時雨沢恵一「キノの旅」5巻2話「人を殺すことができる国」のネタバレ解説

キノとエルメスが草原の道を走っていると、
荷物をたくさん積んだ馬を連れた20代ほどの若い男と会いました。

男は、この先にある国に行くのなら、
荷物を半分持ってくれと言いましたが、キノは断りました。

この先にある国では、法律で殺人が禁止されていないということや、
その国にテロリスト兼強盗団の党首だった連続殺人者の、
レーゲルという人物が住んでいることなどを、男は話しました。

実際にその国に到着すると、市民、旅人関係なく、
この国の中にいる人はどんな理由で誰を殺しても罪にならない、
と入国審査官は説明し、キノは頷きました。

意外にも国の中はとても治安が良く、普通の国に見えました。

翌朝、買い物をし、食堂で店員のお勧めの料理を頼んだところ、
クレープとクリームの重ね合わせが、
山のように大きな皿に載ったものが出てきました。

キノが苦労して食べ終えると、近くにやってきた老人たちから、
キノは人を殺すことができるから、という理由で、
この国への移住を勧められましたが、キノは断りました。

3日目に、キノは老人たちと待ち合わせて、
お茶と例の甘いものをおごってもらい、キノは旅の話をしました。

昼過ぎに、そろそろ出国しようとした時、
2日前に国の外で会った男がやってきて、キノに向かって、
モトラドに積んである荷物を全部置いていけと言いました。
男は入国し、この国の住人になったのだと言いました。

キノが男の要求を断ると、男はキノにパースエイダ―を向けました。

その時、「矢が飛んできて、男の右腕や左足の甲に当たりました。
この国の住人達が、みんな武器を持って集まってきます。

老人は男に、この国では、人を殺すという行為は、許されていない、
禁止されていないということは許されてるということではない、
と言いました。

この国で人を殺した者、人を殺そうとした者、人を殺そうとする者は、
皆に殺されてしまうのでした。

男に名前を聞かれた老人は、レーゲルと名乗り、
杖に仕込んであった剣で男の胸を刺して殺しました。
皆が黙祷し、キノは出国しました。

出国して最初に会った20代ほどの若い男は、
治安が最悪で強盗を何人も殺す羽目になった国を出て、
安全な国に住みたいと言いました。

キノは男に、あの国をお勧めしました。
男はキノに、あの国に関する変な話として、あの国では、
クレープを山にして出すのは本当かと訊きかけましたが、やめました。
きっと男は、人を殺すことができる国だというのは、
もう知っていたのでしょうね。


というあらすじなのですが、何だか禅問答のような話でしたね。
要するにこの国は、住人全員が「警察官であり裁判官であり、
死刑執行人である国だ、ということなのかもしれません。
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