時雨沢恵一「キノの旅」3巻5話「差別を許さない国」のネタバレ解説

この話の前半は地の文がなく、会話だけで話が進みます。

「×××××を探しているんです。近くにありませんか?」
と、その国の住人に尋ねたキノは、表現について非難されまくります。

仕方なくキノは言い方を変え、
「×××××はこの国にないんですか? もしくは、×××××はありませんか?」
と尋ねるのですが、さらにその住人は激昂し、他の人たちを呼びます。

ここから先は×××××のオンパレードです。
ちなみにこの「×××××」というのは、
時雨沢さんが伏字にしたいときに使う表現であり、文字数は関係ありません。

文脈から考えると、キノは安ホテルを探していたのではないかと思います。
いつもキノは入国すると真っ先にホテルを探しますからね。
そしてそれを、宿屋とか宿泊施設とか寝泊まりできる所とか、
色んな表現で訊ねてみたのではないでしょうか。

しかし住人達は「キノとエルメスを非難しまくり、
とうとう「出ていけ!」と何度も叫び、追い出しました。
キノの滞在の短さでは新記録でした。

残された住民たちは、キノや入国審査官たちを汚い表現で罵りました。

そしてここからは地の文があり、
キノは入国審査官に出国の手続きをお願いしました。
が、実は入国の手続きすらしていませんでした。
どうせすぐに出国することになるから、ということなのでしょうね。

キノたちは、その卵型のドームに覆われたその町が
いかに汚かったかについて話しました。
ところでキノはゴキブリを見たことがないそうなのですが、羨ましいです。
北海道にもゴキブリはいないそうなので、
きっとキノは今まで寒いところにしか行かなかったんでしょうね。

その後、『本当の蒼い空』って何だと思う? と審査官に聞かれ、
キノは、そんなものはないと答えました。
そして、『ここの空の蒼さも、とてもきれいですよ』と
キノが空を眺めながら言ったところで話は終わります。


というあらすじなのですが、
この話は結局、差別差別と騒いでいた国の中の住人たちが、
実は一番差別をしている、という話でした。

(ここから先は、「キノの旅」とは全然関係ない話が続きます。
無理して読まなくていいです)


この差別という言葉は非常に扱い方が難しい言葉です。
この国の住人のような使い方は論外ですが、
差別そのものは現実に存在します。

例えば黄色人種は様々な局面で白人たちに差別されていますし、
それどころか黒人にも差別されています。

いえ、これは言葉の綾ではなく、例えばアメリカとかアフリカとかに行くと、
『白人、黒人、黄色人種の順に偉い』なんて考えている黒人は結構います。
オーバーステイ(不法滞在)をしている某国人達のせいで
印象が悪くなっているということや、
日本が守銭奴な金持ちだと思われていることや、
単純にアメリカでは白人、黒人、黄色人種の順に人口が多く、
黄色人種の外見が目立つことも影響しています。

アメリカでは、アジア系の子どもは多人種の子どもに比べていじめられやすい、
という統計もあります。

ところで、アファーマティブ・アクション、
という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは日本語に訳すのが難しい単語なのですが、
「差別環境の是正措置」とか「積極的差別是正制度」などと
翻訳されることがあります。

アメリカでは、大学入試競争において、
ゴールラインが人種ごとに別々に引かれています。
白人をゼロとすると、1600満点のうち、黒人はプラス230点、
ラテン系はプラス185点、アジア系はマイナス50点、
点数が修正されてしまいます。

東洋系は他人種以上の努力が制度上義務付けられており、
逆に差別的な状況を生んでいます。
ひと口に東洋系と言っても、ベトナム系やフィリピン系、
そして大陸の奥地の貧しいアジアの国々出身の人にとっては、
アジア人差別そのものである制度です。
さすがにこれはまずいということで、最近カリフォルア州など一部の州では、
この制度は撤廃されました。

これは独断ですが、日本では大学入試センター試験の外国語などが、
実質的なアファーマティブ・アクションになっているように思えます。
例えば韓国語や中国語は毎年、英語よりも平均点が高くなっているため、
韓国系や中国系の在日外国人は、
英語がほぼ必修扱いの日本人よりも有利だからです。

また、女子大学はあるのに男子大学はないというのも、
アファーマティブ・アクションの1つなのではないでしょうか。
学費が安い国公立大学の中に、女子大学は4つもありますが、
男子大学は私立も含めて1つもありません。
その結果、男子よりも女子の方が大学に進学しやすくなっています。

日本では政府が2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも
30パーセントとなることを努力目標としていますが、
安易な数値目標は逆に採用や昇進における女性優遇を招くのではないか、
とも指摘されています。

仕事の能力が劣る人間が、
女性であるというだけで採用されたり昇進したりするというのは、
今まで男性であるというだけで採用されたり昇進したりしていた、
というのと逆になっただけです。
企業によっては、
体力や資格などの理由から男女比率が100対1くらいのところもあります。
そういう企業で女性の指導的地位が30パーセントに~なんてことをやったら、
文字通り、女性だというだけでポンポンと出世できるようになります。
本当にそれでいいのでしょうか。

このように、アファーマティブ・アクションには否定的な意見も多いです。
優遇対象グループと、非優遇対象グループとで軋轢を生んだり、
優遇対象側は努力をする必要がなくなって怠けたり、
非優遇対象側は努力しても仕方ない、と投げやりになったりします。
また、優遇対象グループの中で恵まれている人が、
非優遇対象グループの中で恵まれていない人を犠牲にしている側面もあります。

このように、差別を是正する過程において、特定の集団を優遇することにより、
優遇されない集団が差別されてしまうことを、逆差別と言います。

これにより、日本でも同和利権や在日特権などの利権が生まれてしまいました。
同和利権とか在日特権についてまで解説していると文字数が足りなくなるので
割愛させていただきますが、
こうやって「逆差別」という視点まで含めて考えたとき、
日本で一番差別されているマイノリティは、実は同性愛者なのではないか、
としまうましたは思いました。

日本は同性愛に寛容である、なんて言葉がまことしやかに囁かれています。
しかし、それは事実なのでしょうか?
日本が同性愛に寛容であるという根拠は何なのでしょうか?

その答えとして、日本では同性愛者であることを理由に殺される、
ヘイクライム(憎悪犯罪)などがない、という理由を挙げる人もいます。

しかし、それは単に日本の治安がいいことを証明するだけですし、
実は報道されないだけで、
同性愛者を狙った憎悪犯罪は日本でもいくつも起こっています。

別の理由として、同性愛を自称するタレントがたくさんテレビに出ているから、
と言う人もいますが、
いわゆる「オネエ」と呼ばれる人たちのことを指しているのだとすれば、
それはむしろ逆なのではないでしょうか?

あの人たちはあれが仕事であり、対価を受け取って、
テレビ局や視聴者が望むステレオタイプの同性愛者像を演じているに過ぎませんし、
しかも大部分がお笑い芸人に集中しています。

そもそも大部分の男性同性愛者は女装もしませんしオネエ言葉も使いませんし、
現実の同性愛者像とはかけ離れています。

今はテレビから消えましたがレイザーラモンHG(住谷正樹)なども、
異性愛者でありながらステレオタイプの同性愛者を演じて営利活動をしています。

また、時として「笑う」ということは非常に残酷です。
いじめの現場などで、いじめている側が笑っているのを見た人は多いでしょう。
例えばいじめには、いじめのターゲットを過剰にデフォルメして物真似をし、
からかうということがあります。
今の日本のテレビがやっているのは、そういうことなのです。

また、日本精神神経医学界や国際精神医学会やWHO(世界保健機関)は、
同性愛を「異常」「倒錯」「変態」とはみなさず、治療の対象から外しています。
が、いまだに日本のテレビはそういう扱いをしています。

他にも、何の脈絡もなくタレントが「ホモちゃうか」と言って笑いを取ろうとしたり、
その発言に笑いの効果音を被せたりすることがありますが、
これのホモの部分を黒人とか身体障害者とかを指す言葉に置き換えるとどうなるでしょうか?
ところでこの「ホモ」という言葉も英語圏では完全に侮蔑語なニュアンスのある言葉であり、
海外ではうっかり人の多い場所や公の場で使うと恐ろしいことになる場合もあります。

そして「ホモ」という言葉に侮蔑的なニュアンスがあるため、
新しく「ゲイ」という言葉を作ったにもかかわらず、
レイザーラモンHG(住谷正樹)などのせいで、
日本では再び侮蔑的なニュアンスが定着してしまいました。
日本のテレビ局は恐ろしいことに、差別を差別とすら認識していないのです。

そして、海外のテレビには、同性愛者であることを公言している、
俳優のジョン・バロウマンとか、同性と結婚したミュージシャンのエルトン・ジョンや、
ロシアの同性愛者に対する差別的な法律に抗議するためにゲイであることをカミング・アウトした
俳優のウェントワース・ミラーなど、
お笑い芸人ではない同性愛の芸能人がたくさんいますから、そもそも、
「日本には同性愛のタレントがたくさん出てるから~」というのは的外れだと分かります。
それに、そういう主張は女性の同性愛者の存在も完全に無視しています。

次に、ボーイズ・ラブや、百合系の漫画や小説やアニメがたくさんあるということを
挙げる人もいますが、結局、それはフィクションです。

そして、それらの大部分は異性愛者向けに作られたものであり、
フィクションの中の同性愛者は現実の異性愛者に消費されているだけです。

例えば、書店の片隅などに置いてある成人向けの漫画を指して、
「この漫画の中で女性が性の対象として扱われているから、日本は女性に寛容だ」
などと言う人がいたら「……え?」と思うのではないでしょうか
(別にそういった成人向けの漫画の存在を否定するつもりはありません。
フィクションはフィクションだから、現実とは分けて考える必要がある、
と言いたかっただけです)。

他に、日本は法律によって同性愛者を禁止していない、
ということが例として挙げられることがあります。

確かに世界には同性愛を法律で禁じている国があります。
しかし、それらは全て発展途上国です。
この地図の黄色や茶色やオレンジ色がついている部分が、
同性愛が違法となる国です。

一方、イスラム教徒の割合を示した地図が、こちらです。

こうやって地図で見ると、同性愛が違法となる国々は、
イスラム教の国に集中していることが分かります。
イスラム教の国々では、女性に対する暴力が酷いことで有名です。
少女の○器を切除する女子割.○という風習があったり、
被害者が女性である場合は殺人を犯しても罪に問われないことがあります。
未婚の女性がレ〇○された場合、
何と、被害者である女性の方が罪に問われることすら、よくあります。

同性愛が罪となるのは、こういう発展途上国が殆どなのです。

つまり、「世界の百何ヶ国中、何ヶ国で同性愛が違法であり、だから日本は同性愛に寛容~」
などというのは、一種のレトリックに過ぎません。

そんなことを言ったら、
主要先進国8ヶ国(日本、アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、ロシア)のうち、
同性結婚またはそれに準ずる法律がない国は、日本とロシアの2ヶ国だけです。

先ほどの この地図の中の、青系の色がついている国が、
同性結婚やそれに準ずる法律を施行している国です。

発展途上国を除いた先進国に限っては、
日本は法的に同性愛者を差別しているグループの中に含まれているのです。
あの一時期は同性愛者差別の酷かったアメリカですら、
同性愛が違法となる州はなく、一部の州では同性結婚を認めています。

例えば日本で異性結婚をして、配偶者が亡くなった場合、
保険金を受け取ったり、遺留分を遺産を相続したり、
病院で配偶者の最期を看取ったり、葬儀の喪主を務めたり、
という権利が認められます。

ところが、同性結婚が認められていない日本の場合、パートナーが亡くなっても、
スムーズに保険金を受け取ることができなかったり、
遺留分などの関係で遺産を相続できなかったり、
葬儀の喪主を務めることすらできない、などの様々な不利益を被っています。

また、異性間の夫婦が税制上優遇される措置が、同性間の夫婦には認められていませんし、
同じ苗字を名乗ることも難しく、
病院で「身内以外は面会謝絶」などと言われて病室を追い出されたり、
手術の同意書に判子を押すこともできなかったりします。

これは法律上の差別です。
そして同性愛者には、先ほど例に挙げた女性や在日や同和や、
障害者枠の雇用や障害年金などのある障害者とは違い、
同性愛者を優遇するような法律は全くなく、
異性愛者が「逆差別」されていることもありません。

以上の点から、しまうましたは、
いま日本で一番差別されているマイノリティは同性愛者なのではないかと考えたわけです。

せめて法律くらいは、早急に他の先進国と同レベルにした方がいいのではないかと思います。


……というわけで、長くなりすぎて、
そもそも何の記事だったのか忘れそうになってしまいましたが、
時雨沢恵一さんの「キノの旅」3巻5話「差別を許さない国」のネタバレ解説でした。

西尾維新「化物語 下 第五話 つばさキャット」のネタバレ解説

なでこスネイク」が終わった日の放課後。
阿良々木くんは、千石撫子に校門の前で待たれていました。
撫子は神原に借りていたブルマーとスクール水着を返そうと
待っていたのですが、神原が宅急動で校門を出て行って
しまっていたため、それは阿良々木くんに渡すことになりました。

その後、羽川さんがやって来ると、撫子は慌てて逃げ出しました。
羽川さんは戦場ヶ原さんの話題になったときに頭痛を感じますが、
阿良々木くんには大丈夫だと言いました。

ところで、その昼休みに阿良々木くんはデートに誘われており、
羽川さんと別れた阿良々木くんは戦場ヶ原さんの家に行きました。

すると、戦場ヶ原さんは車に乗り込みました。
運転をしているのは、戦場ヶ原さんのお父さんです。

父親同伴で初デート!
という拷問のような時間を過ごしつつ、車で山の中に移動します。
さらに戦場ヶ原さんは阿良々木くんと父親を車の中に残したまま、
どこかに行ってしまいます。放置プレイです。
戦場ヶ原さんのお父さんはいい人だったのが救いです。

そして戻ってきた戦場ヶ原さんに連れられてさらに山奥へ移動した
阿良々木くんは、ビニールシートの前で、
目を閉じて横になるように、と戦場ヶ原さんに言われます。
その通りにして、目を開けると、そこには満天の星がありました。
とても感動的なシーンです。

そして――阿良々木くんと戦場ヶ原さんは、キスをしたのでした。
ちなみにテレビ放映版ではこれが最終回となっており、
続きはネットで配信されました。
配信当日は、そりゃもう地獄でしたよ。
何回接続し直しても全く見れませんでしたからね。

さて、その翌日の朝。阿良々木くんは八九寺と出会い、
八九寺が昨日ミスタードーナツの前で忍を見かけた、
という話を聞きました。

その後、阿良々木くんは羽川さんにメールで呼び出され、
学校をサボって浪白公園へ行きました。
そこにいた羽川さんはパジャマ姿で、三つ編みがほどけ、
帽子を被っていました。

羽川さんは頭から猫耳が生え、
猫物語 黒」の事件のことを断片的に思い出している状態でした。

阿良々木くんが羽川さんを学習塾跡へ案内すると、
忍野は羽川さんの頭をはたいて、羽川さんを気絶させました。

はい。漫画とかでよくある、気絶チョップです。
実際、あれで気絶させるのって物凄く難しいと思うのですが、
それは今はどうでもいいですね。
気絶したことで羽川さんはブラック羽川状態となりました。

「猫黒」のときと同じく、
忍に羽川さんのストレスを吸わせることにしようとしますが、
実は忍は家出をしていたのでした。
家出をしていた理由に関しては「傾物語」で語られています。

阿良々木くんは八九寺や神原や撫子たちなどにも頼み忍を捜索しますが、
見つかりません。
ちなみに戦場ヶ原さんは羽川さんに頼まれ学園祭の準備をしていました。
そんな阿良々木くんの前にブラック羽川が現れます。
ブラック羽川としても忍がさっさと見つかってくれた方が有難いので、
捜索の手伝いをすることになりました。

そしてその途中、ブラック羽川は、
実は羽川さんは阿良々木くんのことが好きだったのですが、
阿良々木くんが戦場ヶ原さんと付き合い始めたため
ストレスを感じ始めたのだ、という話をしました。

先に阿良々木くんと親しくなった羽川さんにしてみれば、
信じられないような展開だったでしょうが、
もう恋愛に関してはどうしようもないですよね。
阿良々木くんは恋愛シミュレーションゲームで言えば攻略難易度が
物凄く低いというか、告白すればすぐに付き合えるキャラなのですが、
一度付き合い始めたらその人しか見えなくなるタイプですからね。

その後、ブラック羽川に街灯の下まで誘導された阿良々木くんは、
ブラック羽川に殺されそうになります。
しかし阿良々木くんが忍に助けを求めたところ、
阿良々木くんの影の中に潜んでいた忍が登場し、
羽川さんの首元にがぶりつきました。

阿良々木くんを街灯の下に移動させたのは、
影を作るためだったのでした。

ただし、ブラック羽川から見れば、
もし忍が阿良々木くんの影の中にいなかった場合は、
そのまま本当に阿良々木くんを殺してしまっていたことでしょう。
ブラック羽川的にはストレスの大元を取り除ければそれでいいのですから。

そして翌日、阿良々木くん達は学習塾跡を訪れますが、
そこにはもう忍野はいませんでした。
ちなみにアニメでは忍野が学習塾の屋上から阿良々木くんに手を振る、
というオリジナルのシーンがありましたが、原作では
『忍ちゃん、自分探しの旅に出ちゃった』
と阿良々木くんに伝えた後、そのまま姿を消していました。

また、この話の最後にようやく、阿良々木くんたちのクラスの出し物が
お化け屋敷であったことが明らかになりました。
怪異絡みのこの物語に相応しい出し物だと言えるでしょう。

時雨沢恵一「キノの旅」3巻4話「機械人形の話」のネタバレ解説

谷の中の国を訪れようとして道に迷ったキノとエルメスは、
森の中で1人の老婆と出会いました。

老婆は、自分はある家で住み込みで働いているメイドだと言い、
さらに自分は機械人形なのだと言いました。
この「機械人形」という用語は、要するにロボットのことです。

家に招待されたキノは、30歳くらいの男女と、
5歳くらいの男の子を紹介してもらいました。
彼らがこの家に住む一家なのだそうです。

が、この親子には、近くに国がないはずなのに出勤したり、
学校に通ったり、食事を全く食べずに捨てたりするなど、
不自然な点がたくさんありました。

翌日、キノは老婆に案内され、湖の下に国が沈められているのを
目撃しました。
それこそがキノが最初に探していた谷の中の国だったのでした。

その夜、エルメスのスピードメーターの故障を老婆が直すなど、
機械に詳しいという描写がありました。

3日目の朝、キノは「老婆が倒れているのを発見し、
親子を呼びました。

そして老婆が亡くなると、親子から、その老婆が機械人形ではなく、
人間だったということを知らされました。
老婆を埋葬する手伝いをした後、キノは親子から事情を聞きました。

実は本当に機械人形だったのは、親子の方だったのです。
彼らは天才工学博士だった老婆に作られたのですが、
老婆は彼女の夫と息子が戦争に巻き込まれて亡くなったショックで
おかしくなり、
自分は機械人形なのだという妄想に囚われてしまったのです。

それから55年近くもの間、
彼らは不自然な親子を演じてきたのだそうです。

キノは彼らに、自分たちを連れて行ってほしい、
キノのために働かせて欲しいと言いますが、キノは断ります。

そして彼らは、湖に入水自殺をしたのでした。
まあ、自殺と言っても彼らは機械人形なので死ぬわけではないでしょうが、
少なくともいつかは燃料が切れて動かなくなるので、
自殺と同義だと言っていいでしょう。


というあらすじなのですが、
この話は、人生の膨大な時間を無為に過ごすという点から、
1巻3話『レールの上の三人の男』を連想する話でした。

でも、「老婆が辛い過去を思い出さずに、機械人形としての人生に
満足して死んでいったことが唯一の救いかもしれません。

時雨沢恵一「キノの旅」3巻3話「同じ顔の国」のネタバレ解説

ある国を訪れたキノは、男は男、女は女、
まったく同じ顔をしていることに驚きました。

翌日、キノは役場から来た観光案内人から、
なぜみんな同じ顔をしているのか、
という疑問について説明してもらいます。

要するに彼らはみんなクローン人間なのでした。

彼らはこの地にやってきた男女の子孫であり、
ずっと自分自身のクローンを作ることで反映してきたのです。

この国には子どもを作るたびに厳しい試験があり、
その試験を突破しなければ子どもを作ることはできません。
これに関しては、現実世界で「普通の」
子どもを作る親よりも立派だなあ、と思います。
その気になれば、
身体さえ健康な人なら誰でも子どもを作ることはできます。
しかし、誰でも作れるからこそ、虐待や子殺しが絶えません。

この「同じ顔の国」のように免許制にすれば、
少しはマシになるのでしょうが、まあ、現実的に考えて、
そんなことをすればますます親になるハードルが上がり、
超少子化になるから無理でしょうね。

話は逸れましたが、クローンを作る工場を見学したキノは、
案内人の家に招待され、そこで昼食をとりました。
そこには何人もの同じ顔をした子どもたちがいましたが、
キノはしばらくすると彼らの見分けがつくようになりました。

翌日、晴れやかな気分で出国したキノでしたが、
そこに潜伏していた兵士たちに連れられてテントへ行き、
兵士たちが『同じ顔の国』を徹底的に破壊するのを目撃しました。

彼らはあの国を、クローンという悪魔的所業をする国だと忌み嫌い、
滅ぼすことにしたのでした。
その後、キノは指揮官から、
彼の娘であるという双子の姉妹の写真を見せられます。
まあ、双子とクローンは違いますが、
一卵性双生児の場合は遺伝情報は全く同じになりますからね。

かつては現実世界でも、
双子が忌み嫌われ差別されていた時代がありました。

そして――滅びたと思われていた『同じ顔の国』の人達でしたが、
実は地下シェルターに避難していたため無事でした。
また、例の案内人が実は大統領だった、ということも明らかになりました。


というあらすじです。

クローン人間はSFでは散々使い古されたネタなのですが、
ファンタジー世界に登場すると斬新に感じるのが不思議です。

米澤穂信「遠まわりする雛」2話「大罪を犯す」のネタバレ解説

世界史の授業中、奉太郎は隣のクラスから、
数学教諭の尾道が癇癪を起こしている声が響いてくるのを聞きました。
さらに、千反田さんの声まで聞こえてきたため、奉太郎は驚きました。

その日の放課後、古典部に行った折木は、
里志と伊原摩耶花さんが痴話喧嘩している、
というか伊原さんが一方的にまくしたたているところに、
「疲れないか?」
と水を差しました。

その後、「怒る」という話題について彼らは語り合い、
しばらくして千反田さんは、
数学の授業で尾道に怒った理由について気になる、と言いました。

そもそも尾道が怒った理由は、
授業の進度を勘違いしていたせいで、
教えたはずのことを生徒が全く憶えていないと思い込んだからなのですが、
なぜ進度を勘違いしていたのか、という疑問点が生まれました。

それについて奉太郎はいくつか仮説を立てた後、
どのクラスはどこまで授業を進めたかを教科書に書く際、
小文字で書いてしまったため、aとdを見間違えてしまったのだろう、
という推理をしました。

物凄く拍子抜けしますが、コロンブスの卵のようなもので、
確かに気付きにくい真相ではありました。
ただ、えーと、何と言いますか、謎も真相もスケールが物凄く小さいです。
まあ、日常の謎ものの短編小説としては有りなのですが、
よくこんなネタを24分のアニメにしたよなあ、と感心してしまいました。

うーん、まあ、ミステリー部分はおまけで、
この話は千反田さんについて描写するのが目的だったと考えれば、
許せる範囲でしょうか。

米澤穂信「遠まわりする雛」1話「やるべきことなら手短に」のネタバレ解説

遠まわりする雛 (角川文庫)


折木奉太郎は、「入学一ヶ月の実感と今後の抱負」という
宿題を家に忘れていてしまったため、
教室に居残ってその宿題をやっていました。

そこへ、里志がやってきて、
昨日の放課後、1年生の女子が音楽室へ行ったところ、
誰もいないのにピアノが勝手に鳴っており、
さらに音楽室の隅から長い乱れ髪を垂らした
セーラー服の女子生徒が1年生をじっと見ていた、
という噂を話しました。

その日はピアノ部が音楽室を使う日だったのですが、
ピアノ部の部員は3年生が1人いるだけで、
しかもその田丸潤子という3年生は事故で指を怪我しており
ピアノを弾くことはできなかったのだそうです。

そんな話をしているところに、千反田えるが、
里志に部活の書類を渡しにやってきました。

千反田さんはそのついでとばかりに、
奉太郎に例の音楽室の怪談について聞こうとしますが、
奉太郎は先回りして、里志に「秘密倶楽部の勧誘メモ」の話をさせ、
その「女郎蜘蛛の会」という秘密クラブの勧誘メモを探す方向に
話を持っていきました。

案の定「わたし、気になります」と千反田さんは食いついてきたので、
奉太郎は千反田さんと里志を誘導し、
一番目立つ昇降口前に彼らを連れて行きます。

そして奉太郎は「千反田さんが気を取られている隙に、
野球部のポスターの下に、先ほど自分が書いたメモを貼り付け、
それを里志が発見したのでした。

どうして奉太郎がそんなことをしたのかと言うと、
音楽室は遠いため、『今後の抱負』を提出する職員室に近い昇降口前に
千反田さんを誘導したかったからでした。

帰り道に奉太郎は、音楽室の怪談の真相は、
音楽室で寝ていた田丸潤子がCDプレーヤーに『月光』を入れて、
目覚まし時計の代わりにしていた、という推理を里志に話しました。

この話はアニメの第1話のBパートに収録されていました。
短編集を読んだときも思ったのですが、
これ、時系列的にシリーズが始まったばかりの頃にやる話じゃないですよね。

千反田さんが何度も『わたし、気になります』
と奉太郎に推理をせがんだことがある、
という前提があって初めて成り立つ話ですから。

まあ、部活の勧誘ポスターが貼ってある時期の話じゃないといけない、
という制約もあったため、こうなったのでしょうが。


(遠回りする雛 1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話

時雨沢恵一「キノの旅」3巻2話「説得力」のネタバレ解説

まだ旅に出る前のキノが森の中で、
ゴム弾のパースエイダ―を使い、師匠に訓練されていました。

つまりこれは、まだキノが旅に出る前の修業時代の話です。
ちなみに老婆バージョンの師匠が登場するのはこの話が初めてです。

訓練から家に帰ると、キノたちは何かの気配に気付きました。
師匠はキノに「3人の盗賊を、1人は喋れる状態で動けなくさせろ、
と言い、キノは一瞬でその通りにしました。

そして師匠は師匠らしく、3人に金目のものをありったけ寄越せと言い、
さらに馬で半日ほど先にある川に着くまで決して振り返ってはいけないと、
怪談のようなこと言って脅しました。

その夕方、キノは薪を割りながら、
あの盗賊さん達は、なんであんなに弱いのに、盗賊なんてやってるんだろう?
とエルメスに尋ねます。

エルメスは途中で言葉を濁しますが、あの盗賊たちが特別弱いわけではなく、
キノが強すぎるのだ、と言いたい様子でした。


というあらすじなのですが、
この頃のキノは、あまりに強すぎる師匠に毎日負け続けているため、
自分が一般人よりは遥かに強いという自覚がなかったのでした。
普通に使うのとは逆の意味ですが『井の中の蛙』だったわけです。

時雨沢恵一「キノの旅」3巻1話「城壁のない国」のネタバレ解説

キノとエルメスは、遊牧民たちの国を通りがかり、
彼らに歓迎されて滞在することになりました。
部族は50人ほどで、12歳以下の子どもが10人ほどでした。

大人たちはみんな、ひっきりなしにパイプを燻らして、
煙を出していました。

その中の、目が灰色で、他の人たちと肌の色もかなり違う、
30歳くらいの男に話しかけられました。
彼に「みんな君のことを、男性だと思っている。違うだろ」
と言われ、キノはそれを聞き返すことで肯定しました。

翌日、キノは子どもたちから、あのパイプは大人だけが吸える、
ということを聞きました。

さらに翌日、朝早く出国しようとしたキノを族長は引き止めます。
牛に釣られたキノは出国を昼過ぎに変更するのですが、
その昼食のときにお茶を勧められ、キノが断ると、
彼らの態度が豹変しました。

彼らがキノに襲い掛かって来たので、キノは応戦し、逃げまどいます。
そんなキノを助けてくれたのが、例の灰色の目の男、ラウハーでした。

ラウハーはもともとこの部族の出身ではなく、
あのパイプの草のせいで部族に取り込まれてしまっていたのでした。
その草は煙草と麻.薬の中間くらいの作用があるらしく、
半日吸わないと頭痛がして、10日ほどで狂い死ぬのだそうです。

ラウハーは5年前にあのお茶を飲まされて昏倒し、
その看病をしてくれた女(後で族長の娘と分かる)と夫婦になりました。
ところが、彼女が子どもを産めなくなったせいで、
彼女は殺されてしまい、ラウハーは復讐することにしたのでした。

ラウハーは去年とれた草をまとめて貯蔵しているテントに火をつけ、
草を燃やしてしまいました。
そして、かつて出身国で暗殺者として名を馳せていたラウハーは、
大人たちを皆殺しにしてしまいました。

キノは、もしキノがこの部族に取り込まれていたら、
ラウハーの妻にさせられていたという話を聞いた後、出国しました。

そしてラウハーは、生き残った子どもたちに草や煙のない生活を
させようとするのですが、不意を突かれて子どもに殺されてしまいます。
残された子どもたちは、ある程度の量の草の煙を吸ってしまいました。

『半月ほど後。
この部族は、』

という文章で話は終わるのですが、普通に考えれば草がなくなり、
子どもたちも全滅したのでしょうね。


というあらすじなのですが、昔、看護師をしている知り合いから
こんな質問をされたことがあります。

『麻.薬とか覚せ.い剤の中毒になってしまった人が、
それをやめるのがどれくらい難しいか想像がつく?』
と。
『食事をやめるのと同じくらい難しいんだって』
という答えを聞き、怖っ! と思いました。

時雨沢恵一「キノの旅」3巻口絵「愛と平和の国」のネタバレ解説

キノの旅〈3〉the Beautiful World (電撃文庫)


ある国を訪れたシズと陸は、その国には城壁がないことに驚きました。

(これの次の話のタイトルが「城壁のない国」でなかったら、
きっとこれのタイトルが「城壁のない国」になっていたのではないかと思います。)

シズ達は指導者に会い、城壁どころか軍隊すらないという、
信じられないような話を聞きます。
指導者の説明によると、彼らには「愛と平和の歌」があり、
それを歌って戦わずにして勝つのだそうです。

やがて、敵国の軍勢が攻めてきたという連絡が来ます。
さて、いよいよ敵が来ると、コーラス隊や美しい女性たちが、
愛と平和が一番だとか、争いは愚かしいとか、
そういう内容の歌を歌いました。

すると、敵兵たちは武器を足元に置き、楽しそうにはしゃぎだしました。

その翌日、シズたちは例の軍勢に追いつき、司令官に会いました。
そしてシズは、
『あの国に攻め入るつもりなんか、最初からなかったんでしょう』
と尋ねました。
司令官も『あれは兵士たちの慰安です』と認め、
兵士たちには『我々の属国が、我が軍の庇護を感謝する宴を催している』
と教えているのだと告白しました。

そして本当の敵国が『愛と平和の国』を攻撃した際には、
『我々の属国を不当に蹂躙した』として全面的に戦争が始められるわけです。

その後、シズと陸は、いつものように定住できる国を探すために、
放浪生活を続けるのでした。


……というあらすじなのですが、
この『愛と平和の国』の住人たちのことを、馬鹿だなあ、
と思った人はいないでしょうか?

でも、実はこれと同じような状況の国が現実世界にあるんですよね。

そうです。日本は、戦後にアメリカによって作られた憲法九条によって、
軍隊を持つことができません。
城壁に関しては島国だから無いのが当たり前なのですが。

(これ以降はキノの旅と全然関係ない話が書かれています。
無理して読まなくていいです)


『九条教』の信者たちが、
『戦後、日本が軍隊を持たなくても他国に攻められないのは、
軍隊を放棄しているおかげだ』
なんて言ってるのを聞いたことはないでしょうか?

もしもその理論が正しいのなら、
まともな軍隊を持っていなかったアフリカ大陸の人たちが、
強力な軍隊を持っていた白人たちの奴隷になることはなかったでしょうね。

日本が他国に攻められていないのは、
もちろん憲法九条のおかげではありません。
自衛隊と日米安全保障条約のおかげです。

ちなみに、戦後、まだ自衛隊も安保条約もなかった頃に
日本も他国に攻められたことがあります。

自衛隊ができたのは1954年7月のことであり、
日米安保条約が結ばれたのは1960年のことなのですが、
1952年1月に日本の領土である竹島(島根県)を韓国が占領し、
さらに日本人44人が死傷し(うち5人が死亡)、
3929人が抑留されてしまいました。
そして今でも韓国は竹島を不法占拠しています。

もちろん、当時既に憲法九条は施行されていました。
当時の韓国軍にしてみれば、
武力を持たない日本は恰好のカモだったことでしょう。
このことからも「他国に責められないのは九条のおかげ」が嘘であり、
むしろ武力を持つことが他国への抑止力になることが分かります。

その後、日本は安保条約を結んでいますが、
これは要するにアメリカの属国になったのと同じです。
だって、在日米軍により日本国民を人質にとられ、
アメリカに逆らうことができなくなったわけですから。

他国が本格的に日本を攻めたときには、
この「愛と平和の国」に登場した軍勢の国のように、
我々の属国を不当に蹂躙した
としてアメリカは戦争を始めるでしょう。

それ自体は、「アメリカとは戦争したくない」と思う他国への
抑止力になるからいいのですが、
「アメリカが日本に攻めてきたときにはどうするのか?」
という視点が、「アメリカに守ってもらっている」
気分の人たちには決定的に欠けているように思えます。

(キノの旅3巻 口絵 1話 2話 3話 4話 5話 6話 プロローグ あとがき

東野圭吾「虚像の道化師 ガリレオ7」第二章「心聴る」のネタバレ解説

「心聴る」は「きこえる」と読みます。

ペンマックスという会社の女子社員、
脇坂睦美は原因不明の幻聴に悩まされていました。
そんな中、ペンマックスの営業部長の早見達郎が
自宅マンションのベランダから落ちて死亡するという事件が発生しました。

草薙と内海はその事件について調査をし、脇坂睦美から、
3ヶ月前に早見の不倫相手である女子社員が、早見に捨てられたせいで自殺した、
という噂を聞きました。
そして1ヶ月ほど前から早見の様子がおかしくなっていたのだそうです。

それから2ヶ月後。
風邪を引いた草薙は病院へ行き、そこで暴れていた、
ペンマックスに勤める加山幸宏を取り押さえた際に負傷し、
入院することになりました。
草薙の同期の北原が、事件の捜査をすることになりました。

加山も以前から何度も幻聴に悩まされていました。
加山は大事なプレゼンのときに、幻聴のせいで失敗してしまい、
病院へ行く決意をしたのですが、
その病院で暴れてしまい逮捕されてしまったわけです。

草薙はこの事件の裏には何かあると思うのですが、
北原は小物っぽいというか卑屈な性格のため、
加山がストレスから精神に変調を来してしまったのだと決めつけます。

北原は内海に連れられ湯川のところへ行きますが、
そこでも湯川の言うことをまともに聞こうとはしません。
しかし湯川と内海に説得され、ペンマックスで聞き込みをし、
幻聴に悩む脇坂睦美に辿り着きました。

湯川は幻聴が聞こえたらスイッチを入れるようにと、
睦美に機械を渡しました。
そして幻聴を聞いた睦美が機械のスイッチを押すと、
同じ部署にいた小中行秀が北原に捕まえられました。

小中行秀は渡米した兄が部屋に残していった小型の脳内音声装置を使い、
早見達郎や加山幸宏や脇坂睦美に様々な幻聴を聞かせていたのでした。

この脳内音声装置は特定の場所にいる人に向けて発射することで、
その人にだけ録音した音を聞かせることができる、というものでした。
ただし、その場にいないと幻聴を聞かせられないという欠点があるため、
病院の防犯カメラなどの映像から特定され、
睦美が幻聴を聞いたときに現行犯逮捕されたのでした。

小中行秀は早く出世した加山幸宏を妬み、幻聴を聞かせていたのですが、
北原は自分も小中と同じような性格だと気付き、反省しました。

ちなみに睦美にはサブリミナル効果を期待し、
『あなたは小中行秀を愛している』という声を加工して聞かせていたのでした。

そしてこの話の最後には、
『小説内に登場する脳内音声装置は、
二○一二年五月時点で実用化は確認されていません。』

という但し書きがありました。

つまりこれは、ミステリーではなくSFだったわけです。
東野圭吾さんは『パラドックス13』や『パラレルワールド・ラブストーリー』など
SFも結構書いているのですが、
ガリレオシリーズの中でそれをやってしまうというのは冒険でしたね。

ところで、この機械が実用化されたら、
新興宗教での神秘体験とか、カンニングとかに利用されそうな気がします。
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