大樹連司・鬼頭莫宏「ぼくらの~alternative~」1巻1章「≪教師≫」のネタバレ解説

ぼくらの~alternative 1 (1) (ガガガ文庫)


鬼頭莫宏さんの「ぼくらの」を、
大樹連司さんがノベライズ化した「ぼくらの~alternative~」1巻1章、
「≪教師≫」のネタバレ解説です。

「alternative」は、原作のキャラをオリジナルのキャラと入れ替えたり、
死ぬ順番を入れ替えたりと、大幅な改変を行っているにもかかわらず、
アニメ版よりも面白いと評判です
(アニメはマキ編まではそんなに悪くない感じだったんですけどね……。
キリエ編以降はどうしようもなかったです。
ただ、原作を読まずアニメ単体で見れば、
よく纏まっているという意見もあります)。

小説版は非常に厳しいスケジュールで書かれたらしく、誤字脱字が散見されますが、
それでも面白いです。

原作がある漫画の小説版ということで、
原作を読んでいることは前提にして解説したいと思います。

「プロローグ」の解説も1章にまとめてしまいます。

まず、「プロローグ」は導入的なエピソードです。
「中学生になった時、ぼくらはもう一人前で」から始まる、
原作漫画のプロローグの文章と、登場人物紹介があります。

小説版の「子供たち」の数は、14人。
ワクこと、和久隆。
コズエこと、倉坂梢。
カコこと、加古功。
キリエこと、切江洋介。
ツバサこと、柊つばさ。
チズこと、本田千鶴。
マコこと、阿野摩子。
コダマこと、小高勝。
コモこと、古茂田孝美。
アンコこと、徃住愛子。
マリアこと、一之瀬マリア。
カンジこと、吉川寛治。
ウシロこと、宇白順。
カナこと、宇白可奈、です。

原作から外れたメンバーは、
矢村大一、門司邦彦、町洋子、半井摩子、阿野万記の5人です。

新しく加入したメンバーは、
倉坂梢、柊つばさ、阿野摩子、一之瀬マリアの4人です。

まず、倉坂梢は足が不自由で車椅子に乗っている、
大人しい性格の少女です。
父親がサッカー選手です。

柊つばさは、原作のモジ編に登場した柊つばさと同じ設定ですが、
モジと入れ替わるように自然教室へやってきました。

阿野摩子は、原作の半井摩子と阿野万記を足して2で割ったようなキャラです。
半井摩子の母親が、マコが小さい頃に亡くなり、
マキの代わりに阿野家に養女として迎え入れられた、という感じです。

一之瀬マリアは、アフリカ系アメリカ人で軍人の父親と、
日本人の母親を持つハーフです。
ギャルっぽい外見ですが、性格は女戦士(?)っぽい感じです。

原作よりも女子率が高くなっていますが、
これはライトノベルのレーベルのガガガ文庫から出版された影響かもしれません。

第1章が始まります。

2週間の自然学校も終わりに近づき、ワクたちは磯辺で自然観察をしていました。

ワクは、海で遊ぶことができないコズエの傍で話し相手になっています。

そこへ、全身黒づくめの服を着た、ツインテールの謎の美少女が現れ、
「あなたたち、世界を救ってみない?」
と話しかけました。

この世界を襲う十五体の敵を、巨大ロボットを操縦して倒すという、
ゲームをしないかと誘いました。

ワクたちが同意すると、いつの間にか廃校になった小学校の中にワープしていました。

ワクたちは「聖なる石版」に手をついて、選ばれし勇者の契約を結びます。

カナが石版に手を触れようとしたところで、意地悪なウシロが手をはたいて止めますが、
マリアがカナを抱きあげて強引に契約させてしまいます。

最後に、謎の美少女は名前を聞かれ、「槇島摩耶子(まきしままやこ)」と名乗りました。
ニックネームは「マーヤ」です。

既に「摩子」という名前のキャラがいるのに、
「摩耶子」という名前のキャラを追加するのは「わかりにくっ」と思いますが、
そういう名前なのだから仕方がありません。
っていうか、「ま」で始まる名前の女の子キャラが多すぎます。

マーヤが戦いはもう始まっていると言ったところで、ワクの記憶は途切れます。

自然学校が終わり、帰りの船の中。

いつの間にか、船内に見慣れない「ヌイグルミ」がいました。
そのヌイグルミはコエムシと名乗ります。
原作漫画のコエムシとはデザインが違っていますが。

コエムシはマーヤのことをお嬢様と呼び、敬語キャラですが怒りっぽい性格です。

外に出て、あまりにも大きなロボット――≪人形≫を見ます。

コックピットに転送されると、そこにはマーヤと、
二十代後半くらいの疲れた雰囲気の男、≪教師≫がいました。

≪教師≫は原作漫画のココペリに相当するキャラです。

≪教師≫は≪人形≫を操り、適性怪獣の≪蜘蛛≫を殴ります。

と、そこへ国防軍の戦闘機がやってきますが、
戦闘機は≪人形≫の攻撃に巻き込まれて火の玉となりました。

≪教師≫は≪蜘蛛≫を蹴りあげて亀のように引っくり返し、
弱点の球体を取り出し、破壊しました。

≪教師≫は「君たち……」「た……」と何かを言いかけますが、
言い終える前にコエムシが転送してしまいました。

その夜。
船の中で寝つけなかったワクは、甲板に出ます。

すると、そこでツバサがナギという男の子と携帯電話で話していました。
この世界では携帯電話を持っている人は珍しいです。

そのまま、しばらくツバサとお喋りをします。
カコはチズのことが好きだからいつも一緒にいる、
チズを取らないであげてね、という感じのことをツバサは言います。

その後、「コズエちゃんのことが好きなの?」とツバサに訊かれ、
小学校卒業までやっていたサッカーを中学になってからやめたことを話します。

自分には当たり前にできることがコズエにはできないのだから、
弱い子を守ってあげなくちゃ、という気持ちでコズエと一緒にいるのだ、
とワクは言いました。
が、その後で、本当にそうなのかと自問しました。

また、ツバサも自分が2人の幼馴染から同時に好かれており、
その片方が心臓病で倒れてしまった、という話をします。
その子と連絡を取るために携帯電話を持っていたのでした。

今後の戦いについての不安に押し潰されないよう、ワクは海に向かって叫びました。

本土に戻ると、コズエはワクに向かって、
いま自分のことを呼ばなかったか、と訊ねます。
ワクもコズエも気付いていませんが、コズエが次のパイロットに選ばれたのでした。

また、コズエは迎えに来ていた父親をワクに紹介しました。
ワクは自宅に戻ってから、コズエが元プロサッカー選手だったことに気付くのでした。

と、ここまでで一章は終わりです。

まだ少年漫画っぽい雰囲気ですが、
いよいよ、2章から子供たちの凄惨な戦いが始まります。

(原作 鬼頭莫宏「ぼくらの~alternative~」1巻 1章 2章 3章 4章                  スポンサードリンク

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