伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない①」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)


伏見つかささんの『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』1巻の
ネタバレ解説です。
本当のタイトルには「①」はついていないのですが、
分かりにくいので便宜上つけています。ご了承ください。

さて。
主人公の高坂京介――17歳の高校2年生には、
高坂桐乃という14歳、中学2年生の妹がいました。

桐乃は茶髪でピアスをしている、
成績優秀で陸上部のエースというリア充っぽい美少女なのですが、
京介とは仲が悪く、殆ど会話もない状態でした。

そんなある日、京介は玄関で桐乃とぶつかり、
桐乃はバッグの中身をぶちまけてしまいます。

その後、京介は靴箱の裏から、「星くずウィッチ☆メルル」という、
大きなお友達向け女子小学生向けのアニメのDVDケースを発見します。
母親が帰宅したため自室にそのDVDケースを持ち帰った京介は、
ケースの中に入っていたのが「妹と恋しよっ♪」という
エロゲーであることに気付きます。

夕食の際、両親と妹が揃った場面で京介が揺さぶりをかけると、
桐乃がひっかかりました。
さらに、コンビニに行ったふりをしてこっそりと自室に戻るという、
古典的な罠を仕掛けると、桐乃が京介の部屋を漁っていました。
京介は桐乃に「星くずウィッチ☆メルル」を押し付けます。

それから2日後、京介は寝ているところを突然桐乃に起こされます。

「人生相談」と称して桐乃の部屋に呼ばれた京介は、
桐乃がモデルのアルバイトのギャラで、
「妹もの」というジャンルのエロゲーを大量に購入し、
所持していることを知らされます。

第2章に入り、京介の幼馴染である田村麻奈美ルートがあり、
京介は麻奈美とのゆるい会話を楽しみます。
初期の原作の2章では、毎回麻奈美がメインの話があったので、
麻奈美ルートと呼ばれています。

それからさらに数日後の日曜日、京介は桐乃に部屋に呼ばれ、
例の「妹と恋しよっ♪」をやらされることになりました。

翌日、桐乃にそのエロゲーをやったかと訊かれますが、
もちろん京介はやっていませんでした。
「妹と恋しよっ♪」の全年齢版を貸され、
京介は桐乃と2人きりでプレーさせられます。

その後、桐乃にはこういうオタク趣味を共有できる友人がいないことに気付き、
京介は「友達、作るか」と言いました。

京介は麻奈美のアドバイスもあり、
SNSでオフ会を捜し参加しようと提案します。

そうして見つけたのが、「オタクっ娘あつまれー」というコミュニティでした。

翌日、「オタクっ娘あつまれー」の管理人、沙織・バジーナから連絡があり、
オフ会に参加することにしました。

オフ会は秋葉原のメイド喫茶で開かれるので、
京介は先にそのメイド喫茶に潜入していました。
やがて桐乃たちがやってきますが、高身長でぐるぐる眼鏡をかけている、
典型的なオタク像をした沙織の姿に京介は吹き出します。

オフ会はそれから2時間ほど続きましたが、
いかにもリア充なギャルっぽい恰好をした桐乃は浮いてしまい、
まともに会話することもできませんでした。

桐乃は意気消沈して帰ろうとしますが、そこへ沙織が声をかけてきました。

京介も交えて、二次会に行こうと誘われます。
マックへ行くと、そこには桐乃とは別のベクトルで浮いていた、
邪気眼厨二病女の、ハンドルネーム「黒猫」が待っていました。

沙織は、オフ会でぼっちだった桐乃と黒猫を誘っていたわけです。
それに気付いてしまうと、同情されているみたいで複雑な気分になりますが、
沙織が凄くいい奴であるのは間違いないでしょう。
最初はぎこちなかった桐乃や黒猫でしたが、
やがて激しい口喧嘩をするほど仲が良くなりました。
ちなみに、この1巻での黒猫の出番は、殆どこれだけです。

オフ会の翌日、京介と麻奈美はモデルの仕事をしている桐乃を目撃しました。
また、母親から、桐乃が最近、イキイキしていると言われます。
それから数日後、京介はついに「妹と恋しよっ♪」をコンプリートしました。

そして、さらに数日後の日曜日の夕方。

桐乃は、警察官をやっている強面の父親・大介に、
「星くずウィッチ☆メルル」のケースに入った「妹と恋しよっ♪」を
持っているのを見つかり、対面していました。
ちなみに、桐乃がそんなものを持ち歩いていたのは、
アニメ漫画専門店のキャンペーンのポストカードが欲しかったからでした。

10分後、桐乃は家を飛び出していきます。

京介は、大介が桐乃の部屋を捜索するのを必死に止めます。
大介は部屋に入らない代わりに、桐乃のオタグッズを全て捨てるよう、
京介に命令します。

桐乃を追って外に出た京介は、
桐乃がゲームセンターで太鼓ゲームに八つ当たりしているのを発見します。
2人はスタバへ移動し、桐乃は泣きじゃくった後、真剣な表情で、
(オタクをやめると)あたしがあたしじゃなくなるの、
(妹もののエロゲーを)好きでいることだけは、絶対、やめない、
という意味のことを宣言しました。

それを聞いた京介は、「俺に任せろ」と言い、大介を説得することにします。

京介は、桐乃が家族と映っているアルバムや、
大介がひそかにコレクションしていた、モデルのスクラップや、
桐乃、黒猫、沙織の3人が楽しそうに映っている写真を見せ、
『この全部が桐乃なんだよ! 全部があって、初めてアイツなんだよ!
一つでも欠けたら、アイツじゃなくなっちゃうんだよ!』
と、叫びます。

その甲斐あって、大介は桐乃の趣味の一部だけは認めることにしました。
一部というのは、全年齢向けのものだけ、という意味です。
そこで京介は、18禁のエロゲーは、桐乃のものではなく、俺のものだ、
ということにします。

大嘘です。

さらに京介は、
『アニメも、エロゲーも、超・大・好き・だぁ―――――――っ!
愛していると言ってもいいね!』
『エロゲーは俺の魂なんだよ……っ!』
『分かったかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――っ!』
と、大嘘を叫びます。

その結果、京介は大介に殴られつつも、
何とか桐乃のコレクションを守ったのでした。

翌日の放課後、桐乃は照れくさそうに微笑み、
『人生相談、まだあるから』『ありがとね、兄貴』
と、最後の最後にようやくデレて、物語は終わります。


というあらすじなのですが、このシリーズの画期的なところは、
桐乃というキャラクターそのものだと言っていいでしょう。

性格以外は完璧な美少女である妹に、
妹もののエロゲーが好きという気持ち悪いオタク趣味がある、
というのは、思いつきそうでなかなか思いつかない設定だと思います。

特に、オタク趣味の内容を、ボーイズ・ラブが好きな腐女子、
という、ありがちな設定にしなかったのが良かったと思います。
〈俺の妹がこんなに可愛いわけがないシリーズの記事リンク〉
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