星新一「早春の土」のネタバレ解説

若い週刊誌の記者が、記事のネタを探しに、
塀で囲まれた神経科の病院にやってきました。

記者は知り合いの院長に、
患者ひとりひとりに話を聞きたいと言います。

殺人狂なんていうのはいないんでしょうね、
と記者は院長に訊きますが、
ここの連中は、自分の作り上げた空想を信じはしますけど、
ほかの点ではまったく善良そのものです、と院長は言い、
記者を残して自分の部屋に戻っていきました。

記者は患者たちの写真を撮り、
古ぼけたマントをはおり、
穴を掘り続けている男に話しかけました。
その男は、海賊船の船長のような形の、
紙の帽子を被っていました。

記者は穴を掘るのを手伝い、適当に男に話を合わせます。

男は金を掘り出そうとしていると言いました。
海賊船の船長になりきっている男は、
肩の上にとまっていると信じているオウムに言われ、
穴を掘っているのだそうです。

もちろん記者にはそのオウムは見えませんでしたが、
話を合わせて見えるふりをします。

記者は深くなった穴の底にうずくまり、
カメラのフィルムを入れ替えました。

その時、「男は記者の上に土を被せ、
記者を埋めてしまいました。

男は、自分の存在を認めてくれる者を埋めておけば、
一年後には黄金に変る、とオウムに言われ、
そんなことをしたのでした。


というあらすじなのですが、
いまいち記者に同情する気が起きないのは、
記者が患者の男を騙して、笑い者にしようとしていたせいでしょうか。                  スポンサードリンク

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