時雨沢恵一「キノの旅」5巻8話「用心棒」のネタバレ解説

師匠と荷物持ちさんは、荷物を運ぶトレーラーの用心棒として雇われました。

しかし、オーナーの娘は、用心棒なんかいらない、と言いました。
その女の子は、人の命とか運命とかを決めるのは神様だと信じており、
師匠と荷物持ちさんはそれをじゃまする人達だと言いました。

女の子は、運命なら、自分やみんなが死んでしまってもいいと言いましたが、
師匠は、それでも、あなた達を命がけで守るのが、私達の仕事だと言いました。

トレーラーが荒野を走っていると、
20台ほどの改造された小型バギーがやってきました。
乗っている男達は全員パースエイダ―を持っていました。

用心棒の男はライフルでバギーを遠ざけますが、
バギーが一台トレーラーに近づき、運転手の男がトレーラーの屋根に上りました。

オーナーの娘の女の子が男に捕まってしまいました。
男は、トレーラーを止めさせないと、女の子の頭を吹っ飛ばすと言います。

すると女の子は、死にたくない、助けて、と師匠に助けを求めました。

仕方ないと言った師匠に、男がリヴォルバーの狙いを移すと、
荷物持ちさんが男を撃ち、男は屋根から地面に落ちていきました。

次の日の朝、目的の国に着いたトレーラーは、
荷物である人間たちを下ろし始めました。
人間はみな、首と腕で数珠繋ぎにされ、汚れていました。
自分で動けない人間がいると、撃たれて殺されました。

師匠と荷物持ちさんの用心棒の仕事はもう終わりです。
女の子は、助けてくれて、ありがとう、と師匠にお礼を言いました。
きっとあなたの神様が、あなたは、まだ死んじゃダメなんだって思っていたのよ、
と師匠は言いました。
その間にも、荷物の人間たちは撃たれて殺されていました。

オーナー達と分かれた師匠と荷物持ちさんは、
トレーラーを襲撃した男達が隠れているアジトに行き、
トレーラーの帰りのルートを教えました。

女の子を人質にとった男を殺したのはなぜかと訊かれると、
いただいた仕事はトレーラーの帰りのルートを調べることであり、
あの男は予定地外の行動をとったから、と師匠は答えました。

その男は、オーナー達に殺されずに残った、リーダーの唯一の肉親でした。

男達は武器で師匠と荷物持ちさんを殺そうとしましたが、
荷物持ちさんが体中にプラスチック爆薬を巻いているのを見て、
報酬を渡して、師匠と荷物持ちさんを帰しました。

プラスチック爆薬に見せかけた携帯食料を食べながら、
荷物持ちさんは、あのトレーラーが襲われてもいいのかと訊きましたが、
師匠は答えませんでした。


というあらすじなのですが、現代の日本人の感覚だと、
神様を信じているのに、「人身売買をやっているのには、
矛盾を感じますよね。

しかし、黒人たちを数百年以上奴隷にしていた国々の多くは、
キリスト教の神様を信じていました。

彼らの中では、神様を信仰することと、他人を不幸にすることは、
全く矛盾していないのでしょうね。
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