加納朋子「レインレイン・ボウ」最終話「青い空と小鳥」のネタバレ解説

レインレイン・ボウ (集英社文庫)


第7話の主人公、片桐陶子は祖母と2人暮らしをしています。
牧知寿子の死から数ヶ月が経過したある日、
祖母が天窓を作りたいと言い出し、桐子は気軽に承諾しました。

その日、会社へ行くと、長瀬里穂から電話がかかってきました。

ここで少し時間が遡ります。
実は長瀬里穂は数ヶ月前から失踪していたのです。
里穂の親から知らせを受けた陶子は、
かつてのソフトボール部のメンバーに連絡をとってみます。

今までの章の主人公たちが入れ代わり立ち代わり登場し、
最終話に相応しい構成になっています。

ソフトボール部のメンバーたちのうち何人かが、
知寿子の幽霊を見たかもしれないという話をしました。

そして冒頭の里穂からの電話に話が戻るのですが、
里穂はすぐに通話を切ってしまいました。

翌日、陶子は知り合いの萩という男に誘われ、
三好由美子の勤めている社員食堂へ行きました。

事情を知った由美子は独自に調べてくれ、その調査の結果、
知寿子は最初に里穂と一緒に受かった会社の入社前健康診断で、
落とされていたことが判明しました。

そこで里穂は、知寿子が2つ目の会社に受かったとき、
知寿子になりすまして知寿子の身代わりに健康診断を受けていたのでした。
つまり、知寿子の会社は知寿子の心臓が悪いことは知らなかったのです。

それを知寿子の兄と一緒に調べて知った坂田りえは、
知寿子が死んだのは里穂のせいだと責めてしまい、
その言葉にショックを受けた里穂は失踪してしまったのでした。

そして失踪した里穂は、意外な場所にいました。
何と、陶子の家です。
天窓を修理するからと寝室を空けていた陶子の祖母が、
里穂を寝室に匿っていたのでした。

物語は、陶子が祖母の寝室のドアをノックするところで終わります。

その後は読者の想像に委ねられているのですが、
みんなから慕われていたキャプテンの陶子ですから、
うまく説得したのではないかと思います。
                 スポンサードリンク

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

新世界より(上) (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
Author:しまうました
見やすい記事一覧はこちらです。
スポンサードリンク

十二大戦

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)

このブログについて
見やすい記事一覧はこちらです。
このブログの記事は管理人「しまうました」の独自の解釈によるものなので、制作者の意図したものや一般に考えられているものとは異なる場合があります。
個人の趣味でやっているブログなので、解説してほしい本のリクエストは受け付けていません。
重要なネタバレ箇所は白字にしてあるので、反転してお読みください。
現在、荒らしをした人物のコメントを拒否しており、巻き添え規制される場合があります。詳細はこちらに書いてあります。
承認したコメントに対しても、管理人は基本的には返信しません。また、後日予告なく削除する場合があります。ご了承ください。
今月の人気ページ
人気ページの集計期間は30日間です。2017年8月9日リセット。
スポンサードリンク
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
スポンサードリンク

ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)

業物語 (講談社BOX)

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)

悪の教典 上 (文春文庫)

                amazon人気本ランキング  楽天ランキング
RSSリンクの表示
リンク
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
記事一覧
見やすい記事一覧はこちらです。