星新一「黄金のオウム」のネタバレ解説

午前2時に、ひとりの青年が起きていました。

電機会社の技師の職を、少し前にやめてしまい、
独立して仕事をはじめようとして
資金をつぎこんだまではよかったのですが、
利益があがらず、眠れない夜を過ごしていました。

そこへ、黒い布で顔を覆った2人の男たちが侵入してきて、
青年に拳銃をつきつけると、
窓ぎわにあった金色のオウムの置物をだきあげました。

その純金のオウムだけは困ります、と青年は言いましたが、
こんな物を外から見える窓ぎわに置いて、
おれたちを刺激したおまえさんにも責任がある、
と言って、男たちは金のオウムを持ち去ってしまいました。

2人組の男たちはかくれ家に戻ると、金色のオウムを見て、
これをご神体にして、
オウム教とかいう宗教でもはじめるつもりだったのかな、
などと言い、眠りました。

つぎの朝、ノックされてドアを開けると、
そこに「昨夜の青年がいて、長い棒と四角い箱を持っていました。

あの黄金のオウムのなかには、マイクと小型無線機が入れてあり、
すべてを記録していたのでした。
青年はアンテナで発信地をたずねてきました。

昨夜の会話も記録されていて、青年はその会話を流します。
男はふたたび拳銃をつきつけましたが、
青年が死んだらコピーをすぐ警察に送るように、
友人にあずけてありました。

青年は2人組の男たちを強請り、毎月口止め料をもらうことにしました。
これこそが、青年の考えた商売だったのでした。


というあらすじなのですが、
オウムを盗んでもらうのに毎回リスクを負わないといけませんし、
男たちが別件で逮捕されたら青年も芋づる式に逮捕されるかもしれませんし、
指名手配犯にはこの商売は通用しませんし、
割に合わない商売だなー、と思いました。

真面目に働いた方がいいですね。


ところで、この話の中には「オウム教」という言葉が出てきますが、
オウム真○教が地下鉄サ○ン事件を起こすのは、
この話が発表されてから30年以上後のことなので、無関係です。                  スポンサードリンク

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

新世界より(上) (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
Author:しまうました
見やすい記事一覧はこちらです。
スポンサードリンク

十二大戦

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

雪煙チェイス (実業之日本社文庫)

このブログについて
見やすい記事一覧はこちらです。
このブログの記事は管理人「しまうました」の独自の解釈によるものなので、制作者の意図したものや一般に考えられているものとは異なる場合があります。
個人の趣味でやっているブログなので、解説してほしい本のリクエストは受け付けていません。
重要なネタバレ箇所は白字にしてあるので、反転してお読みください。
現在、荒らしをした人物のコメントを拒否しており、巻き添え規制される場合があります。詳細はこちらに書いてあります。
承認したコメントに対しても、管理人は基本的には返信しません。また、後日予告なく削除する場合があります。ご了承ください。
今月の人気ページ
人気ページの集計期間は30日間です。2017年6月9日リセット。
スポンサードリンク
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
スポンサードリンク

ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)

業物語 (講談社BOX)

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)

悪の教典 上 (文春文庫)

                amazon人気本ランキング
RSSリンクの表示
リンク
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
記事一覧
見やすい記事一覧はこちらです。