石持浅海「玩具店の英雄 座間味くんの推理」4話「玩具店の英雄」のネタバレ解説

津久井、大迫、座間味くんのいつものメンバーは
新宿のイタリアンのお店に行きました。
そこで、いつものように津久井が事件の話をします。

9月初めにハロウィンの衣装を買いに、
娘と一緒に玩具店に来ていた警察官は、
悲鳴を聞き駆けつけ、
女性店員が中年男性に包丁で刺される現場に遭遇しました。

犯人と出口との間に警察官がいたため、
犯人は男の方に駆けてきました。
警察官は交通課勤務だということもあり、
戦意を喪失してしまいます。

警察官が犯人に刺されるかと思いきや、
警察官と知り合いの民間男性の榊が犯人を突き飛ばしました。
その後、榊は何度も犯人の頭を棚にぶつけたのですが、
打ちどころが悪かったらしく犯人は死んでしまいました。

榊は傷害致死で逮捕されてしまいましたが、
世間は榊を英雄扱いし、執行猶予がつきました。

その話を聞いた座間味くんは、
事件の際に、榊が不自然な態度をとっていると指摘しました。
それは、榊が子どもの安全を確保しなかったことです。

そもそも榊は本当に警察官を助けに行ったのか、
本当は知り合いの警察官を追っ払うために、
助けに入ったふりをしたのではないか、
と座間味くんは思考を進めます。

榊は玩具の携帯電話で包丁から身を守っていたのですが、
実は榊はその玩具を万引きしようとしており、
警察官の注意を犯人に向けるために犯人を店外に逃がそうと
していたのではいか――という、とんでもない結論に達しました。


というあらすじなのですが、
これは安楽椅子探偵ものとして非常に完成度が高い話だと思います。
表題作になるのも頷けます。

ただ、1つ難癖をつけるとすれば、
津久井は榊が包丁を受け止めたのは『玩具』だとしか
説明していないのに、
なぜか座間味くんはそれが『玩具の携帯電話』であると
知っていたのがおかしいのですが……。


しまうましたが読み落としているのでなければ、
これはもったいないミスだと思います。
編集者とか校正の人とかは気が付かなかったんでしょうか……。
文庫化するときには直してほしいです。                  スポンサードリンク

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