時雨沢恵一「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅠ ―スクワッド・ジャム―」のネタバレ解説

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)


タイトル長すぎです。この「ネタバレ解説、しまうました」では、
この小説をガンゲイル・オンラインと呼ぶことにします。

ガンゲイル・オンラインは、
川原礫さんの≪ソードアート・オンライン≫シリーズのスピンオフですが、
ソードアート・オンライン(以下SAO)のキャラはほとんど登場しないので、
SAOを読んだことがない人でも問題なく楽しめると思います。

キャラクターのスピンオフではなく、世界観のスピンオフ作品です。

それでも不安なら、SAOの6巻まで読んでから読むといいでしょう。

この小説の主人公、小比類巻香蓮(こひるいまき・かれん)は、
身長が183センチある北海道出身の女の子です。

香蓮は思春期からの身長コンプレックスのせいで、
内向的な性格になり、少しでも女の子らしくあろうと黒髪を伸ばしています。

裕福な家庭で育った香蓮は、東京のお嬢様学校の大学に受かり、
2025年4月から、姉夫婦が住んでいる都内の高級マンションで1人暮らしを始めました。

名門女子大に通い始めても友人もできませんでした。

夏休みの里帰り中に、香蓮はヴァーチャルリアリティ(VR)
オンラインゲームの記事を読みました。

2022年、香蓮が高校1年生の年の11月に、
≪ソードアート・オンライン≫と名付けられた世界初の
VR・MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインプレイングゲーム)は、
正式サービス開始当日にログインしていた1万人のプレイヤーが、
VR世界に閉じ込められ、彼等は、ゲームから自発的にデルことができなくなりました。

ゲーム内でキャラクターが死ぬか現実世界で誰かが頭に付けた機械を強引に外そうとすると、
脳を焼き切られて本当に死ぬという、文字通りの“デスゲーム”を強いられました。

2年後の2024年11月、デスゲームに囚われていた人達が解放されましたが、
結果的に4000人ものプレイヤーが命を落としました。

“今度は安全”という新型の機械が発売され、新しいゲームが発表されていました。

“別の自分”を簡単に楽しめる、という記事を読み、
香蓮はVRゲームについて、1から調べました。

地元の友人の美優(みゆ)が実際に遊んでいて、香蓮に色々と教えてくれました。

香蓮は東京に戻り、家電量販店で銀色の巨大なゴーグルのような、
アミュスフィアという機械を購入しました。

アミュスフィアは、得ている感覚を全て遮断し、架空の感覚を脳に送り込む機械です。
使用者の心拍数が極端に上がったり、呼吸が長く止まったり、
体の不調を察知したりすると、自動でシャットダウン機能が働くように設定されています。

香蓮は、美優が遊んでいる≪アルヴヘイム・オンライン(以下ALO)≫という
ファンタジー世界で、妖精になって冒険するゲームも購入しました。

香蓮はアミュスフィアを頭に装着し、キャラクターの名前“LLENN(レン)”を入力し、
美優と同じ風妖精族の≪シルフ≫を選びましたが、
ランダムに生成される≪アバター≫は長身の美女でした。

長身の≪アバター≫を鏡で見たレンはショックのあまり心拍数を跳ね上がらせて、
アミュスフィアの安全装置が働き、ゲーム開始たった20秒ほどで、
強制的にリンクアウトさせられました。

香蓮は長身にされたショックで、ALO自体が嫌になりましたが、
美優にキャラクターの≪コンバート≫というシステムを教えてもらいます。

コンバートとは、他のVRゲームに、
キャラクターの強さを相対的に引き継いで“お引っ越し”をさせることです。

香蓮は、レンのIDで最初だけは無料期間のあるいろいろなVRゲームに接続し、
キャラクターのコンバートをしまくり、数日後、
香蓮は身長150センチにも満たないチビの少女のアバターになれたゲームを見つけました。

香蓮ことレンが身を置くことにしたゲームの名は、
≪ガンゲイル・オンライン(以下GGO)≫と言い、
荒廃した世界でキャラクター達が互いを撃ち合う銃の世界でした。

GGOの舞台は、最終戦争で荒廃した地球で、
プレイヤー達が演じるのは、宇宙船で戻ってきた人達です。

空は、いつでも黄色と赤の絵の具を溶かした筆洗いのような、狂った夕日の色をしています。

銃は、≪光学銃≫と≪実弾銃≫の2種類に分けられます。

光線銃は小型軽量で射程が長く命中精度が高いですが、
対人戦闘ではアイテムによってかなり防がれてしまいます。

実弾銃は、実在する本物の銃を、銃器メーカーの許可を得てそのまま再現していて、
1発あたりの威力が強いです。

セオリーとして、対モンスター戦には光学銃、対人間戦には、
実弾銃を使うのがいいとされています。

レンはチュートリアルを受け、
≪バレット・サークル(弾道予測円)≫というアシスト機能について学びました。

銃の引き金に指を触れると、目の前にライトグリーンの円が現れ、
円のどこかに弾丸はランダムで命中します。
円の大きさは、目標までの距離や、銃の性能、自分の能力によって変わり、
収縮は心臓の鼓動とシンクロしていて、心を落ち着かせると円の大きさが安定します。

レンは心を落ち着かせるのが苦手で、逆に、
近くの相手に素早く狙いを付けて撃ちこむのは得意で、
チュートリアルの教官からは、サブマシンガンが一番向いていると言われました。

チュートリアルを終えたレンは1人でモンスター狩りを始め、
敏捷性と器用さをメインで、筋力と運をサブで上げていきました。

初期装備の戦闘服の生地を、現実世界において、
憧れても着ることができなかったピンク色に変えました。
明度の高い鮮やかなピンクではなく、現実ではあまり見たことのない、
くすんだ地味なピンクですが、レンはピンクコーディネートにし、
光学銃も服と同じピンク色に塗りました。

その直後、赤茶けた荒野でモンスター狩りをしました。
手榴弾トラップを仕掛けて、巨大ワニのモンスターを待ち伏せしていると、、
3人の男のプレイヤー達がやってきました。

巨大ワニが手榴弾トラップに引っかかり、レンは自棄(やけ)になり、
男達に光学銃を連射し、10秒ほどで“死亡”させました。

男達がレンにまったく気付かなかったのは、
GGO世界の、常に夕暮れのような赤みがかった空気の中では、
くすんだピンク、茶色の岩土や砂と同化してしまい、とても見えにくくなるからでした。

以後、レンは他のプレイヤーを見かけ、倒せる人数だと分かった場合、
容赦なく撃ち倒し、対人戦闘の面白さにハマっていきました。

砂漠フィールドに、正体不明の、恐ろしい待ち伏せプレイヤー・キラーがいる、
と噂になり、討伐隊募集の知らせまで出回り、レンは自重しました。

ゲームを始めて3ヶ月以上、2025年1月、
レンは〝ピトフーイ”と名乗る褐色肌で顔にタトゥーをした美女に話しかけられました。

レンは新しい実弾銃を探していると知ると、ピトフーイは、
他のプレイヤーが遺跡の探索や、強力なモンスターを倒して手に入れてきた、
レアで高威力な銃が並んでいる店を教えてくれました。

昨日入荷したばかりのP90というかわいい銃を見つけ、レンは購入しました。

リアルワールドに戻る時間になった時、ピトフーイは、
次の狩りまでに、P90、ちゃんとピンクに塗っておいてね! と言いました。

ピトフーイは、レンが砂漠フィールドにいた“恐ろしい待ち伏せプレイヤー・キラー”
だと知っていて、声をかけていたのでした。

レンはピトフーイと、気の合う仲間同士で結成するチーム≪スコードロン≫を組むようになり、
1ヶ月間、時間の合うときは必ず、一緒に狩りをしました。

ピトフーイは≪リアルマネートレード≫と言って、現実世界の電子マネーを使って、
ゲームの中のクレジットやアイテムに替える行為(わかりやすく言えば課金)をして、
高価なレア銃、珍銃、奇銃をたくさん所持していました。

ピトフーイは、シノンという女性プレイヤーに、
≪ヘカートⅡ≫という対物ライフルを売ってもらおうとして、断られたことを話しました。

このシノンというキャラは、
SAOの5巻、6巻≪ファントム・バレット≫編のメインキャラクターです。

あるとき、ピトフーイは、
いつか、レンちゃんが私と真っ向勝負をして、勝つことができたらリアルで会おっか!
と言いました。

その約束から1月後の、2026年1月18日。
狩りの帰りに、レンはピトフーイから≪スクワッド・ジャム≫という大会が開催される、
という話を聞きました。

スクワッド・ジャムは“分隊が、ごちゃ混ぜ”という意味で、
“少数チームを組んでバトルロイヤルをやろう”という大会でした。

GGOでは、≪バレット・オブ・バレッツ(以下BoB)≫という、
個人戦の大会が3回開催されていました。

その第3回大会で、2人のプレイヤーが、タッグを組んで戦っていて、
そのBoB中継を見ていた日本人が、GGO運営団体の≪ザスカー≫に、
チームバトルロイヤルの大会を開催してください、
開催に必要な費用は自分が出します、と打診しました。

その日本人は50過ぎの病的なガンマニアで、
銃が出てくる作品ばかり書いている小説家なのだそうですが、
これは明らかに作者の時雨沢恵一さんがモデルだと思いますw
この小説の作中の時代設定、2026年1月ごろには50才を過ぎていると思いますし。

その作家がスポンサーとなり、日本サーバーだけで、
個人協賛のミニ大会、スクワッド・ジャムが開催されることになったのでした。

1月28日水曜日が募集〆切で、その次の日曜日、2月1日に開催されるのだそうです。

ピトフーイは、2月1日は、中学以来の親友の結婚式だから参加できませんが、
ピトフーイの知ってるプレイヤーとコンビを組んで、レンに参加してほしい、
という意味のことを言いました。

レンは断ろうとしましたが、
リアルで、何かこう、鬱屈した感情を抱えてるでしょ?
だから、GGOに鬱憤(うっぷん)晴らしに来た、逃げてきた、
だから、暴れようぜ! とピトフーイは言いました。

現実世界に戻ってきた香蓮は、気が進まないなあ……、と言いました。

現実世界の部屋には、大手ショッピングサイトで購入した、エアガンのP90と、
油性ペンでピンクに塗った小さなP90のキーホルダーがありました。

美優に相談すると、2月1日って、神崎エルザのライブ日じゃん、
チケット取れたら行こうって話してなかった? と言われました。

神崎エルザは、人気急上昇中の、女性シンガー・ソングライターです。

チケットが取れるか分かるのは、27日火曜日の16時でした。

その27日、大学の帰りに、
同じ敷地内にある付属高校の6人の女子高校生達とすれ違いました。
週に2、3回はすれ違っていて、顔を覚えていました。

6人とすれ違うと時、「ねえ、あの人――」「背が高くて――」と、
6人のうちの誰かの声が届きましたが、その先は聞きたくなくて、
香蓮はその場から逃げ出しました。

あの6人を、全員撃ってやりたい、という欲求が沸き起こりました。

神崎エルザのライブのチケットも取れず、香蓮はピトフーイへ、
『暴れてやる!』とメッセージを送りました。

1月30日の夜、レンはピトフーイと待ち合わせ、
スクワッド・ジャム(以下SJ)のルールを確認します。

通常なら死亡後≪ランダム・ドロップ≫と呼ばれるアイテムの落下がありますが、
大会中はそれがないことや、参加者が持たされる携帯端末に、
相手の位置が10分間隔で、短い間だけ表示される≪サテライト・スキャン≫などがあります。
サテライト・スキャンで表示されるのは、スクワッド・リーダー(分隊長)の位置のみで、
チーム名は表示されません。

個人参加は認めず、最低2人か最大6人までのチームが、
それぞれ特設フィールドに1000メートル以上離れた場所に転送されて試合開始で、
最後まで生き残った者(チーム)が優勝です。

SJでは、チーム内順位を申請しておいて、リーダーが死んだら、
2位、3位と繰り下がっていきます。
“降参できるのは唯一リーダーだけで、その場合はチーム全体が降参になる”
というルールもあります。

通信アイテムが、チーム内でのみ使用可能です。

死体は10分後に消えて、プレイヤーは大会本部の酒場に戻ってこられます。

レンとコンビを組む相手、
身長は190センチを超える巨漢のアバターのプレイヤーの男、エムをピトフーイは紹介し、
いなくなりました。

レンがリーダーですが、実際の作戦指揮は、エムが執ることになり、
2時間半ほど、入団テストのようなことをやらされました。

翌日の土曜日には、香蓮はふと思い立って、神崎エルザへ肉筆のファンレターを書きました。
長身コンプレックスがあることや、それを解消するために、
チビのアバターのVRゲームにのめり込んでいることや、
もっと広い会場でコンサートをやってくださいということや、
氏名住所を書き、神崎エルザの事務所に送りました。

2026年2月1日。日曜日。レンはエムと待ち合わせ、大会本部の酒場に行きます。

出場チームは予選なしで全23チームでした。
レンとエムのチーム名は≪LM≫です。

BoBで行われた、誰が優勝するかのスポーツ賭博は行われていなくて、
大会の決着が付くまで、何発の銃弾が放たれるか予想するゲームがありました。

13時50分に、薄暗く狭い部屋に飛ばされ、待機時間になりました。
着替えたり装備をしたりします。

エムはレンに、全長は30センチほどのコンバットナイフを副武装として渡しました。
敵の股の下をくぐるようにして、左右どちらかの内股を切り付けるんだ、
とエムは言い、他にも狙う場所をいくつか教えました。

14時になり、大会が始まり、森に飛ばされました。

エムの狙撃が生かせず、レンガ目立つので、不利でした。

レンはエムにもらった迷彩のポンチョを被ります。

移動できる区域は正方形で、上下幅は約10キロです。

エムは地図を見て、真南の都市部へ向かうことにしました。

西の森のどこかで発砲音が聞こえました。
むやみに全力ダッシュし、運悪くかち合い、
いきなり派手な乱戦になったチームがいるようでした。

レンを先頭にして南進し、森の終わりで止まりました。

スキャンまであと30秒という時に、
太い木の脇に身を隠したレンは都市部に5人の敵を発見しました。

エムの指示で、そこで待つと、スキャンが終わり、
バレット・ラインが100本以上見えました。

バレット・ラインは、“これからここに弾が飛んできますよ”というお知らせです。

敵は≪ZEMAL(全日本マシンガンラバーズ)≫で、
メンバー5人が全員マシンガン使いです。
“マシンガンが大好き過ぎてヤバイ”という共通の嗜好があります。

5人は気持ち良くマシンガンを撃ってマシンガナーズ・ハイになっていましたが、
背後から狙撃され3人が死亡しました。

やっとエムがレンのところにやってきて、片目用の望遠鏡を渡しました。

ZEMALを狙撃したチームは、ビルに2人残り、
地上の4人に指示を出し、ZEMALを全滅させました。

ビルに残っていた2人は、ラぺリング、ロープによる懸垂降下をしました。

あれは、プレイヤーの持っている能力だ、とエムは言いました。

GGOでは、経験値との交換で手に入れたスキルは自動的にできますが、
元々プレイヤーがリアルでもできることは、スキルを取らなくても可能です。

多分アイツら、戦闘のプロだ、警察もしくは海上保安庁の特殊部隊か、自衛隊員だ、
とエムは言いました。

普通にやって2人で勝つのは難しい相手ですが、
しかしその戦闘のプロを倒さないと、都市部に陣取ることはできません。

運はいい方か? これまでの人生、幸運に恵まれてきたか?
とエムが質問し、身長以外は何不自由せずに育った身を思い、
わたしは、ラッキーだったよ、ラッキーガールだよ!
とレンは強がり混じりで言いました。

14時20分のサテライト・スキャンを見ると、
さっきの派手な戦闘音で、都市部に別の3チームが集まっていて、
プロ連中の相手はその3チームに任せ、
レンとエムは高速道路を走り、中央の居住区に移動しました。

その3チームは戦闘になり、最後に1チームが残ったところを、
戦闘のプロチームに倒されました。

レンとエムは居住区に辿り着き、14時30分のスキャンを見ます。
生き残りは、8チームで、居住区には他の生存チームはいませんでした。

エムは戦闘のプロチームを勝つ作戦を考えました。

場面が変わり、戦闘のプロチームは、居住区にいるレンを目指して西進し、
リーダーだけがサテライト・スキャン端末を睨みます。

14時40分のサテライト・スキャンによると、
すぐ近くの交差点にレンがいるはずなのですが、
部下達はレンを発見できませんでした。

部下達は、交差点にある物を通信端末でリーダーに報告します。

旅行用のスーツケース、と部下の声を聞き、
スーツケースを撃てっ! とリーダーは叫びました。

スーツケースに、突如人間の足が生え、
蓋が開くと同時にスーツケースが部下達に発砲しました。

エムは、居住区でプラスチック製スーツケースを見つけ、
ナイフでスーツケース内部の2枚の仕切りを切り取り、
GGO最少アバターのレンを中に入れて、
見晴らしのいい交差点のど真ん中に放置しておいて、
スキャンで敵をおびき寄せ、エムの指示でレンを飛び出して射撃させたのでした。

レンは敵の部下4人全員を10秒もかからずに仕留めました。


あれは人間の素早さじゃないなあ、参考にならないなあ、
とリーダーは言葉を吐き、ウィンドウ画面を出して降参しました。

“絶対音感”のような“絶対地理感覚”があるエムのオペレーションで、
レンはエムが潜伏していた家に誘導され、合流できました。

エムさんのMって、“マップ”とか、“マッパー”の頭文字なんだね!
とレンは声を弾ませましたが、エムはゴツい顔に困惑を浮かべました。

エムというキャラネームの本当の由来は、
ピトフーイとの関係を考えれば推測できますが、
全年齢対象のこのブログでは解説できません。悪しからずw

14時50分に5回目のスキャンが始まり、3チームしか残っていませんでした。

水辺沿いに南西に進むと、敵だ! 右! とエムが叫びました。

敵は小型のホバークラフトで、時速60キロですっ飛んできたのでした。
マシンガンで撃たれ、転がって逃げます。

ホバークラフトは、平らな場所なら水陸両用だ、
背中を見せて逃げ出したら、一気に加速してくるぞ、
とエムは言い、ここから撃つことにしました。

エムはバックパックから大きな鉄板が重なり合った物体を取り出し、広げました。
高さ50センチ、弧の長さが240センチほどの、
斜めに立つ扇状の壁になり、敵の銃弾を弾きました。

リアルにはない、宇宙戦艦の装甲版で、GGO最強の材質で作られていて、
アングラな素材屋で、猛烈に高い値段で売っているそうです。

レンがこの近くで全速力で走り、囮役になり、
その間にエムがそこから狙撃することになりました。

エムは、バレット・サークルが出ない狙撃で、
2人乗りのホバークラフトのうち、2台に乗っている敵を倒しました。

最後の1台は、完全に身を伏せ、エムの方へ突っ込んできました。

エムはプラズマ・グレネードを湖の20メートルほど沖に投げ、
湖水を半球状に盛り上げ、その水でホバー・クラフトを大ジャンプさせました。

ホバー・クラフトから落ちた男達を、レンはP90で撃って仕留めました。

エムのバレット・サークルが出なかったのは、
バレット・サークルのアシストを使わず、スコープを覗いて、
自分の力だけで狙う場所を計算して、
撃つ玉膳まで指を引き金に置かなかったからでした。

SJが開始してから1時間が経ち、サテライト・スキャンを見ると、
自分達から600メートルくらい離れた場所に敵の光点が見えました。

その直後、レンは右脇腹を撃たれます。

エムがレンを、ホバー・クラフトに乗せ、逃げます。

レンは、SJ開始時に3本配布されていた救急治療キットを打ちます。
ほぼ全損状態のレンのヒットポイントが、3割回復しますが、
完了までには180秒もかかります。

ホバー・クラフトは燃料が残り少なく、左手に見える荒野へと上陸しました。

最後に残ったレンとエムの敵チームは、≪SHINC≫という、
女ばかり6人のチームでした。
全員が、安いロシア製の銃を使っているという特徴があります。

荒野に逃げたレンは、救急キットを全て打ちました。

エムは、15時ちょうどに読めとピトフーイに言われていた便箋を読み、
15時09分に、「すまん」と言ってレンに銃口を向け、撃ちました。

レンは考えるより先に早く動き、発砲を避け、
小さな手でエムのHK45の安全装置をかけ、撃てなくしました。

レンはP90でエムの右手を撃ってHK45を落とさせ、
銃口をエムの首筋へとめり込ませました。

エムは絶叫し、弱々しい敬語で命乞いをします。

「俺」という一人称が「僕」に変わり、素のエムになりました。

SJで死んだら……、リアルの僕も、本当に、死んでしまうんですっ!!
とエムは言いました。

レンは、さっきエムが読んでいた便箋を取り上げ、読みます。

死んだら、殺すからね、自殺もダメね、
という内容が数百字にわたって書かれていました。

“死ぬ”とか“殺す”とかって、ゲームの中の話でしょ?
とレンは言いますが、
あの女は、殺すと言えば、リアルで本当に殺しますよ、
あの女は未だに、あのゲームに心を囚われているんだっ!
とエムは言います。

手紙の通り、これからエムがSJで戦死したら、
リアルのエムは、リアルのピトフーイに殺されてしまう、
とエムは言いたいのでした。

レンを撃ち殺そうとしたのは、レンを殺して自分がリーダーになり、
降参しようとしたからでした。

ここからはわたしが1人で戦う! エムさんはどっかに隠れていて、
死なないようにね! わたしが敵チームに倒されたら、
さっさと降参すればいい!
とレンは言って、エムと別行動をとることにして、
敵がやってくる方へ全速力で走りました。

15時20分のスキャン直前、SHINCの先頭に立つターニャの前に、
レンが飛び出しました。

バレット・ラインを長い刀に見立てての斬り合いのような戦いになり、
2人の銃が共にマガジンの弾丸を撃ち尽くして、
共に1番近くにあった岩かげへと、逃げました。

マガジンが大きく、
銃そのものもの大きかったターニャのマガジンの交換がわずかに遅れ、
ターニャは胴体を真っ二つにされて倒されました。

直後、SHINCのソフィーとローザ、2人のマシンガナーにフルオート射撃され、
レンは大絶叫しながら、逃げ続けました。

距離を取り、大きな岩陰に隠れて小休止していると、
意味のないマシンガンの乱射の音が聞こえました。

わたしはさっきから怖いけど、当然敵も怖いんだ!
とレンが思い、近づくと、SHINCのボスに狙撃されました。

その狙撃は、“最初から音速を超えないように設計された弾”を撃つ、
ロシア製の消音狙撃銃≪VSS≫によるもので、
音のしない弾を飛ばすことができました。

マシンガンがわざと狙いを外して派手に撃ちまくって相手の注意を引き、
油断を誘い、敵がのこのこと接近してきたところを倒す、
というのがSHINCがこれまでSJを勝ち抜いてきた作戦でした。

ボスの狙撃は、振っていたレンの左腕や装備品に当たって心臓への着弾を阻まれ、
ヒットポイントは4割ほど残っていました。

SHINCのトーマとソフィーが、レンが背にしている岩を削ります。

レンは、プラズマ・グレネードを持っていたことを思い出し、
それを爆発させると同時に走り出します。

そのとき空中にあった弾丸は、全て衝撃を受け、進路を変えて、
走り出したレンの背中を守るシールドとなりました。

レンは逃げますが、距離を取れば取るほど、実は不利だと気付き、
岩の上に姿をさらします。ボスが狙いをつけた瞬間に、ひっくり返ります。

SHINCのローザとアンナがレンに近づきますが、
レンはローザとアンナのど真ん中に着地し、
逃げる時にグレネードを転がしてアンナを倒しました。

ローザはレンを追いつめ、撃とうとしましたが、
遠距離からエムに狙撃されて殺されました。

今から参加? エムさん、とレンが言うと、
ラストバトルくらいはね、とエムは言いました。

レンはボスに突っ込みますが、蹴り飛ばされます。

ボスはレンとP90を右足で踏みつけ、心臓へ射撃しますが、レンは、
破壊不可能オブジェクトに設定されていたサテライト・スキャン端末を、
戦闘服の右ポケットに入れていたため、助かりました。

レンを右足で踏みつけたまま、ボスは拳銃のマガジンを交換しようとしますが、
レンは左腿のポーチからP90の長いマガジンを素早く抜き取り、
力一杯ぶん投げ、ボスに当てました。

レンは左へと回転して逃げ、ボスにP90の銃口を突きつけ、
弾をフルオートでぶち込みますが、
ボスは避けきれないと悟ると、自ら突っ込んできて、P90を握りました。

レンとボスはお互いの名前を名乗り合い、ボスの名前がエヴァだと判明します。

レンとボスはお互いに弾切れでしたが、そこへソフィーが現れます。
ソフィーはマシンガンのPKMを構えていましたが、
ボスにも当たるから撃ちませんでした。

いいから撃てーっ! とボスが叫び、ソフィーは味方ごと撃つ覚悟を決めましたが、
その隙にエムがソフィーを狙撃しました。

ソフィーは最後に残った力を振り絞って、元々はターニャの使っていた拳銃の、
マガジンだけを抜き取ると、ボスに投げました。

ボスは右手の拳銃の底を、マガジンが飛んでくる方向に向け、回転を合わせ、
マガジンを交換しました。

ボスは全弾をレンの腹へぶち込みますが、レンはピーちゃんことP90を盾にし、
ガードしました。

レンはボスの股の間をすり抜け、SJ開始時にエムにもらっていたナイフで、
左腿を斬り付けました。

ボスも拳銃をハンマーにした、殴打攻撃をして、ナイフを弾こうとしますが、
レンはナイフを弾かれる前に自分から手を離し、逆手の左手でナイフを摑み、
ボスの首を横一文字に切り裂きました。

その少し前から、スナイパーのトーマは2人の戦いを見ていましたが、
エムにスコープを撃たれていて、レンだけ狙うことができず、
狙撃できませんでした。
しかしボスが死ぬと、躊躇する理由がなくなり、レンを狙撃しようとします。

しかし、伏せろ! とエムに絶叫され、レンは伏せて避けました。

エムは高い岩の上に、堂々と立ち上がっていて、トーマがエムの腹部を狙い、
エムもトーマの腹部を撃ちました。

しかしエムは、バックパックを背中ではなくお腹で保持していて、
例のGGO最強の材質の装甲版のおかげで助かりました。

こうしてレンとエムのチーム≪LM≫は優勝しました。


2人とも酒場には戻らずログアウトしました。

リアルに戻った香蓮は、P90のエアガンを持ち上げ、
鏡の中の、長い黒髪の大女に狙いを付け、ぱあん! と言いました。

その後、香蓮は美容院に予約を入れて髪を短く切ってもらいました。

場面が変わり、2026年2月2日、茨城県、
百里航空自衛隊基地で、航空自衛官が、“良くも悪くもゲーム”でした、
自分の判断ミスで大切な部下を4人も失いましたが、今は全員――、
笑っています、と上官の三佐に報告しました。

その三佐は、菊岡(きくおか)にそのことを電話で説明しました。

この菊岡というキャラは、原作のSAOに登場していて、
“敵か味方かわからない”というポジションのキャラです。
ガンゲイル・オンラインシリーズにはもう登場しないので、覚えなくてもいいです。

2月3日、火曜日、香蓮はいつもすれ違う6人組の女子高生に、
髪、切られたんですか? と質問されました。

素敵です! 格好いいです! 前から、あの人背が高くて、
モデルみたいで格好いいねって、みんなでいつも、
すれ違う度に話していたんです! 私も、もっと身長が欲しいです!
でも、もう伸びないんです! と小さな女子高生は言いました。

わたしはね――、ずっと背が高いのが嫌だったけど、なんかね、一昨日、
どうでもよくなっちゃって、と香蓮は言いました。

小さな女子高生は、他の女子高生からボスと呼ばれていて、
新渡戸咲(にとべ・さき)と名乗りました。
新体操部の部長で、みんなはその部員でした。

香蓮のカバンには、ピンクに塗られたP90のミニチュアが付けられていました。

新渡戸咲は香蓮と握手をし、優勝おめでとう、でも、次は勝つよ、チビ助、
と言いました。
いつでもかかってきなさい、デカ女、と香蓮は言いました。


同日、リアルのエムはリアルのピトフーイに“ダーリン”と呼ばれ、
殴られていました。

つまんないつまんない! そうだ次だよ! 次が開催されればいいんだよ!
スクワッド・ジャム、第2回大会が!
どんな用事があってもぶっちぎって参加するよ!
その中で派手に派手に戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って戦って――、
死ぬのよ! とリアルのピトフーイは叫びました。

というあらすじなのですが、ゲームと全く縁のなかった小比類巻香蓮が、
GGOをプレイすることになり、才能を開花させていくのが面白かったです。

派手に暴れたことと、自分はラッキー・ガールだと思えたことで、
身長コンプレックスを克服することができて、よかったです。

今回は、時雨沢恵一さんにしては珍しく普通のあとがきで、
このガンゲイル・オンラインが書かれた理由が書かれています。

ガンマニアの時雨沢恵一さんは、SAOの5~6巻の『ファントム・バレット編』を読み、
GGOを舞台にした二次創作小説が書きたい! と思ったのだそうです。

その後、SAOアニメ2期の銃器監修をやることになり、
スピンオフを出したいとお願いして、出版させてもらえたのだそうです。

この話は、スクワッド・ジャム、第2回大会が開催される、
ガンゲイル・オンライン2巻に続きます。

ピトフーイとエムに関しては、色々と危ういキャラなのですが、
2巻と3巻でその正体が明かされます。

アニメも楽しみですが、原作も面白いので、是非原作を買って読んでください!

時雨沢恵一「キノの旅」「記憶の国」のネタバレ解説

キノの旅-the Beautiful World- -記憶の国 Their Memories-(CD付き) (電撃文庫ビジュアルノベル)


電撃文庫ビジュアルノベルという絵本のような装丁で書かれた話です。

キノとエルメスは、
何十年か前に住人が突然いなくなった国を訪れました。

それまではよそ者は歓迎されなかったのですが、
廃墟になった建物を自由に見学ができるようになって、
豊富な水と食べ物を好きにできるようになって、
とても過ごしやすい場所になり、
旅人が次々と訪れるようになっていました。

キノは廃墟となった国を観光し、景色を楽しみ、
“国立図書館”を見つけました。

石碑には、『我々は、全ての本または記憶媒体を保護し、
ここに永遠に我々の記憶として保存する』
と彫り込まれていました。

建物の中は書架の本がありましたが、
本のページの大半は黴びて腐って黒ずんでいて、
読めませんでした。

CDやDVDのような記憶ディスクの保存庫もありましたが、
どのディスクも自然と壊れていました。

エルメスは隠し扉を見つけ、
キノはその鍵を小さな金具2つを使い開けました。

隠し扉のフタが開くと、
マトリョーシカのように幾重にも重なったケースの中で、
1枚のディスクが保存されていました。

そのディスクはきれいで、まだ使えそうでしたが、
この国の誰かの記憶を共有するのはボク達じゃない、
ということをキノは言い、フタを閉めました。

その夜、キノは星を見ながら、
いつか、ボクやエルメスのこと、
いっしょに旅をしたことがいつまでも記憶としてどこかに残るといいのにね、
と言いました。

せめて、ボクが生きている間、ボクの記憶の中に、
この国のあの国のディスクのことをとどめておこう、とキノは言いました。

キノとエルメスが去った後、雨季と乾季が来て、
シズと陸がこの国にやってきました。

シズは国立図書館を見つけて、
記憶ディスクの保存庫で全滅していたディスクに落胆しました。

およそ1年前、フタが開いた時に一緒に落ちたけど、
キノもエルメスも気がつかなかったプレートを、シズは拾い、
そこに彫ってある文字を読みました。

“我々は『焚書禁止法』に乗っ取り、記録媒体を破壊することはしない
ただし、最低かつ最悪かつ猟奇的かつ犯罪わい○○映像につき視聴を永遠に禁じ、
これを未来永劫封印する・国立図書館”
」ということが書かれていました。

ここにあるの全てが、そうなのか? とシズは言い、
部屋中に並ぶ大量の破損ディスクを見て、複雑な表情を作り、
まあ、なんにせよ……、もう誰も見ることはできないな、と言いました。

というあらすじなのですが、誰もそれを「視聴できないようにと、
厳重に封印してあったのに、結果的にそのディスクだけが破損せず、
視聴できる状態で残ってしまった、
」という皮肉なオチですね。

時雨沢恵一「キノの旅~とっておきの話~」「あとがき」のネタバレ解説

今回のあとがきは、「×文」というタイトルで書かれています。

作者の時雨沢恵一さんではなく、
雨沢恵一(あめさわめぐみはじめ)が書いています。

雨沢恵一さんは時雨沢恵一さんとは仕事場を同じにする仲間です。

この“短編アニメDVD付属”のお話は、
告知では雨沢恵一さんが書くことになっていましたが、
土壇場になって時雨沢恵一さんは、
「雨沢、やっぱり僕が書くよ。『キノの旅』は私の作品だ。
俺は、最後まで責任を取りたい」とバラバラの一人称で言って、
「間違いが多い料理店」と「その頃のシズ様」を書いたのだそうです。

その名残で“あとがき”を雨沢さんが書くことになったのだそうです。

ただし、最後に小さい字で“@この“あとがき”は、
ほんのりとフィクションを含むかもしれません。”
と但し書きがあるので、要するにそういうことですねw

ちなみに、雨沢恵一さんは、時雨沢恵一さんのツイッターにも
時々登場しているキャラクターです
(あ、キャラクターって言っちゃった……)。

時雨沢恵一「キノの旅~とっておきの話~」2話「その頃のシズの話」のネタバレ解説

今回は、シズと陸の会話だけで話が進んでいく形式です。

お腹を空かせたシズは濁った川で釣りをしていましたが、
何も釣れませんでした。

シズと陸はある国に入国していたのですが、
いきなり全員で移住した後で、食べ物が手に入らず、
出国して川で釣りをして食べ物を入手しようとしていたみたいです。

半日が潰れても何も釣れず、このまま飢えたら、
シズと陸で戦って、勝った方が負けた方が食べる、
というブラックな冗談をシズは言いました。

この川には、魚がいないのかもしれないな、
とシズは言いましたが、大きな魚がはね、
もう少し粘ってみることにしました。

でも、「やっぱり釣れず、お腹すいたな、陸、とシズは言ったのでした。

というあらすじなのですが、タイトルの「その頃」というのは、
キノが「間違いの多い料理店」の国を訪れている頃、という意味だと思います。

この2つの話は、“食事”という共通のテーマで書かれたみたいですね。

「間違いの多い料理店」では、キノは味のない食事に不満そうでしたが、
それでもまだ、お腹が膨れる分だけシズよりはマシだった、
ということでしょうか。

時雨沢恵一「キノの旅~とっておきの話~」1話「間違いの多い料理店」のネタバレ解説

キノの旅 とっておきの話


テレビアニメの1期を記念して、「塔の国」をアニメDVD化した、
そのブックレットに収録されている話です。

お腹をすかせたキノは、とある国に入国すると、食堂に入りました。

ランチスペシャルを注文しましたが、
出てきた“料理”に不満があったキノは、
シェフに説明してもらいました。

この国では料理はその“料理”しかありません。

粘性の高いその“料理”は、人間に必要な栄養素を、
バランス良く収めた特製品でしたが、
全然味がありませんでした。

いろいろな食材の絶妙な配合で、
その味が一切なくなるようにしてあるのでした。

それこそが、この国の“思いやり”なのだそうです。

『甘すぎる』、『辛すぎだ』、『しょっぱい』
と怒りを覚える人がいないようにしているのだそうです。

全ての人に不快感を与えない料理――すなわち“味のない料理”こそが
究極かつ至高のメニューであるとの答えを出したのだそうですが、
キノはその料理に大いに不満があったみたいです。

キノは国の中心部から外れた小さな一軒家に行き、
“食堂”という看板を見て、そのお店に入りました。

40代ほどの男の店主に、“この店の食事。夜のコース”を注文し、
牛肉と野菜の炒め物に牡蠣から取ったソースで味をつけたもの、
カラリと揚げて甘辛のたれをかけた鶏肉、
天津飯や肉まんっぽい料理などが出てきました。

キノはそれを食べ、満足したようでした。

旅人さんはどうやってこのお店のことを知った?
と店主に聞かれ、東城門そばの食堂の若いシェフが、
「 “昔ながらの、サービスが悪い店を知りませんか”
と訊ねたらここだけの話として教えてくれたキノは答えました。

かつてそのシェフは店主の一番弟子だったのだそうです。

この店にはバスで乗りつけた“市民団体”がやってきて、
抗議行動をするので、この店をやっていくのは大変なのだそうです。
初めからこの店の味が分かっているのに、
わざわざ食べて文句を言う奴すらいるのだそうです。

店の看板には、18歳未満の国民の立ち入りを禁止することと、
この店の料理には不適切な味が含まれているけど、
料理の作品性を考慮してそのまま出していることなどが書かれていました。


というあらすじなのですが、これは、フィクションに対する風当たりを、
料理という形で譬えた話ですね。

しまうましたは、絶対にこんな国の料理は食べたくないです。

この話のタイトルは、
宮沢賢治の「注文の多い料理店」のパロディですが、
「注文の少ない料理店」でも通用しそうな気がします。

(キノの旅~とっておきの話~ 1話 2話 あとがき
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