星新一「ある研究」のネタバレ解説

主人公の男は、ある研究に没頭していました。

しかし、主人公の妻は主人公のに対し、
「あたしと研究と、どっちが大切なの」
と強い語調で言いました。

妻は主人公にまともに働いてほしい、
新しい毛皮が欲しい、と訴えます。

主人公は権力者である老人にかけあい、
みなに協力してもらえないかと訴えます。

しかし老人は、どんな役に立つ研究なのか説明できないのに、
みなを説得することは自分にもできない、と断ります。

老人はこのへんで思いとどまって、
家族を安心させてあげなさいと主人公をさとしました。

未練を残しながら帰宅した主人公に、妻は、
研究用の資料を捨てて、毛皮を手に入れてきて、と言いました。

主人公は諦め、「木の棒やくぼみのある板など、
火を起こすための材料を川に捨てました。

みなで協力して、交代で棒を板にこすりつづければ、
火になってくれそうな気がしましたが、
誰も主人公がやろうとしていることを理解してくれなかったのです。

主人公が研究を諦めたため、人類が火を所有するには、
また何万年かの時間を待たなければなりませんでした。


というあらすじなのですが、これは「叙述トリックの話ですね。

現代が舞台の話だと思わせておいて、
実は原始時代より前の話だったわけです。

人類は火を所有するようになってから、
飛躍的に文明を発展させてきました。

そういう意味では、
最初に自力で火を起こせるようになった人こそが、
エジソンを凌ぐ人類史上最大の偉人なのですが、
名前が残っていないのは残念なことです。
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No title

この作品において
筆者の星新一は読者に何を伝えたかったのですか


Re: No title

> この作品において
> 筆者の星新一は読者に何を伝えたかったのですか

叙述トリックが使われている話なので、読者を驚かせたかったのでしょう。
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