湊かなえ「山女日記」第1話「妙高山」のネタバレ解説

山女日記


この「山女日記」は、
毎回主人公が変わる連作短編という形式になっています。

第1話「妙高山」の主人公である、丸福デパートの店員の江藤律子には、
同じデパートに勤める野村堅太郎という婚約者がいました。

ところが堅太郎は、律子には無断で、
律子はいずれ退社して堅太郎の実家で同居するという話を、
堅太郎の家族に話していました。

律子には退社するつもりも同居するつもりもなく、寝耳に水で、
婚約者に対して不信感を抱きました。

そこで律子は、丸福デパートのアウトドアフェアで一目惚れした
ダナーの登山靴を購入したこともきっかけとなり、
山に登って結婚について見つめ直すことにしました。

同じフロアで同期の、芝田由美と舞子の3人で妙高山に登る予定だったのですが、
舞子は風邪で休むことになりました。

実は律子は、律子と堅太郎の結婚の仲人の元原部長と、
由美が不倫しているのを目撃したことがあり、
由美のことを嫌っていました。

他に、由美は時間にルーズで、他力本願なところもあり、
誰にでも優しい舞子が律子と由美の仲を取り持っているような状況でした。

そんなふうにして、仲の良くない同僚と一緒に
妙高山に登ることになってしまった律子は、
登山中、当然のように由美と喧嘩をし、
不倫のことを知っていると口を滑らせてしまいます。

ところが、「元原部長とその奥さんの代わりに、
由美が元原部長の母親を見舞に老人ホームへ行っていることが判明すると、
少し由美に対して同情心が沸いてきました。

律子は由美に、どこを目指しているのかと訊ね、
逆に『りっちゃんのゴールは何?』と訊かれます。

また、自由そうに見えた、見知らぬおばさんグループたちからコーヒーを貰い、
おばさんたちも若い頃は苦労していたという話を聞き、
結婚はゴールではないと律子は思ったのでした。


というあらすじなんですけど、この短編だけだとちょっと消化不良な終わり方ですね。

一応、主人公は替わるものの、2話の「火打山」にも由美と律子は登場します。

(山女日記 1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話                  スポンサードリンク

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