星新一「協力的な男」のネタバレ解説

しばらく前に起こった強奪事件のことで
頭を悩ませる刑事たちのところに、
1人の青年がやってきます。

刑事たちは最初、
その青年が事件の目撃者だと思って話をするのですが、
何と自分が犯人であると青年は告白します。

青年が30分くらいかけて自白し、
刑事たちは喜ぶのですが、報告を受けてやってきた上役は、
その青年は何か事件があるたびに、
私がやりましたと自首してくるのですが、
それは全部作り話だった、と説明しました。

青年は今までに、嘘の告白を9回も繰り返していたのです。
怒った刑事に警察を追い出された青年は、
『いままでの九回がうそだったから、せめて十回目は、
本当の話をしてあげようと思ったのに』
と呟きます。
その青年のポケットには、
強奪事件で盗んだ札束が入っていたのでした。

さて、これはオオカミ少年の話ですね。
オオカミが来たぞ、と何度も嘘をついていた少年は誰からも
信じてもらえなくなり、本当にオオカミが来たときには
オオカミに食べられてしまいました。

しかし、この青年は『私がやりました』と何度も嘘をつくことで、
見事に犯人扱いされずに済んだのです。

これと似たような事件が2012年の初めにも起こりました。
オウム真理教の元幹部、平田容疑者が、
警察の情報提供の電話窓口に電話をしたのですが相手にされず、
警視庁本部の機動隊員にも自分は指名手配犯だと言うのですが、
悪質ないたずら扱いされて追い払われてしまった、という事件です。

これは確かに警察の怠慢でしたが、
世の中にはそれだけ『自分が犯人だ』と
やってもいない罪を自白する人が多いということなのでしょうね。
逆に、本当に無実なのに無理矢理自白させられて、
何十年も服役させられてしまう人もいますが……。

警察にはもう少し慎重な捜査をしてほしいものです。
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