星新一「老後の仕事」のネタバレ解説

主人公の「私」は、55歳まで20年あまり、
密輸の仕事を指揮してきました。

しかし、白髪はめっきり多く、顔のしわも深く、
医者には血圧も心臓もなみ以上に老化していることを教えられ、
引退しました。

仕事が忙しく、妻や、
来年大学を卒業する息子といっしょに楽しく過ごした日々などは、
ほとんどありませんでした。

密輸の仕事を引退し、新しく始める商売の権利を買うために、
喫茶店で中年の男と待ち合わせをし、事務所に案内してもらいます。

その権利とは、恐喝の権利でした。

相場の金額は、相手の年齢や、利回りやインフレ、デフレの影響など、
株のように決まっていました。

中年の男は、いままでの持ち主が急にまとまった金を必要とし、
急いで売りに出している権利を主人公に勧めました。

相場は安くなっていますが、相手は確実で、取り立ても簡単です。

その恐喝の権利を購入し、代金を払い、恐喝に必要な書類一切と、
取り立て方法が書いたものが入っている封筒を渡されました。

廊下で立ちどまり、そっと封筒をあけ、なかの書類をのぞいた主人公は、
顔色が急変し、心臓の発作を起こしてしまいました。
その恐喝の対象は、「主人公の妻で、
その子供が浮気の結果であることを、夫にかくしつづけていたのでした。


というあらすじです。

恐喝という犯罪行為を、
極めてビジネスライクに描写しているのが面白かったです。

オチも良いのですが、
最初の「密輸の仕事を引退する」→「新しく恐喝の仕事を始める」
という流れが、いまいちピンときませんね。

この流れ、必要だったのでしょうか? 見やすい記事一覧はこちらです。
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