伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑨」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 (電撃文庫 ふ 8-14)


「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」9巻のネタバレ解説です。

この9巻は短編集です。
今までにも短編集のような作りの巻はありましたが、
今回は全部京介以外が語り部を務めており、
あのキャラは心の中ではこんなことを考えていたのか、
というふうに楽しむこともできます。

まずは、黒猫の妹の日向ちゃんの視点で話が進む、
「あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使」

小学1年生の妹の珠希ちゃんの書いた作文に、黒猫のことが書いてありました。
きっと、これを読んだ先生はリアクションに困るだろうなあ、という感じの内容です。

1巻のオフ会に参加する前の黒猫は、
携帯電話に架空の厨二病の友人を登録しまくっている、痛い人でした。
いや、今も充分に痛い人ですけど。

しかし、オフ会に参加して見事に友達を作ったことで、日向ちゃんも黒猫を見直します。
桐乃のことは「ビッチ」と呼ばせていましたがw
ただし、前巻で黒猫に彼氏ができたというのは信じていませんでした。
脳内彼氏だと思っていました。

だからこそ、8巻で京介と会った時には驚いたのですが、
黒猫の話ほどには京介がかっこよくないな、と思っていましたwww

そして、黒猫が京介と別れた日、
黒猫が号泣しているのを日向ちゃんは目撃してしまいます。

傷心の黒猫と温泉へ家族旅行に来た日向ちゃんは、京介が追いかけてきたのを見て、
かっこいい! と見直します。

そして、ビッチさんこと桐乃を紹介してもらうのですが……、
2人の「妹」と会った桐乃は発狂してしまったのでした……。


「真夜中のガールズトーク」
は、「あたしの姉が~」の続きを桐乃視点で見た物語です。

温泉宿へやってきた桐乃と京介は黒猫の家族と一緒に泊まることになったのですが、
その部屋割りは、「桐乃、黒猫、珠希」と「京介、黒猫のお父さん、お母さん、日向ちゃん」
というものになりました……。

別れたばかりの元カノの両親と同じ部屋に泊まらされるとか、京介にとっては拷問ですね。
娘から「運命の記述」を渡された父親も、それを読むのは拷問だったかもしれませんがw

桐乃は黒猫に、好きな人の顔を思い浮かべてと言った後、10秒待ってから、
「そんな人はいないよ」
と言いました。
この台詞を言うのが桐乃にとってどんなに辛いことなのかは、
11巻を読めば明らかになります。

シリアスなムードへなりかけたところへ、
京介が超カッコイイと興奮した日向ちゃんがやってきます。
自分が京介と結婚すると言った日向ちゃんに、桐乃も黒猫もマジギレしました。


「俺の妹はこんなに可愛い」
は、赤城浩平の視点で話が進みます。
タイトルと語り部だけで既にヤバそうな話だと予想がつきますね。

まだ可愛い妹が腐女子であることに気付いていなかった頃。
クローゼットの中に人の気配を感じた赤城は中へ手を伸ばし、瀬奈の胸を掴んでしまいます。
ビンタされてお礼を言った後、赤城はどうしてこんなことをしたのかと瀬奈を問い詰めます。

瀬奈は赤城を芸術(アート)のモデルにしていたのでした。
そして、赤城は妹が腐女子であることを知りました。

という「自慢話」を京介にしたところ、京介はドン引きします。
ふとした話しの流れで、どちらの妹の方が可愛いかという話になり、2人はマジギレします。

翌日の昼休み、2人は家から持ち寄った妹の写真を見せ合い、デュエルをします。

しかし決着がつかず、麻奈美にどちらの勝ちかと尋ねますが、
「どっちも気持ち悪いと思うよ~」
と麻奈美は答えました。
ちなみに8巻の一件で、クラスの女子から二股チャラ男疑惑をかけられており、
「土下座しろよカス」などといじめられているのだそうです。
……まあ、、、クラスの女子はみんな麻奈美の味方でしょうからね。

その帰り道、京介は桐乃に頼んで写メを送ってもらいます。
さらに、らぶらぶツーショットプリクラまで見せつけ、赤城の完敗かと思われますが、
そこへ瀬奈が現れます。

話を聞いていた瀬奈は、兄の頬にキスする写真を京介に撮らせ、京介は勝てませんでした。


「カメレオンドーター」
この話は沙織が語り部を務めています。
また、この話が9巻に収録されている短編の中で一番長いです。

まだ12歳だった沙織は、姉の香織に拉致され、6巻に出てきたマンションへ連れて行かれます。
そこでサークル『小さな庭園(プリティガーデン)』のメンバーを紹介されます。
元厨二病の真田信也、
色んなペンネームを使い分けている来栖彼方や、
「ほっしー」という人などがいます。

実は「来栖彼方は加奈子の姉であり、マスケラの原作者でもありました。
彼方は信也をモデルにしてマスケラを描き、
さらにメルルの同人誌を書いている、桐乃の好きな絵師でもあります。
そしてさらに、ぐるぐる眼鏡の沙織・バジーナの元ネタでもあるという、
実は3人組と深い縁のある人物でした。

また、『ほっしー』というのが星野くららの姉の星野きららであり、
1巻のオフ会で京介に深い印象を与えたメイドであり、
2巻や7巻の夏コミにも登場した人物じゃないかと思います。


沙織は『小さな庭園』が好きだったのですが、
香織が結婚して海外へ行ってしまったのをきっかけに、『小さな庭園』は崩壊してしまいます。

そこで沙織は自分がサークルを立ち上げてやると決意し、彼方からぐるぐる眼鏡を譲り受けました。

こういう裏事情が分かって1巻のオフ会を見直すと、感慨深いですね。
あのメイド喫茶を会場に選んだのも、オタク姿だったのも、
本当は内気な自分を奮い立たせるためだったのでしょうね。

そして時系列が現在に戻り、8巻の黒猫の引っ越し騒動でハブられた件について、
沙織は駄々をこねます。
「運命の記述」に描かれた「理想の世界」に自分がいないことにも拗ねます。

そこへタイミング悪く、帰国していた香織がいて、
『小さな庭園』のメンバーにも聞かれてしまいました。
でも、沙織はコンプレックスを持っている姉と、ちゃんと対決できました。
沙織を褒めてあげたいです。沙織かわいいよ沙織。

例の星野きららと来栖彼方が、京介や桐乃や黒猫に話しかけますが、それぞれの反応が面白いです。
特に黒猫は、彼方がマスケラの原作者だと気付いていないみたいですw


「突撃・乙女ロード!」
は、桐乃が瀬奈と乙女ロードに行ったときの話です。
一応説明しておくと、乙女ロードというのは池袋にある、
女性のオタク向けのお店がたくさん集まった場所のことです。

2人はどちらの兄の方がシスコンかという、どこかで聞いたような話になるのですが……、
これは瀬奈の方が分が悪かったですね。
マジキチなエピソードに関しては高坂兄弟の方が多いですから。

瀬奈は逃げ帰りますが、桐乃を男体化して京介とカップリングすることでリベンジしました……。


「過ちのダークエンジェル」
は、あやせが語り部を務めています。
加奈子から、例のマネージャー(京介のことです)を次のライブに呼んでほしいと言われ、
あやせは困っていました。

そんなところへ麻奈美から、京介が彼女と別れたという知らせが入ってきます。
「自分のために」京介が彼女と別れたと思い込んだあやせは京介に電話しますが、
普通に「違う」と言われます……。

うーん、でもこれ、あやせの立場にしてみれば無理もないと思うんですけどね。
前巻であれだけ怒ってましたし。

あやせに頼まれ、京介はメルルのライブ会場にやってきます。
京介の名前を忘れてしまっていた加奈子に、京介は例の赤城浩平という偽名ではなく、
京介という本名を教えてしまいます。

ちなみに、そのライブにはアニメのオープニングを歌っていた
「ClariS」がやって来るのだそうです。

しばらくして、楽屋へ「アリス」「クララ」と名乗る2人組の女の子がやってきました。
2人は何と、加奈子のファンなのだそうです。
加奈子は有頂天になりますが、ブリジットちゃんの様子がおかしいです。
京介はその理由を、アリスとクララの2人が実はClariSだからだろうと、あやせに説明します。

ブリジットちゃんは熱いお茶を出そうとして転んでしまい、
アリスとクララにかかりそうになったのを京介が庇ったのですが、
事情が分かっていなかったあやせに成敗されてしまいました。

その後、京介のところにメールが届き、
京介はライブを放り出してどこかへ行ってしまいました。
この話は次の「妹のウエディングドレス」に続きます。


「妹のウエディングドレス」
上の短編のライブに行きたかった桐乃でしたが、その前のモデルの仕事が長引いてしまい、
行けそうにありませんでした。
そこへ、サイズは大人用なのにデザインは小学校低学年の女の子向けの補助輪付きで、
おまけにメルルの痛チャリという、とんでもない自転車に乗った男が現れます。

彼こそが、我らがヒーロー、高坂京介でした……。

ライブに間に合わないと桐乃が京介にメールしたので、
御鏡さんから借りた自転車で迎えに来たのです。

面白がった美咲さんは、桐乃が着ていたウエディングドレスの衣装のスカートを破り、
自転車に座りやすいようにした上で、見に行けと言いました。
最後は、2人が手を繋いでライブ会場に到着したシーンで終わります。


という感じでしたが、全体の印象としてみると、妙に瀬奈の出番が多い気がしました。
事実上2つもメインの話がありますからね。

後は、遂に沙織の謎めいたキャラにメスが入ったのが良かったですね。

他のヒロインに比べて麻奈美の出番が本当に少ないんですけど、
まあ、しょうがないかな、という感じです。
このときの麻奈美の内面は描写しない方がいいでしょうし……。
一応、麻奈美は11巻で大活躍しますよ。
〈俺の妹がこんなに可愛いわけがないシリーズの記事リンク〉
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伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑧」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈8〉 (電撃文庫)


「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」8巻のネタバレ解説です。
この8巻は、7巻のラストから直接話が繋がっています。

黒猫にガチの告白をされた京介ですが、
目に涙を浮かべた黒猫を見ても、京介は何も答えられません。
そんな京介に、黒猫は正座を命じ、必死に自己アピールをします。

厨二病っぽい感じの、しかし純粋な気持ちは伝わってくる告白を聞いても、
京介は「考えさせてくれ」と言います。
翌日、打ち上げの後で返事を聞かせる約束をして、京介は帰宅します。

すると、家に帰ってもまた、桐乃に正座を命じられます。
昨日(7巻)の偽彼氏騒動事件の話をした後、
もし近いうちに告白されたら、真剣に考えてあげてと言われます。

田村屋に寄った京介は、麻奈美から何か相談したいことが
あるんじゃないかと訊かれますが、誤魔化そうとします。
しかし、「おこるよ?」という麻奈美の言葉にビビった京介は土下座します。
しかも、その土下座をクラスの女子に目撃されますwww

ところで、麻奈美の3年ぶりのマジギレ予告だと京介が言っていますが、
その3年前のマジギレは11巻で読むことができます。
ちなみに、麻奈美は黒猫のことで悩んでいるんだろうと気付いており、
黒猫とちゃんと向き合ってあげなさいと諭されます。

うっわあああああ、という感じです。
桐乃も麻奈美も、黒猫を押しのけて告白しようとはしないんですよね。
何か胸を締め付けられるような気分になります。

その昼過ぎに、京介、桐乃、黒猫、沙織の4人は夏コミの打ち上げをやり直します。
その際、3人は沙織に謝りました。
沙織は一瞬だけ鬼軍曹モードになって怒りますが、
やっぱり優しい性格なので許してあげました。

その後、遂にシスコンを自覚した京介は、
7巻のプリクラを携帯電話に貼ったのを他の3人に見せびらかします。

帰り際に、黒猫は沙織に、
1巻のオフ会の後、二次会に誘ってくれてありがとうとお礼を言いました。
沙織は泣きましたが、しまうましたも泣きそうになりました。

そして、黒猫を家まで送る途中、京介は黒猫と付き合うと返事をしました。

翌日。御鏡が家にやってきて、強引な頼みに負けてしまい、
京介は御鏡をゲーム研究会の部活動に連れて行くことになりました。

イケメンな御鏡を見た瀬奈はテンションを上げます。
ちなみに、御鏡の挿絵はこの話が初出なんですけど、
いくらイケメンのモデルという設定でも、この髪型はないんじゃないかと思います。

黒猫と付き合い始めたことを部員たちに報告した後、
京介と2人きりになった黒猫は、「運命の記述(デスティニー・レコード)」
という分厚いノートを見せます。

それは、黒猫が徹夜で、京介としたいことを書き綴ったノートでした。
京介はそのノートの通りに行動しようと言い、
まずは「先輩とデートする」ことになりました。

また、そのノートによると、黒猫にとっての理想の世界は、
食卓を囲んだ桐乃と京介が、誰かに『お前も混ざれ』と幸せそうに笑っている絵でした。
その誰かというのは、普通に考えれば黒猫のことでしょう。

第3章になり、京介はあやせに呼び出され、また手錠プレイを強要されました。
あやせは桐乃や麻奈美とは違い、京介に彼女ができたことで怒っていました。
個人的には、あやせの反応の方がまともだと思います。
しかし、あやせはあやせで、とんでもないヤンデレツンデレなので、
怒っている理由を説明することができず、京介を追い出してしまいます。

ところで、重版本では修正されているのですが、
初版本では、あやせが京介の手錠を外すという描写がありません。
あー……でもこれは、ミスに気付いた人の方が凄いと思います。
しまうましたも発売直後に初版本を読んだのに、
他の人に指摘されるまで全然気付きませんでしたよ……。
自分の読解力に自信がなくなりましたorz

それはさておき、階段から転げ落ちてしまった京介は、家に帰り、
例のプリクラを冷蔵庫に貼ったことで桐乃から責められました。
この巻は黒猫がメインの話なんですけど、
今まで散々京介を振り回してきた桐乃が、今回は京介に振り回されているせいか、
桐乃が異常なほど可愛く見えますね。

その後、怪我に気付いた桐乃に手当てをしてもらいました。
これも昔だったら考えられない行為ですね。

京介は家を出て、黒猫と待ち合わせていた学校の正門前に行きます。
そこには、変なポーズをして「聖天使の衣」を身に纏った黒猫……ではなく、
「神猫」にクラスチェンジした元黒猫がいました。
昨日部室で、いつから彼女の胸を触ってもいいかという話を聞かれたせいか、
胸に詰め物までしていましたw

ヨドバシカメラという、普通のデートコースからは外れた場所でデートした後、
2人は手を繋ぎます。
2人とも初々しくて可愛いのですが、黒猫は手を繋ぐのにも練習が必要だと言います。

そして、初期の頃からちょくちょく話に出てきた、黒猫のバイト先が遂に明らかになります。
母親の知り合いが経営している古本屋でした。
古本屋。なるほど、黒猫っぽいですね。
その後、2人は公園でお弁当を食べます。
そのとき京介は、お弁当の中身が草ばっかりだと文句を言いますが、
実はこれは黒猫の妹たちの意見を参考にしたのだと、9巻で明らかになります。

翌日は、黒猫は妹たちを家から追い出し、京介を呼びます。
京介は邪気眼カップルになるつもりはないと釘を刺すつもりが、話が噛み合ってしまいますw

しばらくして、突然黒猫がお風呂に入ってしまいますが、
そこへ黒猫の妹の五更日向ちゃんと珠希ちゃんが帰ってきて、大騒ぎになります。
ちなみに、黒猫がお風呂に入ったのは、午後から出かける予定だったからなのだそうです。

その数日後。
桐乃の書いたケータイ小説、『妹空』がアニメ化されることになったのだそうです。
桐乃は声優のサンプルボイスとかを聞いてニヤニヤしています。
結構可愛いのですが、このシーンはアニメだとカットされる可能性大です。
だって、アニメ版俺妹だと既に桐乃の小説アニメ化されてますからね。

その後、桐乃は携帯電話に貼ったプリクラを見せつけます。
さらに、待ち受けまで京介の画像になっており、焦った京介は携帯電話を奪おうとして、
ラッキースケベ状態になります。

黒猫の「運命の記述」を実行する「儀式」は着々と進行していきます。
2人でプールに行ったり、ゲー研で作ったゲームを一緒にプレイしたりします。
そのゲームを一緒にやろうと黒猫は桐乃を誘いますが、桐乃は逃げてしまいます。

また黒猫の家に遊びに行き、黒猫の厨二病エピソードを日向ちゃんから聞きます。
黒猫は浴衣に着替え、2人で花火大会を見に行きます。
黒猫は京介のことを「京介」と呼ぶようになり、とてもいい雰囲気です。

しかし――黒猫が示した「運命の記述」には、
『先輩と別れる』という、衝撃の言葉が書かれていました。
京介は非常にショックを受けますが、しまうましたもショックでした。
何かの間違いというか、誤植なんじゃないかと思いました。

しかし、第4章になり、瀬奈は黒猫が転校したと京介に教えました。
頭がおかしくなりそうな、現実でした。

ところで、何か瀬奈が可哀想ですよね。
黒猫の友達にするためにゲーム研究会に誘ったのに、
黒猫が先にいなくなっちゃうなんて……。

家に帰った京介は、黒猫に電話しても繋がらず、ふて寝してしまいます。
そして、深夜1時という時間に目が覚めた京介は、桐乃の部屋に行き起こしました。

夜這いと勘違いした桐乃は動揺しますが、1巻の冒頭の再現だと気付くと冷静になりました。
京介は『人生相談があるんだ』と言って事情を説明します。
黒猫の転校や、別れ話については、桐乃も知りませんでした。

後ろから桐乃に抱き締められ、自分に任せろと言われます。

翌日。桐乃が黒猫に連絡を取り、黒猫は現在位置を示す地図画像を送りつけてきました。
その地図の場所――温泉街へ行った2人は、ジャージ姿の黒猫を発見しました。

なぜ京介と別れたのかと詰め寄る桐乃に、
桐乃は自分と京介が付き合うことに納得していないのではないか、と黒猫は指摘します。
さらに、桐乃の口調を真似て、
『――ほんとはさ、美咲さん、あたしたちのデート……尾行してなかったとしたら?』
と、とんでもないことを言います。

まあ、正直に言うと、7巻の時点で予想してましたけどねw

そこから暴露大会になります。
桐乃は黒猫にデートのマニュアル本を貸してあげていたことも判明しますが、
どうやら桐乃は7巻のときに京介が本と違う行動をとったら怒っていたみたいです。
それを踏まえて7巻を読み直すと、桐乃がとても可愛いですwww

暴露大会の後、とうとう桐乃は、京介が誰かと付き合うのは嫌だと本音を口にします。

桐乃の気持ちを知ってもなお、自分を選んでくれるのかと黒猫は質問しますが、
答えようとした京介を『その続きを口にしたら、私は死ぬわよ』と止めますwww

そして、気絶してしまった黒猫を温泉宿に運び入れると、目を覚ました黒猫は、
引っ越し先は千葉県松戸市だと2人に告げました。
確かに遠くなりますが、
転校しなくても今まで通りの高校に通えそうなくらいの距離です。

ちなみに麻奈美は最初から、
桐乃のことが原因で上手くいかなくなるだろうと推測していたみたいです。

京介と別れたからと言って、黒猫は京介を諦めたわけではなく、
『運命の記述』には新たに、黒猫を出迎える桐乃と京介、という絵が追加されていました。

というあらすじなのですが、やっぱり黒猫を転校させちゃったのは、
このままだと黒猫が1人勝ちすぎて物語として面白くないからとか、
そういう理由なんでしょうか。

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伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑦」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫)



「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」7巻のネタバレ解説です。
この7巻は、京介にとっての、高校3年生の夏休みの話がずっと続きます。

6巻は桐乃が京介に「あんた、彼氏になってよ」という衝撃のセリフで終わりましたが、
実はそれは「彼氏のふりをしてほしい」という意味でした。
あんなに気になるセリフで引っ張っておきながら、こんなオチでした。

桐乃の所属しているモデル事務所の社長の藤真美咲さんが桐乃を
ヨーロッパにある本社へ桐乃を連れて行こうとしており、それを断るために桐乃は、
彼氏との時間を大切にしたいから、と嘘をついてしまったのでした。

前から思っていたんですけど、桐乃って結構嘘つきですよね……。

京介は赤城京介と偽名を名乗り、美咲さんに明日はデートだと嘘をつきました。
すると、桐乃のモデル友達から美咲さんがデートを監視に来るという情報が入ってきて、
本当にデートすることになってしまいました。

翌日。待ち合わせ場所に来た桐乃は、京介のことを「京介」と呼ぶと言います。
今まで桐乃は京介のことを「あんた」とか「あいつ」というふうにしか呼んでいなかったので、
違和感がありますね。
ちなみに、この嘘デート以降も桐乃は「京介」と呼び続けています。

さて、肝心のデートですが、桐乃は京介にエスコートさせたがりますが、
その内容にいちいち文句をつけてきます。
しかし、昔に比べれば桐乃も丸くなったので、まだ可愛く見えます。

デート開始直後に、2人は麻奈美と遭遇します。
その後、エロゲーの選択肢を参考にして映画を見た2人はフルーツパーラーへ行きますが、
そこで加奈子とブリジットちゃんと出会います。

最初はそこそこ機嫌のよかった桐乃ですが、
加奈子から「恋人って感じじゃなくね?」と言われたのを皮切りに、不機嫌になってしまいます。

ゲームセンターへ行き、ツーショットのプリクラを撮って出ると、そこには黒猫がいました。

さっきから思ってましたけど、いくら地元とはいえエンカウント率高すぎですね。
黄金の爪を取った直後並みです。

自宅に帰り、またしても些細なことで口喧嘩になってしまった2人ですが、
桐乃は京介にプリクラを投げつけ、
「もういい。次からは、本当の彼氏に頼むから」と衝撃的なことを言います。

第2章になり、あやせの家にお呼ばれした京介でしたが、部屋に入るなり手錠をかけられてしまいます。
あやせと手錠。似合いすぎです……。

混乱する京介に、あやせは例の桐乃と撮ったプリクラを見せつけました。
麻奈美があやせにデートのことを報告していたのです。

開き直った京介は、桐乃に彼氏がいるのかという話題を振ります。
その際、桐乃の好みは3つ以上年上だとあやせに告げると、あやせは思わせぶりに京介を見ます。
ちなみに、京介と桐乃の年齢差も3つなんですが……京介は気付いていないみたいです。

翌日、ゲーム研究会の部室に顔を出した京介は、部長の三浦が臭いことにショック受けます。
部屋の空気を入れ替えた後、三浦は、夏コミの2日目にゲー研のサークル参加決定を告げました。

京介は黒猫と一緒に下校した後、沙織に3日目に一緒に行こうと誘います。
家に帰ると、今瀬奈の部屋のクローゼットに隠れているというメールが届きます。
しかも、数分後に見つかってしまいました……。
もうあの兄妹は色々とおかしすぎますね。

帰宅した桐乃に、本当に彼氏がいるのかと問い質すと、「今度紹介してあげよっか?」と言われます。

その2日後、京介、桐乃、黒猫、沙織の4人は、3日目にサークル参加する黒猫の同人誌に、
自分たちも寄稿するという計画を立てました。

他の3人はまともなアイデアを出しましたが、
京介は何と……マスケラのコスプレ写真を載せると言い出しました。
うっわあ……という感じです。
もう京介、完全にオタクですよね。しかも、明らかに間違った方向性の……。

さて、いよいよコミケ当日ですが、2日目のゲーム研究会の話はカットされ、
いきなり3日目の話になります。

黒猫は桐乃に見立ててもらった白いワンピース姿で現れます。
まあ、桐乃のことですから、実はそれはエロゲヒロインの格好をさせていたんですけど、
とても似合っており、京介から「白猫」などと呼ばれて喜んでいました。

沙織が挨拶回りに行くと、フェイトさんが登場します。
フェイトさんは同人ゴロになっていたり、桐乃に借りたお金をFXで溶かしてしまったりと、
人間のクズっぷりに拍車がかかっていました。
アニメ版ではフェイトさんの設定が改変されていますから、
このシーンは間違いなくカットされるでしょう。

いよいよ一般の入場が始まりましたが、50部しか刷っていない同人誌はなかなか捌けません。
そこへ、瀬奈たちゲーム研究会のメンバーが集まってきました。
みんなは盛り上がりますが、桐乃だけが1巻のオフ会のような状況になっていました。
見かねた黒猫が京介に教え、瀬奈に頼んで買っておいてもらったメルルの同人誌を桐乃に渡した後、
桐乃は自己紹介をし、何とか溶け込むことができました。
桐乃は瀬奈と意気投合し、「せなちー」などと呼び始めます。

ところで真鍋くんは、三浦に借りた姉もののエロゲーを姉に見つかってしまったのだそうです。
そこで、男女を逆転させた高坂家の解決法(1巻の冒頭)を真鍋くんに伝授しますが、
ドン引きされます。そりゃそうです。

黒猫たちの同人誌も無事に(黒猫にとっては初めて)完売し、みんなでブースを見て回ることにします。
そこで、1巻のオフ会に登場したメイドであり、
2巻の夏コミで京介と桐乃をモデルにした同人誌を作ると言っていた女性と出会います。
多分ですが、この女性の名前は星野きららで、メルルの声優の星野くららの姉じゃないかと思います。

4章になってもまだコミケの話が続きます。
EBSというサークルに行った京介たちは、そこで御鏡光輝というイケメンと出会います。
水鏡は桐乃と同じ事務所に所属するモデルであり、デザイナーでもあり、
重度のオタクなのですがまだオタク友達がいないという……とにかく濃いキャラです。

翌日。ゲーム研究会の集まりの帰りに、京介と黒猫は一緒に帰りました。
その途中、黒猫は京介に誘導される形で、京介のことを
「好きよ……。あなたの妹が、あなたのことを好きな気持ちに、負けないくらい」
と言います。

これ、もう愛の告白も同然だと思うんですけど、桐乃が玄関前でその話を聞いた(?)ため、
話の流れが途切れてしまいます。
その後の桐乃は機嫌が悪くなり、京介、黒猫、沙織たちに向かって、
「あたし、御鏡さんと付き合ってるから」「もう、キスもしたし」
と爆弾発言をします。

すると黒猫は、「莫迦なお子様には付き合っていられないから」と帰ってしまいます。
さらに京介と桐乃は口論になり、桐乃も飛び出してしまいます。
後に残された沙織が可哀想ですが、沙織は気丈にも京介を激励します。

そして、8月17日。
桐乃は「御鏡を家に連れてきました。
京介の母親の佳乃ははしゃいでいますが、大介はむくれてしまい、部屋に閉じこもってしまいます。

一方、京介も御鏡に絡み、桐乃に平手打ちされます。
京介は大介のところへ逃げていきます。
大介と御鏡に関する話をしますが、このときの子どもみたいに拗ねている大介が可愛いですw

京介は御鏡のところへ戻り、「お前に桐乃はやらん」などと、シスコン全開なことを言います。
またしても桐乃がキレ、京介を何度も殴ります。
そして――御鏡と付き合っているというのは嘘であり、キスもしていない、と白状しました。

桐乃は京介に、あることに気付いてほしくて、御鏡に彼氏の振りを頼んでいたのです。

何に気付いてほしかったのか、泣いている桐乃は結局言わなかったのですが……、
まあ、想像がつきますよね。
京介は気付いていない可能性もありますがwww

ところで、この後あやせに電話をし、2章であやせが持っていたプリクラは、
桐乃のものなのではないかと仄めかされます。

そしてさらに巻末では、黒猫がとうとう、京介に本気の告白をします。
『私と付き合ってください』
と。そして、
『この告白から数日後――
  俺と黒猫は、恋人になった。』
という衝撃の地の文で、8巻に引っ張ることになりました。

ちなみに、わざわざ『恋人になった』と結果まで書いているのは、
前巻の『彼氏になってよ』という言葉が彼氏のふりをしてほしいという意味に過ぎなかったので、
そういうのではなくちゃんとした告白だ、というのを印象づけるためだったのでしょうね。

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星新一「サービス」のネタバレ解説

あるセールスマンが、新しい住宅街へ販売促進に来たところ、
ライバル会社のセールスマンと鉢合わせしました。

そこで2人は、同じ家に訪問販売をしに行き、
直接対決をすることにしました。

主人公は赤字覚悟でサービスしまくるのですが、
ライバルはその上を行き、
遂には庭の照明と、その電気代まで負担すると言いました。

主人公は負けを認めて立ち去りますが、
ある日、「飛行機の上からその住宅街を見下ろしたところ、
例の電気代まで負担した照明が、
ライバルの会社のマークになっていたのでした。


一応、この話のオチについて解説しておくと、
普通なら照明プラス電気代だけではなく、
照明設置料が必要になるところを『サービス』扱いにして無料にし、
おまけに新しいお得意さんの拡大にまで繋げてしまったわけです。
つまり、ライバル会社は損するどころか大儲けしていたのでした。

伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑥」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉 (電撃文庫)


「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」6巻のネタバレ解説です。
この巻からがアニメ2期の内容に相当します。

第1章は、加奈子がメインの話です。

4巻でメルルのコスプレ大会で優勝した加奈子は、
桐乃やあやせと同じ事務所で働くことになったのですが、
あやせはまだ、加奈子が隠れて喫煙しているのではないかと疑っていました。

そこで、またしても京介にマネージャー役をやってもらい、
ちゃんと禁煙できているのか確かめてきてほしい、とあやせに頼まれます。

加奈子とブリジットちゃんが出演する、
「メルル&アルファそっくりっ娘トークライブ」の控室へ潜入した京介は、
本当に加奈子が禁煙していることを確かめました。
その際、最初はブリジットちゃんをいびっていた加奈子でしたが、
やがてブリジットちゃんが本番で失敗しないように励まし始めました。

そして本番が始まると、予想通りというか何というか、桐乃がライブに来ていました。
今回は黒猫も一緒です。

無事に2人の出番が終わって戻ってくると、加奈子が苦しそうにしていました。
演技で加奈子を刺すふりをする予定だったブリジットちゃんが、
勢い余って加奈子を本当に刺してしまったのです。
刺したと言っても、小道具のレプリカソードですから刺し傷ができたわけではないのですが、
打撲で加奈子のお腹は赤くなっていました。

医者を呼びに行ったブリジットちゃんを待ちきれず、
加奈子は京介に付き添われて廊下に出ます。
そこで、外国人のデブオタなおじさん達に囲まれていたブリジットちゃんを発見し、
加奈子はブリジットちゃんを守ろうとします。
が、実はそのおじさん達は、ブリジットちゃんの親戚だったのでした……。

ブリジットちゃんはそれ以来、勘違いとはいえ自分を守ってくれた加奈子になついたのでした。

この話から加奈子のことが好きになった人(しまうましたのことです)は、
映画版ジャイアンの法則症候群の患者だと言えるでしょう。

第2章では、サプライズプレゼントがあるという、あやせからの電話があります。
そして、翌朝、麻奈美の髪型がいつもと違っていることに京介は気付きました。
普通に考えれば、それがあやせからのサプライズイベントなのですが、
ライトノベルの主人公らしく、鈍感すぎる京介は気付きません……。

その週末、京介は友人の赤城浩平と秋葉原に出かけました。
2人とも18歳になっているからと、ヤバいお店に入っていきます。
そこで京介は、麻奈美に似た女優が登場するDVDを、赤城とお金を出し合って購入します。
さらに、赤城が瀬奈へのSMグッズの「プレゼント」を買った後、6階に上がります。

そこで勇者たちを待ち受けていたのは、らぶドール――超精巧な等身大美少女型人形でした。
2人のテンションはMAXになります。

そこで、70万円という値段がつけられた、瀬奈にそっくりな人形を購入しようかと、
赤城は真剣に悩みます。
京介に正気に戻れと叫ばれ、赤城はその人形のカタログだけを購入することにしました。

その後、ハンバーガーショップで食事をしているときに、妹に関する話題になります。
赤城は瀬奈に対して惚気まくった台詞を吐きましたが、
いつの間にか瀬奈が背後に立っていたのでした……。

そして赤城は、瀬奈に例のカタログを発見されてしまいました。
Оh…….

という感じなのですが、この2章はアニメ化される際には色々と規制が入りそうですね。
赤城兄妹がメインという珍しい話なので残念ですが、
下手をすると、冒頭の麻奈美のエピソード以外は全部カットされる可能性もあります。

第3章は何と、沙織がメインの話です。
もうね、沙織ずっと空気になっていたので、これは素直に嬉しいです。

桐乃が帰国したので、それを祝うパーティーを開くつもりだったのですが、
沙織は急用が入ってしまってパーティーに来られなくなってしまいました。

そこで、いつものように黒猫が高坂家に来るという形で遊ぶことにしました。
しかし、「いつもの癖」で、黒猫が桐乃の部屋ではなく京介の部屋に入ってしまったことから、
雲行きが怪しくなり、喧嘩をしてしまいますが、京介はそれを微笑ましく思いながら見ていました。

そして、4巻で桐乃が京介に見せた、ダンボール箱の中のコレクションを黒猫にも見せます。
その際、アルバムの話になりますが、
今回はもう桐乃は京介にアルバムを見せようとはしませんでした。

そろそろ帰ろうかというところになって、沙織がやってきますが、
用事があったんだし、無理して来なくても良かったのに、
という、珍しく相手を気遣った桐乃の言葉に、沙織は傷つきました。
3ヶ月ぶりだからどうしても会いたかったのに……という沙織の気持ちを考えると、可哀相です。

翌日、麻奈美に一緒に帰ろうと誘った京介は、用事があるからと断られます。
最近忙しいのは京介のせいだと麻奈美は言うのですが、鈍感な京介は気付きません。

次の休日、京介と桐乃と黒猫の3人は、沙織の住む家を訪れることにしました。
沙織が住んでいるのは高級住宅街の中にある3階建てのマンションでした。

そこへ突然、迷彩柄の戦闘服を着た、長身の女が現れます。
彼女は、自分は沙織の姉の槇島香織だと名乗りました。

「香織」は、このマンションの部屋全部が自分たちの家だと、とんでもないことを言います。
お金持ちっぽいとは思ってたけど、本当にお金持ちだったんだなあ、羨ましいなあ、
としまうましたは――何でもありません。

それから、槇島姉妹のコレクションを見学させてもらっているときに、地震が発生します。
みんなは混乱しますが、「『香織』のポケットから落ちたぐるぐる眼鏡を装着した『香織』の誘導で、
みんなは避難しました。

そして、『おまえ……沙織だろ』と京介がツッコミを入れると、
沙織はサングラスにつけかえて、とぼけました。
京介が軽い気持ちでサングラスを取ると、沙織は悲鳴を上げました。

キャラを演じていたことを謝罪した後、沙織はみんなでコスプレをしようと言いました。
今回は京介も、『マスケラ』の主人公、漆黒のコスプレをします。
その際の京介のナルシストっぷりがひどいですが、実際、3巻の裏表紙とかを見た感じ、
京介と漆黒は結構キャラデザが似てるんですよね。

また、桐乃はいつも黒猫がコスプレをしている『マスケラ』の『夜魔の女王』のコスプレをし、
黒猫は『メルル』の『あるちゃん』のコスプレをしました。

そこへ、満を持して沙織が登場します。
素顔を晒した沙織は、いかにもな感じのお嬢様でした。
沙織には昔、姉の香織を中心とした友人関係があったのですが、
姉が結婚して海外へ行ってしまったことで、その関係は崩壊してしまったという過去がありました。

そこで、今度は自分が中心となった『オタクッ娘あつまれ』というコミュニティを作ったのですが、
桐乃が黙って海外へ留学してしまったことでショックを受けていた、という事情が語られました。


第4章では、アメリカで桐乃のルームメイトだったリア・ハグリィが初登場です。
桐乃曰く、リアは「世界で一番足が速い小学生」なのだそうです。

リアは高坂家にホームステイすることになりましが、
京介は帰宅時にリアや桐乃の全〇を目撃してしまいます。

桐乃はリアのことを妹のように感じていましたが、ちゃんと二次元と三次元の区別をつけているので、
「本物の妹」に接するような態度でした。

リアはかなりの悪戯好きで、桐乃のスカートをめくったり、
京介と一緒にお風呂に入ろうと言ったりと、京介や桐乃を振り回します。

秋葉原に行った際にも、今はなきラジオ会館の中で鬼ごっこをして遊ぼうとします。
エ〇漫画売り場で、小学生に見せてはいけない漫画を見てしまったリアを捕まえた後、
桐乃の通う中学校のグラウンドで、桐乃とリアは勝負をすることになりました。

5巻のラストで京介が渡米して桐乃と再会した日に、
桐乃はリアに初めて勝っていたのですが、リアはそのリベンジのために日本にやってきていたのでした。

桐乃は、重りを外して本気モードになったリアと百メートル走をします。
走ること以外はどうでもいいというリアと、
陸上以外にエロゲーとか友人関係も大事にしたいという桐乃の、一騎討ちの勝負です。
京介は桐乃を応援しますが、桐乃は負けてしまいました。

そして、リアが帰国した後、桐乃は京介に「お願い」があると言います。
そのお願いとは、「――あんた、あたしの彼氏になってよ」という、とんでもない内容でした。

続きが気になるところで終わりましたが、物語は7巻に続きます。
〈俺の妹がこんなに可愛いわけがないシリーズの記事リンク〉
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伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑤」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)


「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」5巻のネタバレ解説です。

4巻で桐乃がアメリカにスポーツ留学に行ってしまった後、
日本に取り残されたメンバーたちの話が続きます。

新入生として京介と同じ高校に入学してきた黒猫の本名が、
五更瑠璃(ごこうるり)であると判明します。
が、やっぱりこのブログでは黒猫と呼び続けることにします。

麻奈美を紹介してもらった黒猫は、
麻奈美のことを「ベルフェゴール」と呼ぶのですが、
それは4巻で黒猫が描いた漫画に登場するキャラクターのことです。

部活動の勧誘の前を通り過ぎるとき、黒猫はゲーム研究会の前で足を止めます。
その部長が作ったという難しいシューティングゲームをクリアした黒猫は、
部員の真鍋くんに誘われますが断ります。

黒猫が学校で孤立していることを知った京介は、沙織や黒猫と相談し、
京介と一緒に部活に入ることにしました。

そこで部長の三浦と会うのですが――実は三浦は、
4巻の深夜販売で京介に痛チャリを貸してくれた人物でした。
あのとき、連絡先を交換する描写がなかったので気になっていた読者も多いでしょうが、
やっぱり京介はまだ三浦に痛チャリを返していませんでしたw

想像していたよりも部の設備が整っていたので(という言い訳で)、
黒猫はゲーム研究会に入部することにしました。

黒猫がクラスメートから階段の掃除を押し付けられていることを知った京介と麻奈美は、
黒猫に何も言わずに掃除を手伝いました。
しかし、黒猫は反発し、
「私はあなたの妹の代用品ではないわ。莫迦にしないで頂戴」
と言い捨てました。

まあね……黒猫の立場に考えてみたら、自分がクラスで孤立していることで、
友達からあれこれ世話を焼かれるというのは、辛いですよね……。
むしろ、よくこれまでキレずに我慢していたな、と褒めてあげたいくらいです。

土曜日になり、新入生歓迎会がありました。
そこで、黒猫のクラスメートの女の子、赤城瀬奈が初登場します。
しかし、京介の思惑に反して、2人の仲は険悪でした。

それでも、「赤城」という名前に反応した京介は、
4巻の深夜販売で赤城が購入するために並んでいたゲーム、「ホモゲ部」について尋ねます。
すると、瀬奈は「あれ神ゲーですよね!!」と凄い勢いで食いついてきました。

さらに、得意ジャンルのマスケラのカップリングの話で、黒猫も瀬奈に追い打ちをかけます。
腐女子であることを暴露された瀬奈は発狂しますが、
京介は兄貴の赤城浩平に電話をし、何とか瀬奈を落ち着かせてもらいました。

その帰りに、京介は、妹がいなくなって寂しかったので、
妹のような存在である黒猫に構っていたのだと認めました。
しかし、これからもお節介を焼くと宣言しました。

ここで章が切り替わり、第3章に突入します。
三浦は、新入生の黒猫と瀬奈に、共同でゲームを作り、コンテストに応募しろと命令します。
2人が作っているゲームは全然違うものでしたが、
部員にプレゼンをして投票数の多かった方のゲームを作成するのだそうです。

京介もゲーム制作を手伝うことにしたので、帰りに初心者向けのハウツー本を買おうと、
本屋に行くと、そこで瀬奈と会いました。
瀬奈からお勧めのゲーム制作ハウツー本を選んでもらい、腐女子とか、
兄貴のことなどについて話をしました。

さらにその後、3巻の盗作事件に登場したフェイトさんが再登場します。
フェイトさんは就職活動中なのだそうですが、
ドラゴンボールのフリーザの台詞のパロディだと分かっていても、
「何を隠そう、私の年収は五三万です」
という告白には絶望してしまいます……。
いや、しまうましたも他人のことは言えないんですけどね。

ところで、アニメでは京介が1人で考えたことに改変されていましたが、
フェイトさんの、エントリーするジャンルを意識してみたらどうかという意見を聞き、
「エロゲー作ろうぜ!」
と、部室で爽やかな笑顔で言ったのでした。

確かに、エロゲーなら入選しやすそうですが、高校1年生の女の子にエロゲーを作らせるとか、
京介さんマジパねぇッス……。
部員全員に反対され、京介の案は没になります。

数日後、京介と麻奈美は1人でお弁当を食べている黒猫を目撃した後、
麻奈美は京介に、好みのタイプの女の子を訊ねました。
そこで京介は、見た目はあやせが、性格は麻奈美が好みのタイプだと教えるのですが、
「この何気ないやり取りがあんな惨劇を生み出すことになろうとは、
このときの私たちは予想もしていませんでした……」
というナレーションが入りそうな展開に発展します。

っていうか、眼鏡フェチの人向けのエロ本とか持っていたくせに、
京介の好みの外見は麻奈美じゃないんですね。奥が深いです。

さらに数日後、ダンジョン探索RPGを作りたいという瀬奈と、
中二病ノベルゲームをやりたいという黒猫のプレゼンがありました。
瀬奈は黒猫の案に対して駄目出しをしますが、黒猫は「オ〇〇ー」という単語を駆使しつつ、
桐乃のことを思い出しながら「でもこれがやりたいの」と言います。

プレゼンの段階では瀬奈の方が優勢でしたが、設定資料集などを読んだ後で投票したところ、
黒猫の完勝でした。
その理由は、瀬奈が部員たちをモデルにしたキャラでBLゲームを作ろうとしていたことが
判明したからでした……。

瀬奈は黒猫に負けたという結果を受け入れることができず、部室から逃げ出してしまいます。
結局、黒猫が1人でゲームを作り、
それを京介たちがサポートするという形でゲームを作ることになりました。

京介が自室で黒猫と2人きりになりデバッグをしていたところ、
致命的なバグを見つけてしまいます。
三浦や真鍋に相談しても、今回のコンテストへの参加は見送った方がいいと言われます。

しかし諦めきれなかった黒猫は、瀬奈のところへ行き、
ゲーム制作を手伝ってほしいと頭を下げました。
黒猫の思いがけない行為に動揺した瀬奈は、一緒にゲームを作ることにしました。
この辺の流れは、ベタだけど感動しますね。

その後、無事にバグを取った後、
結局黒猫と瀬奈は、2人のゲームを合体させて応募することになりました。
京介じゃなくても、最初からそうしておけよ! と突っ込みたくなります。

そしてコンテストの結果ですが――全然ダメでした……。
まあ、そうじゃないかなあとは思ったんですけどね。
クソゲーだという意味では話題になったようです。

そして第4章に入り、京介は黒猫からメールで校舎裏に呼び出されるのですが、
その直後に桐乃からもメールが届きました。
コレクションを全部捨てろ、という、4巻までの桐乃なら考えられないような内容でした。

京介はあやせに電話をしますが、そこで初めて着信拒否されていることに気付きましたwww
しかし、麻奈美があやせと電話番号を交換していたので、
麻奈美のケータイで連絡をとることにします。

麻奈美があやせと仲良くなった理由に京介は気付いていないようですが、これはどう考えても、
外見はあやせが、性格は麻奈美が好みのタイプだという京介の台詞が原因ですよね。

あやせに、桐乃の力になってくれと励まされた後、黒猫に会いに校舎裏に行きます。
そして、桐乃に会いにアメリカに行くと言った京介に、
黒猫は「呪い」だと言いつつ京介の頬にキスをしました。

家に帰ると、なぜか父親の大介もいましたが、
おそらく大介の方にも桐乃から何か不審なメールが届いていたのでしょうね。
アメリカに行く準備を済ませていた大介に送り出され、京介は本当に渡米しました。

そして桐乃の住む家を訪れ、エロゲーをやりにきたのだと、
4巻で桐乃からプレゼントされた『妹×妹~しすこんラブすとりぃ~』というエロゲーを見せます。
冷静に考えると、二次元であっても児童ポルノに厳しいアメリカの税関を通過できるわけがない
と思うんですけど……。
まあ、何か裏技を使ったのでしょうね。

エロゲーをやって調子を取り戻した桐乃は、連絡しなかった事情を説明します。
誰か1人に1勝するまでは連絡を取らないという自分縛りのルールを設けていたのですが、
その目標を達成できない……つまり、誰にも1度も勝てず負け続けていたため、
追い詰められた桐乃は、さらに自分の大切なエロゲーを捨てろとメールすることで退路を断とうと
していたのでした。

そんな桐乃に対し、京介は、一緒に帰ろうと言います。
そして、何とか念願の1勝を勝ち取った桐乃は、数日後に京介と帰国し、
空港で黒猫と再会したのでした。


というあらすじなのですが、この5巻はもう、完全に黒猫ルート一色でしたね。
1巻では殆ど出番がなかったのが嘘のようです。
桐乃がいなくても物語が成立してしまうと、何だか桐乃の存在意義すら怪しくなります……。

4巻までは学園生活があまり描写されてこなかったので、
個人的にはとても新鮮な内容でした。
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伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない④」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 (電撃文庫)

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」4巻のネタバレ解説です。

第1章は、桐乃とあやせの友人の来栖加奈子が初めてまともに登場する話です。

2月のある日、京介はあやせに呼び出されて公園へ行きます。
あやせは全く自覚なしに桐乃のオタク趣味を馬鹿にしてしまい、
挽回の意味も込めて、オタク関係のプレゼントをしたいのだが、
何をプレゼントしたらいいのか分からない――と京介はあやせから相談されます。

京介は桐乃の欲しいものを探ろうとしますが、
何しろ仲が悪いので直接聞いても教えてくれません。
そこで、黒猫や沙織に相談し、
メルルのコスプレ大会の優勝賞品をプレゼントすることになりました。

京介は『タナトス・エ○ス』EXモードというコスプレをあやせに勧めるのですが、
あやせは怒り狂います。

そしてあやせは、自分がコスプレ大会に出場するのではなく、加奈子を騙して出場させ、
賞品だけ奪い取るという鬼畜な計画を立てたのでした。

大会当日、京介はマネージャーの振りをして、赤城浩平と名乗ります。
加奈子はあやせにモデルの仕事だと騙されて、メルルのコスプレ衣装を着せられます。
しかも加奈子が気付く前に、加奈子の服を載せたワゴン車を引き離すという用意周到ぶりです。

ところでその衣装、アニメでは無難な感じの魔法少女っぽい衣装に変更されていましたが、
原作だと、加奈子の言葉を借りれば「まるっきりヒモ」です。
挿絵を見た感じだと、スカートはまあ普通なのですが、上半身がヤバいです。
胸にリボンをつけたビキニの水着のような服で、ランドセルを担いでいます。

さて、前回優勝のイギリス人、ブリジットちゃんが『あるちゃん』のコスプレをして登場すると、
会場は一気に盛り上がります。
京介はその観客の中に桐乃を発見しますが、あやせから借りた帽子を被らせて変装させます。

ブリジットちゃんはいきなり99点を出してしまいます。
審査員のごにょごにょな配慮とかを考えると事実上満点なのだそうですが、
「ごにょごにょな配慮」というのは、1人目でいきなり満点を出してしまうと、
盛り上がりに欠けるからという理由なのでしょうね。

いよいよ加奈子の出番が来ますが、加奈子は会場に流れていた曲を聞いただけで、
メルルのOPを完璧に歌い上げながら、自分でアドリブしたダンスまで披露してしまいます。
ちなみに、あの電波ソングなOPは、作者が作詞したものであり、原作通りです。

加奈子は見事に100点を叩き出し、本当に優勝してしまいます。
控室に戻った加奈子は、何とウ〇コ座りで大股を広げ、煙草を吸っていました。
煙草の煙をブリジットちゃんに吹きかけると、
ブリジットちゃんは泣きながら部屋を飛び出してしまいます。

ちなみにこの後、加奈子はブリジットちゃんの通報により、
コスプレ衣装を着たまま警察に補導されてしまったのでした……。

というあらすじなのですが、アニメでは規制が入って、喫煙で補導は、
あやせに忘れられた加奈子が大暴れするというものに差し替えられていました。

あれですよね。
子どもが人を殺すという内容のハリウッド映画とかが普通に放送されているくせに、
何でアニメの中だと喫煙すら許されないんでしょうね。

第2章では、両親が出かけている日に、高坂家に麻奈美がやってきます。

そこで、桐乃は麻奈美を見て、いきなり最悪な態度を取ります。
麻奈美は健気にリビングの掃除をしますが、桐乃は昼ドラの姑のようにケチをつけます。
が、思いのほか整理整頓されており、京介に「さっさと行っちまえ」と言われた桐乃は、
悪役のような捨て台詞を吐いてリビングを出ていきます。

しかし昼食のときには、桐乃は意外と落ち着いており、
麻奈美の作った料理を褒める余裕すらありました。
ところが、それは京介を油断させるための、桐乃の罠だったのです。

京介が麻奈美を連れて自室へ行くと、そこには桐乃に返したはずのパソコンがあり、
妹もののエ○ゲーのHなシーンが表示されていました。
京介は緊急回避ボタンを押して画面を消しますが、
ベッドの上には眼鏡フェチの人向けのエ○本が並べられており、
麻奈美がそれを読んでしまっていました。

これ、麻奈美も眼鏡かけてるわけですけど、麻奈美的にはどんな気分なんでしょうね……。

さらに、緊急回避ボタンを押したにもかかわらず、パソコンにはエ○CGと、
「おにいちゃんはねー、妹にしかよくじょ~しない、変態さんなんだよぉ~~」
という文字列が表示されていました……。

「……これからは、おにいちゃんって読んだ方がいい?」
と麻奈美が止めを刺したところで、2章は終わります。

京介、生きろ。

3章では、桐乃、黒猫、沙織の3人がチャットをしている場面から始まります。
黒猫さんのハンドルネームは「†千葉の堕天聖黒猫†」です。
千葉は「ちば」ではなく「せんよう」と読むのだそうです。痛々しいですねえ。
ちなみに、2章の鬼畜な罠を考えたのは黒猫でした……。

あと、沙織がお嬢様口調な点にも注目です。

さて、チャットが終わると、いつも通り京介の視点に戻ります。
桐乃のケータイ小説出版記念パーティーということで沙織に呼ばれて、
京介は秋葉原のレンタルルームにやってきました。
「高坂京介専属ハーレムご一さまパーティ会場」という看板のかかった部屋に入ると、
メイド服姿の沙織と桐乃が出迎えました。
黒猫はさらに、自作の猫耳としっぽのオプション付きです。

まず黒猫の出し物があり、
京介と桐乃をモデルにしたキャラクターが登場する漫画の発表がありました。
ちなみに、麻奈美も「悪魔ベルフェゴールの転生体」という形で登場しています……。

次に、沙織は、桐乃と黒猫そっくりにメイキングされたキャラクターの登場する
『シスカリα』を使って、2人に対戦させます。
思いっきりハンデをつけられてにもかかわらず、桐乃は黒猫に追い詰められます。
そこで京介が、シスカリの対戦ということは、
負けた方のキャラは服が破けて裸になるということを思い出します。

京介は咄嗟に黒猫を応援してしまいますが、桐乃と黒猫の両方に椅子で殴られて怪我をしました。

怒った京介は帰ると言いますが、沙織と黒猫が慌てて止めました。
そして、桐乃からプレゼントを渡され、「この前はごめんなさい!」と謝られました。
この前というのは、2章の麻奈美の件です。

実はこのパーティーは、桐乃が京介に謝るきっかけを作るためのものだったのです。
さらに桐乃は、今まで京介が桐乃のためにやってきたことについて
「すっごい感謝してる」と正直な気持ちを告げました。

感動した京介は泣き出してしまいます。

……シリーズ累計ページ数にして1100ページを越えたところで
ようやく桐乃が分かりやすい形でデレてくれました。
本当に、ここまで長かったです。

ただし、桐乃が京介にプレゼントしたのは、
『妹×妹~しすこんラブすとーりぃ~』というエ○ゲーでしたが……。

第4章になり、京介にとって高校2年生の3月がやってきました。
京介は桐乃から「最後の人生相談」として、エ○ゲーの深夜販売に並んできて欲しいと言われます。
それのどこが人生相談だよ、と突っ込んだのはしまうましただけではないと思います。

京介は友人の赤城浩平の家に泊まっていることにして秋葉原にやってきますが、
そこには何と、赤城もいました。

しかも、赤城が買おうとしているのは「ホモゲ部」というBLゲームでした。

赤城は腐女子の妹のために「ホモゲ部」を買おうとしているのだと、
誤解が解けるまで、赤城にかなり厳しいセリフを吐きます。

正直に言うと、この辺の描写はどうかと思います。
結果的に、赤城が妹のためにBLゲームを買おうとしていたから、
赤城本人は傷つくことがありませんでしたが、
もしも赤城が本当にゲイだったら、と仮定して読むとどうでしょうか?
京介は、ただ単に、セクシュアル・マイノリティを差別をしている人にしか見えません。
本物の同性愛者が228ページ4行目のセリフとかを言われたら、
とても傷つくのではないかと思います。

お笑い番組とかの「ホモネタ」とかもそうですが、
こういうふうにセクシュアル・マイノリティであることを馬鹿にするような描写は嫌いです。

それはさておき、お目当てのゲームを購入できた京介でしたが、終電を逃してしまいます。
桐乃に電話をしてそのことを告げると、何とかして帰ってきてほしいと言われます。
そこで京介は、先ほどの行列で自分の前に並んでいた男に声をかけ、
エ○ゲーのキャラが描かれた自転車を貸して欲しいと頼みます。

雨の中、京介が膝をついてまで自転車を貸してくれと頼んだため、男は本当に貸してくれました。
男は帰るのを諦め、その場で朝までエ○ゲーをすることにしました。

32キロも先の自宅まで、京介は自転車を漕いで帰ってきました。
うーん、どう考えても、途中で警官に補導されるような気がするんですけどねw
痛チャリに乗っていることはともかく、
未成年が深夜に徘徊しているだけでも補導の対象になってしまいますから。
そういう意味では、京介は運が良かったのでしょう。

シャワーを浴びた後、京介は桐乃に頼まれて、
一緒に買ったばかりのエ○ゲーをプレイすることになりました。
とりあえずエンディングまで見た後、京介は自分の部屋へ戻ろうとしますが、桐乃は止めます。

1巻で見せられたものよりもさらに際どい桐乃のコレクションを、京介は見せられます。
好きな絵師の作品だからと誤解して買ってしまったス〇トロ系のエ○ゲーや、
何が入っているか分かったものではないipodをチラ見した後、
桐乃はアルバムを見せようとします。が、嫌な予感がした京介はそれを拒否しました。

次に、エ○ゲーの箱に入った通信簿を見せられ、
昔は足が遅かった桐乃が努力して速くなったという話をします。
この感じだと、アルバムの中身もエ○いものではなく、
普通に思い出の写真とかが入っているだけだったと思います。

ちなみに、アニメ版12話のGOOD ENDでは、
アルバムの中には航空券が入っていたのですが……、
そんなものアルバムの中に仕舞うか? と思います。
まあ、京介に見つからないように隠していたと解釈することもできますが。


そして、朝になり、京介は父親から、「桐乃がアメリカにスポーツ留学したことを教えられました。
高校に入学するまでということなので、1年にも亘る長期の留学です。
桐乃は京介にも、そして黒猫や沙織やあやせや加奈子にも黙って、1人で渡米してしまったのです。

最後に、3年生になった京介は、通学路の途中で黒猫を発見しました。
京介の高校の女子の制服に身を包んだ黒猫が『おはようございます、先輩』と言ったところで、
4巻は終わりです。

長期シリーズものの小説とか漫画とかアニメとかドラマとかを観ていると、
キャラクターが突然留学に行ってしまうというのは、
(あくまでもフィクションの中では)ありがちな展開です。
でも、通常の場合それは、いつの間にか空気になってしまったキャラや、
動かしにくいキャラに一区切りつけさせ、
登場しなくても不自然ではない状況を作るためにやる展開です。
ドラマの場合だと、出演者にトラブルが発生した場合にもやりますが。

でも、メインヒロインが突然留学してしまうというのは、かなり珍しいのではないかと思います。
事前知識なしに読んだときは衝撃的でした。

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東野圭吾「プラチナデータ」のネタバレ解説

プラチナデータ (幻冬舎文庫)


この「プラチナデータ」は、細かいジャンル分けをすると、
近未来SFミステリーということになるでしょうか。

警視庁捜査一課の浅間玲司警部補は、ある殺人事件の捜査に乗り出しました。
上司の木場に言われて、有明にある『警察庁東京倉庫』を訪れます。
実はそこは、警視庁特殊解析研究所なのでした。

所長の志賀孝志に、殺害現場に遺されていた毛髪を渡した後、
主任解析員の神楽龍平を紹介してもらいます。
この神楽と浅間が、この本の主人公です。

それから丸2日後の会議で、性別や細かい外見、身体的特徴、血液型、身長、
そして一般人の女性、山下郁恵の三親等以内に犯人はいる――と、
DNAを解析した結果を教えられます。
山下郁恵の甥が怪しいということで捕まえると、細かい身体的特徴が完全に一致していました。

浅間の調べでは、どうやら山下郁恵の診察を受けた病院が、
本人に無断でDNAのサンプルを研究所に提出していたようでした。

やがて、DNA法案が可決され、本人の同意を得て採取したDNA情報を、
国の監視の下、捜査機関が利用できるようになりました。

しかし、DNAの提出は国民の反発もあり、あまり進まず、
DNAを解析しても犯人が誰々の何親等以内にいる、
ということまでは分からないことが何度かありました。

その中の1つ、連続婦女暴行殺人事件の容疑者、通称NF13を浅間は追います。

一方、神楽は、DNA捜査システムを作成した、天才の蓼科早樹(たでしな・さき)と、
その兄の蓼科耕作の兄妹に会った後、脳科学者の水上洋次郎に会いに行きました。
水上に渡された「反転剤」という煙草のようなものを吸うと、
神楽の第二の人格であるリュウが現れました。

神楽の父親は有名な陶芸家だったのですが、精巧な義手で自分の作品そっくりに作られた陶芸品を、
自分の作品と見分けることができず、そのショックで神楽が子どもの頃に自殺していました。
その父親の自殺が引き金となり、神楽は二重人格となってしまったのです。

2週間に1回、神楽は反転剤を服用することでリュウという人格を表に出します。
その間、リュウは研究所内のアトリエで、誰かの手の絵を描いていました。
この日は、リュウはスズランという15、6歳くらいに見える少女の絵を描きました。

その日、蓼科兄妹が殺害され、その遺体を見た神楽は気絶してしまいました。

蓼科早樹の顔の右側には大きな痣があり、幼い頃からいじめられ、
そのことが原因で彼女は自閉症に似た症状が現れました。
しかし、蓼科早樹には数学的な分野で天才的な頭脳を持っていることが明らかになり、
やがてDNA捜査システムを殆ど単独で作り上げたのでした。

蓼科兄妹を殺害した凶器である銃は、
NF13が連続婦女暴行殺人事件で使用した銃と同一であることが明らかになりました。
蓼科早樹の衣服に付着していた髪の毛を、研究所が解析することになりました。

神楽は志賀から、白鳥里沙というアメリカから派遣されてきた女性を紹介されました。
3人は食事をしている最中に、システムから神楽の携帯電話に解析結果が送られてきます。
その画面に表示されていた男の顔は、神楽に酷似していました。

神楽自身には全く身に覚えがないのに、いきなり容疑者になってしまったわけです。
この辺の流れは、「マイノリティ・リポート」というSF映画の序盤に少し似ている気がします。

研究所に戻って調べ直しても、やはり蓼科早樹の衣服に付着していた毛髪のDNAは神楽のものでした。
混乱する神楽のところへ、白鳥里沙がやってきます。
神楽は解析結果はエラーだったと誤魔化し、自宅に戻った後、神楽はリュウを呼び出すことにしました。

しかし、反転剤を服用してもリュウは現れませんでした。
代わりに、スズランと名乗る少女が玄関のチャイムを鳴らし、部屋に入ってきました。
スズランはリュウの恋人なのだと、彼女は主張しました。

そこへ志賀から電話がかかってきて、少し目を離した隙に、スズランは姿を消しました。

一方、浅間は蓼科兄妹が殺された当時、研究所内の防犯カメラには偽の映像が流されていたことを知ります。
蓼科兄妹のいた7階だけではなく、
リュウのアトリエがある5階の防犯カメラにも偽の映像が流されていたことから、神楽が疑われます。

神楽に容疑がかけられていることを白鳥里沙に教えられ、神楽は彼女と書店で待ち合わせしました。
白鳥里沙は、神楽の逃亡を助ける代わりに、蓼科早樹が最後に作ったプログラム、
『モーグル』を見つけて欲しいと神楽に取引を持ちかけます。

その取引を飲んだ神楽は、里沙に用意してもらったマンションへ移動しますが、
またしてもスズランが現れました。
どうやってこのマンションを見つけたのかと尋ねると、テレパシーで見つけたとスズランは答えます。
しかし、リュウを疑う神楽の言葉に傷ついたスズランは帰って行きました。

先月、蓼科兄妹が会議に出席すると嘘をついて3日間研究所を抜け出していた、
と里沙から教えられた神楽は、蓼科兄妹は、生まれ故郷の「別荘」に行ったのではないかと考え、
そこへ向かうことにしました。

一方、蓼科兄妹殺害事件の捜査をしていた浅間は、突然上層部から圧力をかけられ、
この事件から手を引けと言われました。
しかし、納得できない浅間は独自に捜査を続けます。

過去にNF13に殺された被害者の中に、『ハイデン』を使った形跡があるものが見つかりました。
『ハイデン』というのは、微弱な電気で脳を刺激して、快楽を得るための装置、
『電トリ』ををパワーアップさせたものです。
浅間は『ハイデン』を扱っているお店を訪れ、そこで、『ハイデン』が出回り始めたのは3週間前なのに、
NF13に殺された被害者が『ハイデン』を使ったのは1ヶ月前だと明らかになりました。

つまり、NF13が『ハイデン』を作り出した可能性が高いことになります。

その頃、「別荘」に向かうために列車に乗ろうとした神楽は、そこでまたしてもスズランと出会いました。
スズランも一緒に行くと言い張ったため、神楽は乗車券を2枚購入し、
列車の中でもお弁当を2つ買いました。

駅からバスに乗り、ようやく暮礼路市(ぼれろし)にある別荘に辿り着いた神楽は、
蓼科早樹がアメリカの数学者に送った英文のメールを発見しました。
そのメールによると、『モーグル』はDNA捜査システムの補完プログラムであり、
『モーグル』を使えば『プラチナデータ』を取り出すことができるのだそうです。
『プラチナデータ』とは何なのか――というのが、大きな謎となっています。

神楽が東京を脱出してから5日後、ついに神楽が暮礼路市へ行ったことが捜査陣にバレてしまいます。
浅間と木場は、神楽を追って暮礼路市へ向かいました。
はるばる暮礼路市へやってきた浅間と木場でしたが、警察庁の北峰によって、
神楽の捜索対策室から追い出されてしまいます。

別荘の中で、蓼科兄妹のコンピューターをいじっていた神楽でしたが、
何も情報を取り出すことはできていませんでした。
5日ぶりに里沙に連絡をとってみると、
神楽が暮礼路市にいることがバレたからすぐに逃げろと言われます。
また、NF13が現場に遺していった体液のサンプルはどこにあるかと尋ねられ、
神楽はその場所とパスワードを教えました。

夜になり、しばらくいなくなっていたスズランが戻ってきた後、
神楽はスズランに案内されて教会の廃墟へ移動しました。
そこで神楽は、リュウの代わりにスズランと結婚式の真似事をしますが、
警官がやってきたため、バイクに乗ってその場から逃げ出します。

しかし、山道を走行中にバイクを操作しきれなくなり、急カーブの道から転落してしまいます。
神楽は気絶してしまい、目が覚めると、自給自足の生活をしている男たちの村で、
住人であるチクシに介抱されていました。
スズランは行方不明でした。
その村で神楽は、陶芸をしている男の手を見て、リュウが描いていた絵の中の手は、
自殺した父親の手だったことに気付きました。

神楽は再び夜になるのを待ち、チクシの運転するトラックの荷台の上のドラム缶の中に身を隠し、
検問を突破しました。

暮礼路市から東京に戻った浅間は、列車の中で神楽にお弁当を売った販売員の話を聞きます。
それによると、「神楽の隣の席には誰も座っていなかったのに、神楽はそちらを見ながら喋り、
お弁当を2つ買ったのだそうです。
はい。つまり、スズランは神楽が見ている幻覚だったのです。

さらにその後、白鳥里沙が殺されたという知らせが入り、浅間は現場へ向かいます。
里沙の遺体には『ハイデン』を使用した痕跡がありました。
浅間は木場に頼み、里沙の携帯電話を1日だけ持ち帰らせてもらいます。

しばらくして、里沙の電話に神楽からの着信がありました。
苦労して神楽を信用させた後、浅間は神楽の指示で研究所内のリュウのアトリエへ行きます。
そして、スズランをモデルにした絵のキャンバスの内側から、浅間は『モーグル』を発見しました。

さらに、神楽の指示で蓼科早樹の部屋へ行き、スパコンの端末に『モーグル』を入れ、操作します。
すると、神楽は何かに気付きました。

しかし、富山から浅間の携帯電話に連絡が入り、科警研が来たと教えられます。
浅間が神楽と待ち合わせをしてそこから出ると、浅間の前に水上が現れました。
神楽が水上に連絡し、浅間を匿うように頼んだのだそうです。

浅間は水上に、神楽がスズランの幻覚を見ていることを話すと、
水上も神楽に会いたいと言ったので、連れて行くことにしました。

そして待ち合わせ場所に着くと、水上は浅間に拳銃を突きつけました。
NF13の正体は、水上だったのです。
水上は心の謎を解くために『ハイデン』を使い、殺人を繰り返していました。
水上は浅間に注射をし、浅間を昏倒させました。

神楽は水上に、『プラチナデータ』に関する推理を話しました。
DNA捜査システムは、特権階級の人間だけはシステムの網に引っ掛からないようになっており、
そのデータのことを『プラチナデータ』、
『プラチナデータ』を捜すためのプログラムが『モーグル』だったのです。

神楽は水上に『ハイデン』をつけられ、倒れます。
神楽と入れ替わるようにして浅間が目覚めましたが、まだ体は麻痺しています。
しかし、リュウが目覚め、水上を射殺したおかげで、浅間は助かりました。

数日後、神楽は志賀から、スズランの正体は蓼科早樹だったことを教えられます。
リュウは、最後に1枚だけウェディングドレス姿のスズランの絵を描き、消失しました。

浅間は『ハイデン』が関係した別の事件を追い続け、
神楽は暮礼路市の自給自足の村へ引っ越し、陶芸をするようになったのでした。


というあらすじなのですが、とても面白かったです。
しかし、一見ハッピーエンドっぽく見えて、いまいちスッキリしない終わり方ですね……。
結局、これからも『プラチナデータ』は特権階級の人間を守るために働き続け、
『ハイデン』は人々を狂わせ続けるのかと思うと、暗い気持ちになります。
その辺が妙にシビアというか、リアルです。

神楽は一応、陶芸家だった父親を尊敬し直すことができましたが、
リュウもスズランもいなくなってしまいました。
彼はこれからの長い人生を、どうやって過ごすのでしょうか。
読者的には神楽の将来が心配ですが、本人は満足そうなのが救いと言えば救いです。

「Internet Explorer ではこのページは表示できません」というメッセージが出る件について

2013年2月20日前後から、
「Internet Explorer ではこのページは表示できません」というメッセージが出て、
ブログに接続できなくなる事態が多発しています。
IEではこのページは表示できません
↑この画像みたいな感じです。

1度この画面が出てしまうと、数十分くらいはブログが表示されなくなります。
1日に何度もこんなことがあり、
このブログだけではなく、他のFC2ブログでも同様の事態になってしまいます。

以前はこんなことなかったので、サポートに問い合わせをしてみたのですが、



FC2ユーザーサポート〇〇(人名があったのですが伏字にしました)と申します。
いつもFC2サービスをご利用頂きありがとうございます。

お問い合わせ頂いた件につきまして、
頻繁にページが正常に表示されない場合には、
以下の方法をお試し頂き、改善されるかご確認下さい。

1)クッキー・キャッシュの削除を行ってください。
http://support.fc2.com/check_ck.html

2)クッキーを有効にしてください。
http://support.fc2.com/check_cookie.html

3)ブラウザを再起動してください。

4)セキュリティソフトなどが動いておりますと正常に動作できない場合も
ございますので、そちらを一時的にオフにしてご確認ください。

5)ブラウザのアドオン機能を無効にしてください。

6)ご利用中のモデム・ルータの電源を切って頂き、しばらくお待ち頂いた後に入れ直して下さい。

ご利用のブラウザで何らかの問題が発生している可能性も考えられます。
Firefox(無料)など、他のブラウザでもお試し頂ければ幸いです。
http://mozilla.jp/firefox/

引き続き事象に改善が見られない場合には、
お客様がお試しになられました手順および
その際に表示されます画面の詳細
同様の事象をご確認頂いた別ブラウザの名前など
事象が確認できる内容を出来る限り詳細にユーザーサポートまで
ご連絡頂きますようお願い致します。

以上、今後ともFC2を宜しくお願い致します。


というコピペっぽい返信が返ってきただけでした。

わざわざ問い合わせまでしたのに、お前のパソコンに問題があるんだろと言わんばかりの対応です。

上手く言えないんですけど、そういうことじゃないと思うんですよね……。

せっかくこのブログを訪問してくれたのにブログが表示されなかったら、
その人はもうこのブログを読んでくれなくなっちゃいますよね。
その人達が、上記のような面倒くさいことを試さなくてもブログを表示できるようにしてほしい、
と思っているのですが……。

しまうましたは、やっぱりFC2ブログかIEに問題があるんだろうと思います。
だって、表示されないのはFC2ブログだけなんですから。

みなさんはちゃんとこのブログ読めてますか?

(2013年5月14日追記)
もう一度運営に問い合わせてみたところ、他のユーザーからも連絡があり、
この現象については現在調査・改善中との返答がありました。
ただし、まだ対応中なので、改善される具体的な日程に関しては答えかねるそうです。

伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない③」のネタバレ解説

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」3巻のネタバレ解説です。

まずは第1章です。
京介が家に帰ると、なぜか暗いリビングの中に黒猫がいました。

桐乃、黒猫、沙織の3人が高坂家でメルルの鑑賞会をすることになっていたのですが、
沙織が急用で来られなくなってしまったのです。

当然、桐乃と黒猫の2人だけでアニメ鑑賞会とかできるはずがなく、
2人はお互いに書いた小説の見せ合いっこをしました。
黒猫はマスケラの二次創作ものの同人誌を、桐乃はケータイ小説を相手に読ませたのですが、
お互いに相手をモデルにしたキャラに、作中で酷い目に遭わせていました……。
何というか、似た者同士ですね。

京介は、普通に仲直りさせるのは諦めて、とりあえず、
リビングにいた黒猫とメルルのDVDを観ることにしました。
黒猫がメルルの悪口を言っていると、京介の思惑通り桐乃がやってきて、
いつものように口喧嘩を始めます。
しかし、最後には黒猫はメルルのDVDを借りて帰ることになったのでした。

2章は麻奈美ルートです。
ハロウィンのフェアをやることになった、麻奈美の家(和菓子屋)に京介がお邪魔して、
色々と手伝いをするという話です。
死んだふりをして驚かせる麻奈美の祖父とか、その祖父を驚かせる祖母、
三味線を奏でるハイテンションの弟、ロックと会話をした後、
京介は麻奈美の父親の指導の下、トラックの荷台からお店の中へ材料を運びます。

家族が勢揃いしているはずなのに、母親だけ登場しないのですが、
うーん、これはそういうことなのでしょうか……?

京介は田村家に泊まっていくことになり、お風呂に入った後、
祖父の策略で麻奈美と布団を並べて寝ることになりました。

どう考えても、付き合ってるようにしか見えないのですが、
京介にはそんな感情はないみたいです。

3章からは、桐乃のケータイ小説に纏わるエピソードが始まります。
ここから先は、アニメでは大幅に原作を改変していました。
元々原作改変の多いアニメではあったのですが、その最たる例がケータイ小説編だと思います。

人生相談と称して、京介は桐乃から、桐乃の書いたケータイ小説が大人気であることを教えられます。

そして、桐乃は編集者から会いたいと言われたらしいのですが、
不安だから京介についてきてほいしと頼みます(こんな可愛い言い方はしてませんでしたが)。

新宿の出版社のロビーで待ち合わせた後、桐乃と編集者は近くの喫茶店へ移動します。
2人が打ち合わせをしている間、京介はその喫茶店の前で待ちぼうけです……。
そんな京介に対し、桐乃は「まだいたんだ、あんた」と言い、
おまけに、編集者から貰ったタクシー代で、1人でタクシーに乗って帰ろうとします。

それから一気に時間が進み、クリスマスイブになります。
前巻は夏休みの話だったのに、もうクリスマスの話です。時間が進むの早いです。

京介は桐乃の「取材」のために、渋谷へ連れて行かされます。
そこで、桐乃が書く予定のケータイ小説、「妹空(まいそら)」のあらすじを聞かされます。
この「妹空」は、あの「恋空」をモチーフにした小説みたいなのですが、
桐乃を投影した主人公がとんでもなくビッチです。
男をとっかえひっかえしておきながら、テーマは純愛だとのたまります。

桐乃は京介にアクセサリーとかを買わせた後、コンビニで水の入ったバケツを借りてきて、
雨でびしょ濡れになっている主人公の気持ちを知るために、その水を頭から被ります。
ええええええ……。

ところで、渋谷と言えばラブホ街が有名ですが、
京介は凍えている桐乃のために兄妹2人でラブホテルに入ることになります……。

ちなみに、京介たちは冬コミには行ってないみたいなのですが、
実は黒猫が1人で冬コミに行き、大量の売れ残りを抱えて1人で帰っていたことが、
7巻で明らかになります。

年が明け、冬休みが終わってほどなくの頃、桐乃のケータイ小説は完成しました。
クリスマスの取材から20日くらいだということなので、1月13日前後でしょうか。

ここで第4章になり、
「ケータイ小説の原稿が完成してから一週間が過ぎ、忌々しい始業式の朝が来た」
という地の文があります。

……あれ? 何か時系列おかしくないですか?

3章によると、桐乃のケータイ小説が完成したのは1月13日前後なので、
その1週間後というと、1月20日くらいになってしまうのですが、
北海道とか東北地方などの寒冷地ならともかく、
そんな遅い時期に始業式をやる学校が千葉県内にあるのでしょうか?

まあいいです。
始業式が始まったというのに、桐乃はインフルエンザにかかって寝込んでいました。

インフルエンザ以外にも、何やら桐乃の様子がおかしいことに気付き、京介は問い質します。
すると、桐乃が書いた「妹空」は、理乃と名乗る別人が書いたことになっている、
という衝撃の事実が明らかになりました。

要するに、桐乃は「妹空」を盗作されてしまったのです。

桐乃は何もしなくていいと言いますが、京介は黒猫と沙織に相談します。
そして相談の結果、桐乃と打ち合わせをした「熊谷龍之介」と名乗る
編集者が怪しいという結論に達します。

しかし、あの人物が熊谷本人だとは限りません。
その気になれば名刺なんて誰にでも入手できますし、出版社のロビーにも誰にでも入れます。

2日後。
沙織のコネを使い、京介と黒猫の2人で熊谷の所属する出版社に乗り込みました。
黒猫は京介と兄妹だという設定にして、京介のことを「兄さん」などと呼びます。

黒猫の持ち込み原稿を熊谷に見てもらうという体裁だったのですが、
その原稿というのが例の「マスケラ」の二次創作同人だったため、
担当編集者から3時間も厳しく批判され、ついに黒猫は泣いてしまいます……。

そこで一度休憩ということになり、プリンをご馳走してもらうのですが、
担当編集者はプリンはおっ〇いに似ているから好きだと言い、
プリンの載った皿を揺らして楽しんでいました。マジキチです……。

やがて、そのプリン好きな「ぷーりん」という担当編集者が、
実は熊谷龍之介本人であったことが判明し、京介と黒猫は事情を説明します。

熊谷に頼み、「妹空」を盗作した理乃との会合をセッティングしてもらいます。
そこに現れた理乃は、「伊織・フェイト・刹那という本名の、25歳の女性でした。
桐乃と打ち合わせをしていた熊谷(偽物)は男性だったはずなのですが、
どうやらそれはフェイトが男装していたようです。
25歳の女性が男装しても女子中学生に気付かれないというのは無理がある気がしますが、
突っ込んだら負けです。

京介が桐乃から借りてきた、『妹空』の設定資料や取材内容などをフェイトに見せても、
既にサイトに全文がアップロードされている『妹空』を見て捏造したものだろう、
とフェイトは白を切ります。

しかし、さらに桐乃が書いた『妹空』の続編を見せると、フェイトは動揺します。
フェイトの書いた『妹空』の続編と、桐乃が書いた『妹空』の続編を読み比べた熊谷は、
桐乃が書いたものの方が本物の理乃の作品であると言いました。

ショックを受けたフェイトは、桐乃のケータイ小説を酷評します。
黒猫が『まったく同感だわ』とその批評に乗っかり、過激な発言をします。
ついでに、自分の作品をボロクソにけなした熊谷まで罵倒しているところが黒猫らしいです。

途中で京介は、自分が桐乃に対して『なんで妹ばかり』という鬱屈とした感情を抱いていたことに
気付いてしまいます。
まあね、あんなハイスペックな妹がいたら、普通人の兄は人格が歪んじゃいますよね……。

しかしそれでも、京介は勢いに任せてフェイトに頭を下げ、
苦労して書き上げた桐乃のケータイ小説とか、
誰にも認められなくても続けてきた黒猫の創作活動とか、
これまで必死になって小説を書き続けてきたフェイトの10年間とか、
全員の頑張りを無駄にしないでくれと懇願します。

それに胸を打たれたフェイトは負けを認めたのでした。

さらに時間が経過し、2月。
エロゲーをやりたいからという理由で、桐乃はもうケータイ小説の続編は書かないと言いました。
また、結局京介たちは桐乃のために裏で活動していたことを桐乃には話していなかったのですが、
うーん、普通に考えれば、桐乃が気付いていないわけがないと思うんですけどね。
だって、『妹空』の資料とか続編を兄貴が持っていった後で、
唐突にフェイトが盗作を認めて謝罪しにくるんですからね。
桐乃は性格は悪いけど頭はいいですから、気付いているような気がします。

ちなみに黒猫は『妹空』を酷評するブログを作り、
それをプリントアウトしてまで桐乃に見せていましたwww

そして、『人生相談、次で最後だから』という桐乃の台詞で、3巻は幕を閉じます。


……というあらすじなのですが、いやあ、アニメとは全然違いましたね。

アニメではこの盗作騒ぎのエピソードを、桐乃のケータイ小説がアニメ化されることになったのに、
原作レイプされそうになっている、というエピソードに置き換えていました。
フェイトさんの役柄も、作家志望のフリーターから編集者に改変されていました。

桐乃のケータイ小説が人気だというエピソードがないのに、いきなりアニメ化というわけで、
アニメしか観ていない人には
「あれ? 先週『俺妹』見逃しちゃったかな?」
という感じだったのではないかと思います。

しまうました的には、あのエピソードは、
原作レイプをしているアニメの中で原作レイプを批判する、
という壮大な自虐ネタだったのではないかと理解しています。

ところで、この記事からだけだと伝わらないと思いますけど、
この3巻から4巻前半にかけての桐乃は、シリーズの中でウザさがピークに達しています。
京介や黒猫に対する暴言や仕打ちは、ツンデレ(テンプレ的なツンデレではないですが)だという前提が
あるから許されますけど、そうでなかったらただの性格が最悪な人です。
〈俺の妹がこんなに可愛いわけがないシリーズの記事リンク〉
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個人の趣味でやっているブログなので、解説してほしい本のリクエストは受け付けていません。
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