時雨沢恵一「キノの旅」4巻9話「たかられた話」のネタバレ解説

シズと陸は、田舎にある小さな国を訪れました。

その国は、数年前から盗賊にずっとたかられているのだそうです。
盗賊は月に1度はその国を訪れ、食糧を奪っていきます。
盗賊に逆らえば何をされるか分からず、住人達は言いなりになっていました。

その話を聞いたシズは、迷路のように複雑な町の中を案内してもらいます。

翌日、盗賊が来るのを待っていました。

盗賊の数は22人です。
シズは、
「これで最後にしてくれませんか?」
と、盗賊に頼みました。

当然、そんな願いが聞き入れられるわけがなく、盗賊はシズにパースエイダ―を撃ちました。

が、シズにパースエイダ―は通用しません。シズはほんの数秒の間に8人を殺しました。

さらに、シズは町中に潜み、次々と盗賊を殺していきます。
ほんの数ページの間に21人も殺し、最後の1人になりました。

他に仲間はいないことを確認した後、その1人も殺します。

そして、やがて住人達が家から出てくると、
殺さなくもよかっただろうと、一斉にシズを非難しました。

その国を追い出されたシズに向かって、
『たかられましたね』
と、陸が言いました。
タイトルの『たかられた話』は、
あの国の住人が盗賊にたかられた話という意味だけではなく、
シズがあの国の住人にたかられた話、という意味もあったわけです。

あの国は気に入ったかという陸の質問に対し、
昨夜は『まあね』と言っていたシズが、
国を追い出されたときには『さあね』と答えているのが、何とも可哀想です。


ところで、この話の後日談が4巻1話の「像のある国」ではないかと思いますが、
あんな像を作られたところでシズは浮かばれませんよね……。

また、この話は、黒澤明監督の「七人の侍」のパロディなのではないかと、
しまうましたは思います。                  スポンサードリンク

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