加納朋子「モノレールねこ」第5話「セイムタイム・ネクストイヤー」のネタバレ解説

モノレールねこ (文春文庫)


今回は、5歳の娘を亡くした母親が主人公、という重い内容の話になっています。

主人公は、当時5歳の娘の誕生日に泊まった思い出のホテルに、
娘が生きていれば6歳の誕生日に泊まることにしました。

主人公には夫もいるのですが、夫はついてこなかったので、
たった1人で1年前と同じ部屋に泊まることにします。

すると、主人公は亡くなったはずの娘の姿を目撃しました。
バーへ行ってその話をすると、バーテンダーは、
このホテルでは年に1回だけ、亡くなった人の幽霊を見ることができるのだと言いました。
しかも幽霊は成長していき、喋ることもできるのだそうです。

主人公は翌年も同じ日に同じ部屋を予約しました。

主人公は毎年、死んだはずなのに成長している娘にプレゼントを渡し、
短い会話を楽しみました。

毎年毎年……そして10年が経過しました。

主人公はホテルマンに、「10年前に自分は死のうとしていたことを告白しました。

ホテルマンたちはグルであり、主人公の夫の協力の元、
娘によく似た子に娘の演技をさせていたのでした。
主人公もそれを知っていながら騙されているふりをしていたのです。
ただし、その子が男の子であることには気付いていませんでしたがw

主人公が10年目にして娘の幽霊の正体を話題に上げたのは、
余命半年と告知されていたからでした……。

しかし、ホテルマンに説得されて、
来年も主人公が生きていたら同じ日にホテルに来ることを約束するところで物語は終わります。


というあらすじなのですが、これは何とも切ない話ですね。
しかし、死んだ子の年を数えるという、やってはいけないことをやっているのに、
心が温かくなります。                  スポンサードリンク

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