西尾維新「まよいキャッスル」のネタバレ解説

2013年8月17日の読売新聞に掲載された、
「まよいキャッスル」のネタバレ解説です。

八九寺は、「赤毛のアン」の作者モンゴメリの著書「青い城」の話を振ります。
「青い城」は、余命1年を宣告された主人公が、
残りの人生をどう生きるかという話らしいです(しまうましたは未読です……)。

タイトルの「キャッスル」はここからとったものなのでしょう。
前話の「つばさボード」も小説がテーマの話でしたが、
どうやらセカンドシーズンの宣伝は小説をテーマにするみたいですね。

八九寺は、1年後に死ぬとしたら何をするかと阿良々木くんに訊ねます。
すると阿良々木くんは、「何もしないという、ある意味贅沢な回答をしました。

話の冒頭で八九寺は『赤』ではなく『青』の話をしましょう、と言っているのですが、
『赤毛のアン』の原題は『Anne of Green Gables(緑の切妻屋根のアン)』であり、
日本では緑のことを青とも言うから、
赤毛のアンでも『青』の話なんじゃないかと突っ込みます。
それに対し、八九寺は、日本では赤ちゃんのことを『みどりご』とも言いますし、
と誤魔化しました


というあらすじなのですが、今回は何と、語り部を八九寺が務めています。
ショート・ショートとも言えないような短い話とはいえ、
語り部が八九寺なのは、シリーズを通してこれが初めてです。

阿良々木くんと八九寺が会話しているだけの話なのですが、
詳しい時系列とかは不明です。
普通の小説なら必ず入っている情報を極限まで排除しても物語として成立するのか、
という実験的な小説のようにも見えます。

ただ、「物語シリーズでは『怪異そのものは語り部になれない』、
という台詞が何回かあるので……。

もしかすると――八九寺が生き返って人間になったときの話なのかも?

と思ったのですが、10月26日に掲載された『しのぶサイエンス』では、
普通に忍が語り部を務めていたので、その可能性はなさそうです。


ちなみに、次回「なでこミラー」は9月21日に掲載されました。                  スポンサードリンク

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