時雨沢恵一「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。」2巻のネタバレ解説

男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (2) ―Time to Play― (下) (電撃文庫)


この記事は「首絞めプレイ」シリーズ2巻のネタバレ解説です。
1巻のネタバレ解説はこちらです

2巻は、似鳥演じる「ミーク」というキャラの初台詞の収録から始まります。
似鳥は新人の声優なので心配でしたが、見事に「ミーク」を演じ切ります。

ミークは、人間に作られた生き物、ホムンクルスであり、オッドアイの美少女です。
というか、この「首絞めプレイ」の作中作「ヴァイス・ヴァーサ」に登場するホムンクルスは、
全員が美形でオッドアイなのですが。

似鳥はアフレコの前に何か呟いていたので、主人公はそれについて質問しました。
すると似鳥は、「タイム・トゥ・プレイ」と言っていたのだと教えてくれました。

「演技の時間だよー」という意味なのだそうです。

特急列車での似鳥との会話も続いており、
誤字脱字とか印税とか確定申告とかの生々しい話もしました。

(ちなみに、しまうましたはこの本の中で脱字を発見してしまいましたw
2巻の初版303ページ14行目にある、
本当なら「手に入れた」となっていないといけない箇所が、
「手にれた」になっていますw)

そして――運命の五月十五日がやってきます。

この日が、主人公が似鳥に首を絞められた、問題の日でした。

主人公は今どこに住んでいるのかという話になり、
主人公は学校のすぐ近くのマンションだと答えます。
よかったら遊びにおいでよと主人公が何気なく言うと、似鳥は挙動不審になりました。

やがて似鳥が洗面所へ行き、
その間に主人公は9月発売予定の「ヴァイス・ヴァーサ」11巻の原稿のチェックをします。
現在は、まだ9巻までしか発売していないので、実に2巻も先の原稿です。

その11巻の中で、主人公はミークを戦争で死なせる予定でした。

似鳥が戻ってきた後は、締切が大変だという話とか、
他の電撃文庫の作家(書き忘れていましたが、
主人公は電撃文庫からデビューしました)の話とか、
「ヴァイス・ヴァーサ」のアニメに関する話とかをします。

終着駅まで残り10分という頃になり、似鳥は今日最後の質問として、
「ヴァイス・ヴァーサ」の原作はこれからどうなるのかという話をしました。

それに関しては言えないと主人公は言い、車内のトイレへ行きました。

用を足し、戻ろうとしたとき、突然似鳥がトイレの中に入ってきて、
主人公を押し倒しました。
そして、首を絞められ――長い長い走馬灯を見ていたのでした。

が、そんな走馬灯も終わり、主人公は、
似鳥に首を絞められている「現在」に意識を戻します。

主人公は、「自分の死についてはどうでもよかったのですが、
似鳥を殺人犯にするわけにはいかないと思い、抵抗することにしました。

似鳥の長い黒髪を引っ張ると、その黒髪が外れました。
実はそれは黒髪のカツラであり、似鳥の地毛は茶色だったのでした。
さらに、主人公が似鳥の顔を叩くと、似鳥のカラーコンタクトが外れました。

そして主人公は意識を失い――終着駅の救護室で目を覚ましました。
救護室の中には、主人公と似鳥、
主人公が似鳥に首を絞められているのを発見した女性の車掌、
『神代(かみしろ)』という名前の似鳥のボディガードの女性、
中年男性の駅員、中年の制服警官と若い警官、この7人がいました。

主人公は一命をとりとめたわけですが、
このままだと似鳥は殺人未遂の現行犯として逮捕されてしまうので、
主人公は心の中で『タイム・トゥ・プレイ』と叫び、一世一代の演技を始めます。

主人公はと似鳥は『首絞めプレイ』を愛好しているバカップルであり、
今回はちょっと首を強く絞めすぎたせいで大事になってしまった――
というストーリーを、主人公は警官たちに説明しました。

結構無理のあるストーリーだったのですが、被害者がそう主張している以上、
警官も深くは追及できず、主人公たちは解放されました。

似鳥は神代に付き添われて姿を消し、その翌日のアフレコは休みました。
翌週の月曜日から水曜日まで、
似鳥は風邪を引いたということにして学校を休みましたが、木曜日には登校しました。

ところで、主人公の通っている高校の国語の授業では、
生徒が持ち回りで自分の好きな小説を朗読することになっていました。

そこで主人公は、自分が書いた『ヴァイス・ヴァーサ』の11巻の原稿を、
昔ネットで発表されていたのをプリントアウトしたもの、ということにして朗読し、
後ろの席に座っている似鳥に聞かせました。
ミークは戦争で死んでしまうが、再びホムンクルスとして再生するのを示唆する、
という感じの内容でした。

さらにその後、主人公は似鳥と廊下ですれ違ったときに、
『貸しにしとくぜ! ステラ!』と言いました。

すると、その日の放課後、似鳥は再び、特急列車に現れたのでした。
先週のことには触れずに、ポテトチップの話で盛り上がります。
先週、主人公の命を救った女性の車掌を誤魔化すために、2人はバカップルのふりをし、
似鳥は主人公の頬にキスをしました。

一方、主人公は心の中では似鳥の正体について考えていました。
似鳥の正体は、以前主人公にファンレターを送ったステラ・ハミルトンだったのです。

日本人と白人の混血の彼女は、目立つオッドアイのせいもあって虐められていました。
当時高校2年生だったのは飛び級をしていたからでした。

似鳥は2年前に偶然『ヴァイス・ヴァーサ』を読み、境遇と外見が似ているミークに自らを重ねました。

似鳥はミークを演じるために声優になり、
学校で虐められないようにカツラとカラーコンタクトで外見を変えていたのでした。

そして後日、『ヴァイス・ヴァーサ』の大ファンだという見知らぬ女子のクラスメートから、
主人公が朗読で発表した11巻の原稿について質問攻めになるところで、

この物語は終わります。

というあらすじなのですが、いやー、面白かったですね。

実を言うと、しまうましたは、主人公が似鳥に首を絞められている理由
ミークを作中で殺したから)については、1巻の序盤で気付いていたのですが、
似鳥の正体に関しては黒髪のカツラが外れるシーンまで気付きませんでした……。

結構露骨な伏線もあったんですけどね。まだまだ修行が足りません……。


そしてこのシリーズは、3巻に続きます。 見やすい記事一覧はこちらです。
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