渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」8巻⑨「その部屋には、紅茶の香りはもうしない。」のネタバレ解説

生徒会長に当選した一色は、戸部をこき使いつつ、
生徒会室への引っ越しを始めていました。

城廻めぐりは、雪ノ下が生徒会長、由比ヶ浜さんが副会長、
比企谷が庶務になるのを期待していた、
という意味のことを言いました。

その後、比企谷は奉仕部の部室へ行きますが、
雪ノ下は表面上は当たり障りのない微笑みを浮かべながらも、
由比ヶ浜さんと比企谷に対して壁を作っていました。

集まっても早々に解散し、部室で紅茶を飲むこともなくなります。

要するに……雪ノ下は、本当は生徒会長になりたかったんですよね。

それが、姉の陽乃に対するコンプレックスなのか、
それとも純粋に生徒会長をやってみたかっただけなのかは分かりませんが、
とにかく、生徒会長をやってみたかったのです。

しかし、雪ノ下は素直な性格ではなく、
また、雪ノ下が生徒会長になったら奉仕部も存続できなくなるので、
由比ヶ浜さんや比企谷にそれを言い出すことができなかったのです。

で、奉仕部の依頼にかこつけて、生徒会長になろうとしていたわけです。

それでも、言わなくても分かってもらえると思っていたのかもしれませんが、
やっぱり、言わないと分からないこともあるんですよね……。

そんなつもりではなかったのに、結果的に雪ノ下の夢を打ち砕いてしまうという、
非常に後味の悪いオチで、この8巻は終わります。

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」8巻⑧「満を持して、比企谷八幡はかたりをする。」のネタバレ解説

から3日間、ツイッターの管理を続けていた比企谷と材木座は、
アカウントの設定を変更します。

その翌日の金曜日の昼休み、比企谷は一色いろはの教室を訪れ、
図書館で、ある作業を手伝って欲しいと頼みます。

まず、一色は葉山に好意を抱いていることを再確認します。

さらに、葉山が応援する雪ノ下や、三浦が応援する由比ヶ浜さんには、
一色は絶対に勝てないと、比企谷はまず一色のプライドを傷つけます。

と、そこで種明かし。
一色にさせていた作業は、一色いろはの推薦人名簿の作成なのでした。
「一色いろは応援アカウント」のツイートを印刷したものを
手書きで写させていたのですが、その数、何と400を超えています。

総武高校の全校生徒数は1200人なので、その3分の1です。
それを見た一色は表情を変えました。

……落としてから持ち上げる、高度テクニックですね。

そして、「一年生で生徒会長なんて大変なのに頑張ってる私」を演出し、
葉山の気を引けと比企谷は提案します。

その日の放課後、「一色が真剣に生徒会長をやることになったので、
雪ノ下と由比ヶ浜さんは立候補する必要がない、
ということを比企谷は2人に告げました。

実は、一色いろは応援アカウントは、葉山、三浦、海老名、一色、
戸塚、相模、戸部、第二の葉山アカウント、
これらのアカウントを、プリントアウトする直前に、
一色いろは応援アカウントに変更していたのでした。

こうして、雪ノ下と由比ヶ浜さんは生徒会長選挙に立候補せずに済んだのですが……。

由比ヶ浜さんは、ヒッキーは頑張ったと手放しで褒めてくれましたが、
『わかるものだとばかり、思っていたのね……』
と、雪ノ下は意味深長なことを呟きました。

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」8巻⑦「言うまでもなく、比企谷小町の優しさはそこにある。」のネタバレ解説

8巻以来、冷戦状態にあった小町に、
比企谷はこないだは俺の言い方が悪かったと謝罪し、
生徒会選挙について相談に乗ってもらうことにしました。

小町は、雪ノ下や由比ヶ浜さんが好きだから、
小町や小町の友達のためになんとかなんないかなと言いました。

要するに小町は、「妹のために」奉仕部を存続させるべきだ、
という大義名分を比企谷に与えたわけですね。

その翌日。
比企谷は材木座にも遭遇し、材木座にも相談しました。

こんなに誰かに相談するなんて、
以前の比企谷にはなかったことなので、
その成長が垣間見えますね。

教室では、本気で生徒会選挙に立候補するつもりの由比ヶ浜さんが、
三浦や海老名さんに相談していました。

放課後、比企谷はサイゼリアで、
材木座と一緒に作戦会議を始めます。

そこへ小町と、小町が呼んだ戸塚、川崎沙希、川崎大志も合流します。

中学で生徒会役員をやっていた小町は、
立候補をする前から、普段から小町がやるよと宣言しておき、
さり気なく信任投票にもっていったのだそうです。

大志も、たくさん他の候補者がいればいいんじゃないかと提案します。

材木座は、そもそもあの連中と戦おうというのがまちがっている、
と言いました。

それらの意見を考慮した結果、比企谷は、一色いろはを説得し、
そのまま生徒会長にしてしまえばいいのではないかと気付きます。

さらに、他の候補者として相応しい人材を、川崎に挙げてもらい、
その人達の名前を勝手に使うことにしました。

そして推薦人をたくさん集めて、
予備選挙という感じにもっていこうとします。

比企谷は材木座に、偽の候補者を応援する、
ツイッターのアカウントを大量に作ってもらい、
二人で協力してそのアカウントを運用することにしました。

という感じで作戦の方針は決まったのですが、比企谷は、
雪ノ下や由比ヶ浜さんとちゃんと話してねという、
小町の助言を無視してしまったのでした……。

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」8巻⑥「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する。」のネタバレ解説

月曜日の昼休みに、比企谷は平塚先生に呼び出されました。

雪ノ下が生徒会長に立候補し、葉山が応援演説をすることになったのだそうです。

それを聞いた比企谷は部室へ行き、雪ノ下に確認します。
由比ヶ浜さんも初耳だったらしくぽかーんとしていました。

雪ノ下の決意は固く、辞退させることはできませんでした。

その放課後、何と由比ヶ浜さんまでもが生徒会長に立候補すると言い出します。

雪ノ下が生徒会長になったら、彼女はその仕事に没頭してしまい、
奉仕部がなくなってしまうでしょう。

それが嫌だから、由比ヶ浜さんは自分が立候補すると宣言したのです。
しかし、由比ヶ浜さんだって、部活と生徒会を両立させるのは大変でしょう。

雪ノ下と由比ヶ浜さんのどちらかは確実に生徒会長に当選し、
一色の依頼を解決することはできるのでしょうが、
その結果奉仕部はなくなってしまうことになります。

比企谷は、そのことを苦しいと感じる自分に矛盾を覚え始めていました。

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」8巻⑤「最後まで、葉山隼人には理解できない。」のネタバレ解説

数日後、比企谷は葉山から話しかけられました。
土曜日に折本や仲町と千葉に遊びに行くことになっており、
その確認だったらしいのですが、
比企谷はもちろん初耳でした。

比企谷は葉山から改めて遊びに誘われますが、当然のように断ります。

しかしその夜、陽乃から電話がありました。

陽乃は後夜祭のときに小町と電話番号を交換しており、
小町のケータイにかけて比企谷に代わってもらったのでした。

陽乃は、葉山と一緒にデートに行けと言いますが、やはり比企谷は断ります。

すると陽乃は比企谷のことを「理性の化け物」とか「自意識の化け物」と評しました。

陽乃はデートを金曜日に変更したことを告げると、
さっさと電話を切ってしまいました。

放課後、葉山と電話番号を交換した後、千葉での集合場所の、
駅のヴィジョン前へ行きます。

カフェで時間を潰していると、陽乃がやってきました。
陽乃はこっそりとデートを監視するつもりなのだそうです。

比企谷は葉山たちと合流し、映画を観に行きます。
その際、折本は普通の友達に接するような態度をとるのですが、
折本は昔から興味のない人間い対してもこういう態度をとり、
それを比企谷が一方的に勘違いしていただけなのだということに気付きました。

しかし、映画館を出た後は、折本は比企谷をネタにして笑いをとろうとします。

その後、女性ファッションの店に行くのですが、
そこで優美子と海老名の2人と遭遇してしまいます。

優美子は葉山が見知らぬ女の子とデートしていることに気付き、
問い詰めようとしますが、途中で転んでしまいます。

それに気付いた比企谷は、葉山を誘導して店の外へ出ました。

すると今度はスポーツ用品店の前で戸部と一色の2人と遭遇します。

エンカウント率高すぎですwww

一色は、女の子と遊んでいる暇なんかあるのかと釘を刺した後、
後で葉山と一緒にいる女子について聞くからな、という感じのことを言いました。

ちなみに、葉山は一色が愛されキャラを作っていることに気付いており、
比企谷には素の自分を見せるんだなと言いました。

その後、相変わらず折本が比企谷の黒歴史をネタにして笑いをとろうとしているのを見て、
葉山は、
「結局、本当に人を好きになったことがないんだろうな。……君も、俺も」
と意味深なことを言いました。

その後、カフェに行っても比企谷のことを馬鹿にし続ける折本に、
葉山は、そういうのは好きじゃないと言いました。

さらにそこへ、雪ノ下と由比ヶ浜さんがやってきます。
生徒会役員選挙の打ち合わせだと騙して、葉山が呼んでいたんですねー。

葉山は折本に向き直り、
「比企谷は君たちが思っている程度の奴じゃない。
君たちよりずっと素敵な子たちと仲良くしてる。
表面だけ見て、勝手なこと言うのはやめてくれないかな」
と雪ノ下と由比ヶ浜さんを示しながら言いました。

すると、折本は短く謝罪し、去っていきました。

うーん……一応、「よく言ってくれた!」というカタルシスはあるんですけど、
何か葉山が言っていいことじゃない気がするんですよね。

大きなお世話という感じもしますし、
葉山が比企谷たちを利用したようにも見えます。

せめて、比企谷本人には前もって説明しておくべきでした。

さらにそこに陽乃が現れ、生徒会長はやらないのかと雪ノ下に言うと、
雪ノ下は怒って帰っていきました。

実は葉山は、修学旅行の件で奉仕部がギクシャクしてしまった罪滅ぼしのつもりで、
こんなことをしたらしいのですが、
もう自分を犠牲にするのはやめないかと言った葉山に、比企谷は怒りを覚えます。

君が誰かを助けるのは、誰かに助けられたいと願っているからじゃないのか、
と葉山は言いますが、
比企谷は否定し、気持ち悪い同情を押し付けるなと言って帰りました。

というあらすじなんですけど、
これまでは(根強い腹黒説がありつつも)完璧な善人に見えていた葉山も、
決して善良なだけではないことが分かったエピソードだったと思います。
プロフィール
Author:しまうました
見やすい記事一覧はこちらです。
スポンサードリンク

十二大戦

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

雪煙チェイス (実業之日本社文庫)

このブログについて
見やすい記事一覧はこちらです。
このブログの記事は管理人「しまうました」の独自の解釈によるものなので、制作者の意図したものや一般に考えられているものとは異なる場合があります。
個人の趣味でやっているブログなので、解説してほしい本のリクエストは受け付けていません。
重要なネタバレ箇所は白字にしてあるので、反転してお読みください。
現在、荒らしをした人物のコメントを拒否しており、巻き添え規制される場合があります。詳細はこちらに書いてあります。
承認したコメントに対しても、管理人は基本的には返信しません。また、後日予告なく削除する場合があります。ご了承ください。
今月の人気ページ
人気ページの集計期間は30日間です。2017年6月9日リセット。
スポンサードリンク
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
スポンサードリンク

ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃文庫)

業物語 (講談社BOX)

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)

悪の教典 上 (文春文庫)

                amazon人気本ランキング
RSSリンクの表示
リンク
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
記事一覧
見やすい記事一覧はこちらです。