加納朋子「レインレイン・ボウ」第4話「緑の森の夜鳴き鳥」のネタバレ解説

第4話「緑の森の夜鳴き鳥」の主人公は、看護師の井上緑です。

受け持ちの患者さんが亡くなり、緑が屋上でこっそりと泣いているところを、
胃潰瘍で入院中の医大生、美沢彰に見つかってしまいました。
どうして泣いているのかと訊かれましたが、緑は無視して走り去りました。

それ以来、美沢は看護師たちに対して反抗的な態度をとるようになりました。

ある日、美沢の母親が美沢を探していたので、
ここだろうと見当をつけて屋上へ行くと、美沢が煙草を吸っていました。

そこで美沢は、医者になることを親に強制されていた、という話をします。
が、緑はそれを甘ったれていると一刀両断しました。

そんなとき、緑は、病院に定期検診に来ていた牧智寿子と再会しました。
時系列的には、智寿子が亡くなる前の話なのです。

美沢の話を聞いた智寿子は、美沢には自殺願望があるのかもしれない、と言いました。

緑が長瀬理穂の話を振ると、智寿子は思いがけない話をします。
智寿子と里穂は同じ大学へ進学し、さらに同じ会社を志望していました。
そして2人とも同じ会社の就職試験に合格したのですが、
智寿子は土壇場で別の会社へ就職しました。
その理由は「重たくなった」からなのだそうです。

それから2週間後に、智寿子は亡くなりました。
その葬儀の翌日、またしても美沢がいなくなりました。

屋上へ行って美沢を見つけた緑は、智寿子の話をします。
それを聞いた美沢は、「親が勝手に裏口入学させていたことを知り、
裏切られたような気持になっていたことを告白しました。

実は緑も、兄がお金のかかる私立大学に進学したせいで、
兄よりも成績がいいのに看護学校に通うことになったことで
鬱屈とした気持ちを抱いていたことを告白しました。

しかし、美沢も緑も、口にした瞬間にそれは甘ったれたつまらないものになってしまうから、
誰にも言えなかったのです。
多少スッキリした2人は、それぞれ前へ進む決意をしたのでした。
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