乙一「箱庭図書館」第2話「コンビニ日和!」のネタバレ解説

主人公の「僕」(1話の「僕」とは別人)が、
島中ちより、という20歳の後輩と一緒に、
チェーン店ではないコンビニで働いている、という場面から物語は始まります。

個人経営のコンビニなので閉店時間と開店時間があるのですが、
閉店時間を過ぎても、ある男が帰ろうとしませんでした。

「僕」が声をかけると、その男は商品のカッターナイフを使い、
強盗に変身してしまいました。

しかし、このコンビニはあまり流行ってないので、
レジの中にも大してお金はありません。

島中のアイデアで、お金の代わりに商品を持って帰ってもらうことで
強盗に納得してもらうことにしたのですが、そこへ警官がやってきます。

普通なら警官が来るのは天の助けになりますが、
強盗は「僕」を人質にして誤魔化せと命令します。

警官は何か不審を感じ取っている様子で「したが、
『僕』と島中も強盗に協力していることもあり、帰って行きました。

強盗も毒気を抜かれたように、何も盗まずに帰って行きました。

そして翌日、『僕』と島中は大学の学食で反省会をします。

実は『僕』と島中はコンビニの店員ではなく、強盗犯でした。
島中は先輩の潮音から3万円を借りていて、
その返済のためにコンビニ強盗をしようとしたのです。

店員になりすましていたのは、客に異変を悟らせないためでした。
が、金庫は空っぽで何も盗めませんでした。

秋になると、コンビニの店長がパソコンのソフトの違法コピーの販売で逮捕され、
コンビニは閉店してしまいました。

年末に交差点で、就職活動中と思しきスーツ姿の強盗を見かけたところで、
物語は終わります。

あとがきによると、店長を悪人にして読者の倫理観とのすり合わせをしたらしいですが、
それが成功しているかと言うと、ちょっと微妙ですね……。
店長に菓子折りは送ってますけど、結局警察には自首していないわけですし。

どうせ乙一さんは今までにも殺人鬼を主人公にした作品をいっぱい書いているんだし、
思い切って主人公2人を完全に悪役にしてしまってもよかったんじゃないかと思いました。

もしも原作者に気を遣ったせいで主人公2人を悪役にできなかったのだとしたら、
本末転倒じゃないかと思います。
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