
画面に若い女が映っているのが見えました。

女は、飾りのない部屋のなかで、芝居らしいことをやっていました。
熱演しているようでしたが、音量を上げても声は聞こえませんでした。

テレビへの出演にあこがれている主人公は、
やがて軽蔑したような声で、たいしたことはない演技だわ、
とつぶやきました。
あたしだったら、もっとやれるのに、スタイルも美しさも、
あたしのほうがずっと……と口にして、スイッチを切り、
眠りにつきました。

つぎの日、主人公が夕ぐれの道をひとりで歩いていると、
見知らぬ男に声をかけられ、
テレビに出てごらんになるお気持ちはありませんか、と言われました。

主人公は承諾し、すぐにテレビ局に向かうことになりました。

男の自動車に乗り、テレビのスタジオに連れていかれます。

ある部屋に案内されましたが、その部屋は、きのうの夜、
テレビの画面で見たのと同じ部屋でした。

男は、この部屋はスタジオだと言い、
この建物には、テレビの亡者を収容するために、
同じような部屋がいくつもあると言いました。

主人公はその部屋に閉じ込められてしまいます。

男は悪魔そのものだと名乗り、テレビに出演し、
輝かしい栄光をあびる座につける人が出るためには、
一方、かげで朽ちはてる人がなくてはなりません、
幸運の女神を存在させるには、
犠牲をささげるわたしのような役が必要なのです、と言いました。

男がいなくなると、主人公は壁にある小さな窓を見つめていました。

やがてその窓がすき通りはじめ、どこかの家の部屋で、
若い女が夢見るような、あこがれにみちた目つきで主人公を見ていました。

主人公は、助けを求めますが、声は若い女には聞こえませんでした。

若い女が主人公と同じ運命になると気づき、
つぎの犠牲をくいとめなくては、と主人公は思い、
なんとかして伝えようとしましたが、
窓のそとの若い女の顔に、軽蔑の表情が浮かびました。

若い女は口を動かしていて、声は聞こえてきませんでしたが、
へたな演技ね。あたしなら……」と言っているのは知ることができました。

というあらすじなのですが、無限ループって怖くね?
という感じの話でしたね。

テレビ出演を餌にして、
女性に対して悪いことをする悪い男も世の中には存在するので、
テレビに出ないかと誘われても、安易についていってはいけませんね。 見やすい記事一覧はこちらです。
                 スポンサードリンク

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

新世界より(上) (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
Author:しまうました
見やすい記事一覧はこちらです。
スポンサードリンク

十二大戦

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

キノの旅XXI the Beautiful World (電撃文庫)

このブログについて
見やすい記事一覧はこちらです。
このブログの記事は管理人「しまうました」の独自の解釈によるものなので、制作者の意図したものや一般に考えられているものとは異なる場合があります。
個人の趣味でやっているブログなので、解説してほしい本のリクエストは受け付けていません。
ネタバレ部分は白字にしてあるので反転してお読みください。
荒らし対策のため、コメントを承認制に変更しました。承認したコメントに対しても、管理人は基本的には返信しません。また、後日予告なく削除する場合があります。ご了承ください。
今月の人気ページ
人気ページの集計期間は30日間です。2017年11月9日リセット。
スポンサードリンク
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
スポンサードリンク

ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)

業物語 (講談社BOX)

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)

悪の教典 上 (文春文庫)

                amazon人気本ランキング  楽天ランキング
RSSリンクの表示
リンク
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
記事一覧
見やすい記事一覧はこちらです。