東川篤哉「ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~」第2話「彼女の爪痕のバラード」のネタバレ解説

山脇敏雄という、28歳の冴えないけれど誠実そうな男が生野エルザ探偵事務所を訪れます。

山脇の依頼は、1ヶ月前に失踪した恋人、北村優菜を捜して欲しいというものでした。

さっそくエルザと美伽は、北村優菜の家へ向かいます。
優菜の母の典子は夫と離婚しており、現在は高岡祐次という恋人がいるのだそうです。
エルザは山脇の依頼で優菜を捜していることを説明しますが、
結構ですと話も聞いてもらえませんでした。

典子と話をするのを早々に諦めたエルザたちは、
優菜が失踪する直前までバイトしていたスナック『紅』を訪れます。
50代のスナックのママに話を聞くと、5月10日までは普通に仕事していたのですが、
11日以降音信不通になってしまったのだそうです。

そこへ、菅谷良樹という山脇の同僚の男が来店します。
菅谷の視線は完全に、目立つタイプの美人であるエルザが独り占めをしており、
美伽はふくれっ面になります。
やけになって、南牟礼(みなみむれ)美伽子という適当な偽名を名乗りました。

ちなみに、ちょっと「南牟礼」でググってみたのですが、野球選手の苗字でした。
相変わらず東川さん、野球好きすぎですねwww

優菜に言い寄っていた男に心当たりはないかと菅谷に尋ねると、
前島誠二という父親が市議会議員をやっているドラ息子が優菜を狙っていたと証言しました。

前島誠二は威張っていて気取っていて頭悪いくせに女好きで、しかも金遣いが荒い男です。

いますよね、そういうドラ息子。
しまうましたの同級生にもいましたが、大っ嫌いでした。

そのままスナック『紅』でお酒を飲み、泥酔した翌日。

エルザと美伽は前島誠二の家を訪れました。
ここでもまた、前島の視線はエルザに固定されており、美伽はガン無視されます。
怒り心頭の美伽は、今度は源五郎丸美伽子と名乗りました。

ちなみに、グーグル先生によると、「源五郎丸」というのも野球選手の苗字でしたw

エルザが北村優菜の名前を出すと、前島はあからさまに怪しい態度をとりました。

その後、依頼人の山脇に電話連絡をすると、山脇は優菜の自宅を調べてみると言いました。
典子の恋人の高岡祐次がいないときを狙えば、家に入れてもらえるのだそうです。

その翌日、高岡が相模川の河川敷で死体となって発見されたというニュースが流れました。
現場となった相模川へ行くと、1話で美伽が警察に拘束された際、
エルザの友達だと名乗った美伽に特別な興味を抱いていた刑事、宮前がいました。

宮前と少し当たり障りのない会話をした後、エルザと美伽は優菜の家へ行きます。

ちょうど高岡祐次がいない時間で、しかも山脇が亡くなったことをニュースで知っていた典子は、
昨日に比べると協力的でした。

山脇は昨日優菜の家を訪れた際、たったの15分で何かを見つけて帰ったと典子は言いました。

エルザと美伽も典子に頼み、1時間ほど優菜の部屋を調べさせてもらいます。
が、1時間経っても事件の手がかりを見つけられずに焦っていたところ、
ギリギリになってエルザは何らかの手がかりを見つけたようでした。

しかし、名探偵という人種はとにかく助手に隠し事をしたがるので、
美伽は詳しいことは教えてもらえませんでした。

その夜、エルザと美伽が「優菜の部屋に潜んでいると、犯人がやってきました。

エルザと犯人は乱闘になります。
ベッドの下に潜んでいた美伽も、物干しざおで犯人の足を狙い、
おかげで犯人を無力化できました。

犯人は悔しそうに、もうひとり女がいたんだったな、と言い、
『南牟礼美伽子』という名前を口にしました。

美伽の名前を南牟礼美伽子だと思い込んでいるのは、世界でただ1人、菅谷良樹だけです。
あのギャグにしか思えない会話が伏線になっていて、
こんな場所で生きてくるとは、さすが東川さんです。

優菜は菅谷にこの部屋の中で殺される際、目覚まし時計のボイス機能付きの目覚ましを使い、
菅谷良樹に殺されたというダイイング・メッセージを残していたのでした。

優菜が失踪してから1ヶ月間、ずっと4時になると優菜のメッセージが流れていたのですが、
誰も部屋にいないため気付かれなかったのです。
昨日優菜の部屋を訪れた山脇はそのことに気付き、
直接菅谷を問い詰めようとして逆に殺されてしまったのでした。

そして結局、前島は事件とは無関係で、過去に優菜に何か後ろめたいことがあって、
それを隠そうとして逆に疑わしい態度になってしまったのだということになりました。


というあらすじなのですが、「同時期に山脇、菅谷、前島の3人の男に言い寄られるとは、
優菜モテモテですね。
そのせいで殺されてしまったのですから、美人というのも大変だな、
としまうましたは他人事のように思ったのでした。
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