時雨沢恵一「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。」1巻のネタバレ解説

男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (1) ―Time to Play― (上) (電撃文庫)


正式なタイトルは、上記の広告の通り、
「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、
年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。Ⅰ -Time to Play- 〈上〉」
なのですが、あまりにも長すぎて1行には収まりませんw

信じられないくらい長いタイトルですwww
そんなわけで、記事のタイトルではほんの少し省略しました。

ちなみに小説の内容もタイトルそのまんまという感じです。

物語は主人公が、ヒロインの似鳥絵里(にたどり・えり)という、
表紙の黒髪ロングの女の子に首を絞められているところから始まり、
そのときに走馬灯という形で過去を振り返る、という構成の話になっています。

ちなみにこの主人公、名前がありません。
しょうがないので、この記事の中では「主人公」と書くことにします。
ちなみに、似鳥からは「先生」と呼ばれています。

主人公は『ヴァイス・ヴァーサ』というライトノベルを中学生のときに完成させ、
電撃小説大賞に送ります。

『ヴァイス・ヴァーサ』は「異世界飛ばされ不死身もの」という感じの内容で、
作中作の主人公の真(しん)は、
ファンタジー的な戦争が続いている異世界に飛ばされるのですが、
そこで自分とそっくりな外見の「シン」という王子と出会います。
その異世界では不死身だということに気が付いた真は、
シンの影武者として活躍する……という感じの話です。

奇数巻では真が異世界へ行くのですが、偶数巻ではシンが異世界から地球へやってくるという、
異世界ものの美味しいところどりをしている感じの話です。
ホムンクルスの「ミーク」をはじめとする個性豊かなキャラが登場する、大人気のラノベです。

年齢を理由に大賞受賞は見送られたものの、主人公は高校1年生のときにデビューを果たします。
さらに、デビュー作のシリーズのアニメ化まで果たします。

その後、小説の執筆やアニメの設定作りに集中するため、主人公は高校を一年休学し、
二年生に進級すると似鳥と同じクラスになりました。

クラスでは、主人公がうっかり年上だということをバラしてしまったせいで、
友達が全然できなくて孤立しています。
ラノベ作家だと言えば大人気になるのでしょうが、主人公は覆面作家なので、
それは言えません。

当然、似鳥にもラノベ作家だということは内緒にしていたのですが、
最初のアニメのアフレコに原作者として参加した際に似鳥に顔を覚えられており、
似鳥にはバレてしまったのでした。

主人公と似鳥は、金曜日のアニメのアフレコに参加するため
(似鳥は声優として、主人公は原作者としてですが)、
木曜日の放課後に特急列車に乗ります。

その特急列車の中で、似鳥は主人公を質問攻めにし、
主人公がそれに答えるという感じの会話が中心となり、ストーリーは進んでいきます。

デビューまでの苦労話について語ったり、
長い文章タイトルは食傷気味だという自虐的な話があったり、
あとがきは考えるのが大変だから嫌だという感じの話がありますw

他にも色んな話をしていて、例えば、
似鳥は「ミーク」という名前のホムンクルスのキャラクターを演じているのですが、
その名前にはどんな意味があるのか、と似鳥は主人公に尋ねます。
「ミーク」はロシア語で「瞬間」という意味だと答えると、似鳥は感激した様子になりました。

また、ファンレターの話になったときには、
主人公は2年前の10月にもらった、とても印象的なファンレターのことを思い出しました。

ファンレターの送り主は「ステラ・ハミルトン」という、当時高校2年生の女性でした。
ステラは日本にいるときは「ガイジン」と虐められてしまい、
親の母国でも虐められていました。
何度も何度も死にたいと思っていたステラを救ったのが、主人公が書いた『ヴァイス・ヴァーサ』でした。
ステラは、『ヴァイス・ヴァーサ』を読んでいるときだけは辛いことを忘れることができたのだそうです。
ステラが好きなのは、主人公の「真とシン」よりも、サブキャラクターのプルートゥとミークでした。

そのファンレターを読んで感動した主人公は、『ヴァイス・ヴァーサ』のポストカードに「ありがとう!」と書き、
返信を出しました。
主人公が返事を出したのはこれ一通だけという、思い出深いファンレターでした。

という感じで、1巻は主人公が似鳥に首を絞められながら、似鳥との会話を回想しているという、
ただそれだけの内容で終わり、2巻に続いてしまいます。

でも、それが面白いんですよね。
ラノベ作家の裏話的な話とかが思う存分堪能できるので、ラノベが好きな人にお勧めの逸品です。

さてさて、こんなに主人公と仲が良さそうな似鳥は、なぜ主人公の首を絞めてしまったのでしょうか?
それが明かされるのは、2巻です。
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