三上延「ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~」断章Ⅰ「小山清『落葉拾ひ・聖アンデルセン』」のネタバレ解説

志田が橋の近くの河原で『落葉拾ひ・聖アンデルセン』を読んでいると、
栞子さんが現れました。

栞子さんは、『落葉拾ひ』を貸して欲しいと言い、
志田は栞子さんに手渡しました。

すると栞子さんは、「宮内多実子からの『よかったら電話して』という伝言を、
志田に伝えました。

彷書月刊はページの端が折られていたのに、
志田が売りに来た老人の本には手製の栞が挟まっていました。
どこまで読んだか分かるようにページの端を折る人間が、
手製の栞まで作って本に挟むのは不自然です。

そのことから栞子さんは、多実子の夫と老人は別人なのだと見抜きました。

栞子さんが志田から借りた『落葉拾ひ』の背表紙にも黒い印が書かれていました。

志田が背表紙に印をつける老人に声をかけたのも、
自分も同じ癖を持っていたからなのでした。

つまり、多実子の夫は志田なのでした。
志田は老人に自分の事情を話しており、
いざというときは老人に自分の身代わりになってもらう予定でした。

志田は前の妻から、離婚後に生まれた志田の息子が心臓病にかかっており、
その手術費用のために5000万円貸してほしいと頼まれ、貸したのでした。

しかし本当は前の妻には息子などおらず、
詐欺の前科のある愛人と逃亡してしまいました。

志田は、電話の件に関しては考えておくと栞子さんに返事をしました。
すると栞子さんは、智恵子と会いたいので仲介してほしいと志田に頼みました。

大輔だけではなく栞子さんも志田と智恵子の繋がりに気付いており、
自分が連絡をとりたいときにとれるよう、
あえて志田を泳がせていたのでした。

しかし、智恵子との繋がりが大輔にバレた志田は、
もう智恵子とは連絡を取り合っていませんでした。

今は自分の代わりの人物が智恵子と連絡をとっているだろうから探してみろ、
と志田は栞子さんにアドバイスをし、公衆電話のあるコンビニへ向かいました。
ただし、まだ電話をかけるかかけないか、踏ん切りはついていませんでしたが。
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