時雨沢恵一「キノの旅」9巻3話「作家の旅」のネタバレ解説

今回は地の文がなく、会話だけで話が進んでいく形式の話です。

ある国を訪れたキノは、
その国でベストセラー作家となった元旅人の女性に、
レストランで豪華な焼き肉フルコースをご馳走してもらっていました。

エルメスも、新しいオイルとタイヤとチェーンとプラグと
その他消耗品を交換してもらう約束をしていました。

キノは、ご馳走のお礼として、ここまでの旅の話、
いろいろな国の様子を女性に話しました。

エルメスは、どうして旅人の女性がこの国で作家になっているのか、
という意味の質問をしました。

理由としてはシンプルに、売れる本を出したからです。
しかし、キノは前に別の国でその本を読んだことがありましたが、
作者名は女性のものではありませんでした。

キノは、女性がその本を書き写して、
この国で“自分が書いた小説”として出版したんじゃないかと考えました。

女性は、正解! 大正解! と認めました。

豪華な食事やエルメスのリフレッシュ計画は、その口止め料だったのでした。

女性は手持ちの本の中で、その国で知られていない、
売れそうな本を選び出して、全部書き写して出版社に持ち込み、
印税で儲けて、豊かな生活を楽しんで、
その国に飽きたら次の国に行って、同じことをする、
という生活を10年以上続けていました。

女性は、読者は騙されたと思っていないから騙されてない、
と開き直っていました。

出版社には、“盗作”の出版をさせていることになりませんか?
とキノは訊ねましたが、「そっちも全然平気よ、と女性は断言しました。

女性は出版社に何も言ってないし、出版社も何も言ってこないけど、
カラクリには気づいてるに決まってるわよ、と言ったのでした。


というあらすじなのですが、現実世界でも、
今はインターネットが発達したのでこんなことはできませんけど、
昔はやりたい放題だったんでしょうね。

特に、昔の漫画はそういうのが多くて、
あの漫画の神様だって大昔にディズニーからパクったことがあったせいで、
「ジャングル大帝レオ」をパクられて「ライオンキング」を作られても、
文句を言えなかったんじゃないか、という噂は有名です。                  スポンサードリンク

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