東川篤哉「放課後はミステリーとともに」第6話「霧ヶ峰涼の屋上密室」のネタバレ解説

霧ヶ峰涼は野田栄子という教育実習生と一緒に裏門へ行く途中、
野田栄子の上に隣のクラスの加藤美奈が落ちてくるという事件に
遭遇しました。
傍の校舎の屋上から落とされたと判断した涼は、
すぐにその校舎の屋上へ向かいます。
その途中、校舎の中にいた一年男子に確認すると、
誰も通っていないと言われます。

屋上も含めて校舎は無人であり、
どうやら美奈は飛び降り自殺をした際に栄子を巻き添えに
してしまったようなのですが、美奈はそれを否定します。

つまり、飛び降り現場に犯人が入ることはできなかったはずなのに
事件が発生したという、一種の密室殺人未遂というわけです。

そして烏山千歳刑事が事件の説明をし、
「あなたはそのとき現場にいたんです。覚えていますか」
と尋ねると、栄子は、
『わたしはその時間、科学の準備室で八木君と一緒にいました』
と、妙な発言をします。

千歳刑事は『その時間』というのが実は
美奈が落ちてきた時間より30分も前であり、
30分間、美奈が木の枝に引っかかっていたことを見抜きました。
栄子は落ちている生徒手帳に気付き、近づいたときに突風が吹き、
木の枝から美奈が落ちてきたのです。

被害者を屋上から突き落とした犯人が、
その被害者の下敷きになるという、
通常はあり得ない事件はこうして発生したのでした。

これはよくできたトリックだな、と思います。
何よりもまず、単純明快な構図が美しいです。
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