星新一「妖怪」のネタバレ解説

夜の9時ごろ、1人の老人が谷川に沿った山道を歩いています。

しばらくして、老人は人間の腕を食べている妖怪とぶつかります。
その妖怪は「見たな」と言いますが、
老人は目が見えないので何も分からないと答え、
諦めた妖怪は先へ行っていいと言います。

さらにしばらく進むと、別の食人妖怪が人間の腕を食べていました。
妖怪は「見たな」と言い、自分の説明をしますが、
老人は耳が聞こえず何を言っているのかわからないと言います。

さらに行くと、また別の食人妖怪がいて「見たな」と言うのですが、
老人は病気で声が出なくなったと文字を書き、やり過ごします。

そして老人が立ち去ると、食人妖怪たちは集まり、
それぞれの話をして自分たちが騙されたことを知ります。

次の夜。三匹の妖怪が揃って老人を待ち受け「見たな」と言うと、
今回は老人は「見たよ」と答え、
「おまえさんたちは、食人妖怪の目撃者を待ちかまえ、
それがどんなやつか見たというわけだな」
と尋ねます。
そして妖怪たちが「見たと答えると、「老人は妖怪たちをなぎ倒し、
河原から拾ってきた石で妖怪たちの歯を抜き、
『これだけあれば、当分……』
と笑い、帰っていきました。山道をのぼって。


え? この老人は何者だったの?
と思った人も多いでしょう。

実は「老人も妖怪だった、というオチです。

どうやらこの妖怪たちには『見た』と答えた者だけを襲っていい、
というルールがあるようです。

そこで、老人は妖怪たちに『見た』と言わせてから、彼らを倒したのです。
歯を奪っていったのは、老人だったので歯が弱っていたからでしょう。
まさか妖怪が歯医者に行くわけにはいきませんから、
老人は食人妖怪たちから奪った歯を自分の差し歯にするつもりだったのでしょう。
……想像しただけでも気持ち悪いですが。

最後に『帰っていった。山道をのぼって』とあるので、
ふもとの村の住人ではなく、もともとこの山に住んでいたことになります。
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