時雨沢恵一「キノの旅」3巻3話「同じ顔の国」のネタバレ解説

ある国を訪れたキノは、男は男、女は女、
まったく同じ顔をしていることに驚きました。

翌日、キノは役場から来た観光案内人から、
なぜみんな同じ顔をしているのか、
という疑問について説明してもらいます。

要するに彼らはみんなクローン人間なのでした。

彼らはこの地にやってきた男女の子孫であり、
ずっと自分自身のクローンを作ることで反映してきたのです。

この国には子どもを作るたびに厳しい試験があり、
その試験を突破しなければ子どもを作ることはできません。
これに関しては、現実世界で「普通の」
子どもを作る親よりも立派だなあ、と思います。
その気になれば、
身体さえ健康な人なら誰でも子どもを作ることはできます。
しかし、誰でも作れるからこそ、虐待や子殺しが絶えません。

この「同じ顔の国」のように免許制にすれば、
少しはマシになるのでしょうが、まあ、現実的に考えて、
そんなことをすればますます親になるハードルが上がり、
超少子化になるから無理でしょうね。

話は逸れましたが、クローンを作る工場を見学したキノは、
案内人の家に招待され、そこで昼食をとりました。
そこには何人もの同じ顔をした子どもたちがいましたが、
キノはしばらくすると彼らの見分けがつくようになりました。

翌日、晴れやかな気分で出国したキノでしたが、
そこに潜伏していた兵士たちに連れられてテントへ行き、
兵士たちが『同じ顔の国』を徹底的に破壊するのを目撃しました。

彼らはあの国を、クローンという悪魔的所業をする国だと忌み嫌い、
滅ぼすことにしたのでした。
その後、キノは指揮官から、
彼の娘であるという双子の姉妹の写真を見せられます。
まあ、双子とクローンは違いますが、
一卵性双生児の場合は遺伝情報は全く同じになりますからね。

かつては現実世界でも、
双子が忌み嫌われ差別されていた時代がありました。

そして――滅びたと思われていた『同じ顔の国』の人達でしたが、
実は地下シェルターに避難していたため無事でした。
また、例の案内人が実は大統領だった、ということも明らかになりました。


というあらすじです。

クローン人間はSFでは散々使い古されたネタなのですが、
ファンタジー世界に登場すると斬新に感じるのが不思議です。 見やすい記事一覧はこちらです。
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