乾くるみ「物件探偵」3話「浅草橋5分ワンルームの謎」のネタバレ解説

2012年3月、ニューシップ浅草橋の9階に住む
会社員の谷俊弥(たに・としや)は、
真上の10階の部屋が980万円で売りに出されているのを
インターネットで発見しました。

谷は、斉藤善実(よしみ)という男性の同僚から、
9階の部屋を2年前に購入しましたが、
10階の部屋の持ち主の足音がうるさく、悩まされていました。
管理会社を通して苦情を言っても、騒音は改善されませんでした。

回想です。
一週間前の2月25日、谷のケータイに、
塚本という老人から電話がかかってきました。

谷は12年前に元妻の亜津子と離婚していました。
亜津子は当時9歳の銀河という一人息子を連れて、実家へ帰り、
塚本哲哉という男と再婚していました。

しかし、1ヵ月以上前に火事があり、
亜津子と哲哉は亡くなってしまいました。
出火原因は隣家の漏電でした。

塚本にとっては血の繋がっていない銀河を谷に引き取って欲しい、
という電話でした。

谷は、塚本に会いに行きましたが、
銀河が受け取るはうだった亜津子と哲哉の生命保険金、
3000万円を塚本が着服しようとしていたことが発覚しました。

塚本は知りませんでしたが、亜津子から谷のところへ、
定期的に報告書が届いていて、そのことが書かれていたのでした。

銀河はコミュニケーションに難があり、引き籠り状態になっていましたが、
塚本家は銀河のそうした弱点を利用して、
彼が受け取るはずだった3000万円をうまいこと掠め取ったうえで、
銀河を谷に引き取らせようと画策していたのでした。

谷は銀河を引き取り自宅に帰りましたが、
プライバシーの問題があるので、
谷は銀河に独り暮らしをしてほしいと思っていました。
しかし、銀河は独り暮らしはしたくないと言っていました。

回想終わりです。

谷が住んでいる部屋の真上の10階の部屋を購入すれば、
足音の問題は解決します。
銀河も、すぐ近くに谷がいれば、安心して独り暮らしができます。

不動産屋へ行き、購入希望書を提出しましたが、
その頃から問題が発生しました。

バルコニーに鳩の死骸が落ちていることが相次ぎ、
誰かに嫌がらせをされているようでした。

3月30日の金曜日、
10階に住んでいた新山という30代の半ばの青年が、
引っ越すという挨拶に来ましたが、
新山は16年前に事故に遭い、両脚とも義足でした。
これからは田舎で、自然に囲まれた生活をしていきます、
と言い、新山は引っ越していきました。

翌日、銀河は10階に引越しましたが、そこへ不動尊子がやってきて、
「とても気持ちのいい部屋ですね」と言いました。

バルコニーに鳩の死骸が落とされている嫌がらせが何度もあった、
ということを不動に相談すると、
これだけ爽やかな部屋の声を残して行かれた方です、
新山さんに疑いの目を向けるのは、おそらく間違っています、
と言われました。

自分の部屋に戻った谷は、「銀河がドスドスドスという歩き方をしていて、
うるさいことに気付きました。

3月の間は、階下の8階に住んでいる人が、
このドスドスドスを聞かされていたと、谷は気付きました。

8階に住んでいる瀬戸という管理組合の理事夫妻は、保健所の職員で、
鳩の死骸を持ち帰り、8階から9階のバルコニーに、
鳩の死骸を投げ入れていたのでした。

ここは地獄でしかない、と思った谷は、
中古マンションの物件情報を検索し始めていました。


というあらすじなのですが、今回は不動尊子が何もしていませんでしたね。
推理をしなかったら、不動尊子はただのアブない人です……。

でも、意外な真相で面白かったです。

乾くるみ「物件探偵」2話「小岩20分一棟売りアパートの謎」のネタバレ解説

2月3日、27歳の独身教師の寺川万記子(まきこ)は、
インターネットで≪物件所在地=江戸川区≫という条件で検索し、
東京都江戸川区にある木造2階建のアパート1棟が、
4040万円で売りに出されているのを発見しました。

そしてそのアパートは、万記子が現在205号室に住んでいるアパート、
≪北西コーポ≫でした。

しかし、ネットでは空き室が1部屋あることになっていましたが、
万記子には覚えがありませんでした。

万記子はそのウインドウをプリントアウトし、、
ベッドの脇のコルクボードにピン留めしておきました。

翌土曜日の午前10時過ぎ、万記子は買物のために部屋を出ましたが、
外から見ても空室らしき部屋はありませんでした。

2月6日、月曜日の夜、窓のカーテンに小さな隙間があり、
午後2時17分から19分の2分間だけ、
なぜか予約録画されていたことが判明しました。

2月9日、木曜日の午後6時に帰宅した万記子は、
ダイニングキッチンの床に、
生きているダンゴムシが3匹転がっているのを発見しました。

2月12日には、集合ポストにウミウシ興産不動産事業部が扱っている、
4万円から5万円の家賃の賃貸物件のチラシが入っていました。
≪北西コーポ≫を管理しているのもウミウシ興産不動産なので、
おかしな話でした。

また、このチラシが入れられているのは万記子のポストだけでした。

2月15日には、エアコンの暖房が効かなくなっていて、
ウミウシ興産不動産に電話すると、担当の西本は、
エアコンを買い換えると万記子の負担が非常に大きくなり、損だ、
という意味のことを言いました。

万記子は、このアパートに新しく入居した人物が、
万記子の生活音を不快に感じ、
彼女に嫌がらせを行っている犯人ではないかと思っていました。

しかし、2月17日から二泊三日で、
高校2年生の社会見学旅行があり、
万記子は他の先生たちと一緒に引率の役を果たさなければならなくなり、
アパートを留守にしました。

2月19日は同僚の家に泊めさせてもらい、
2月20日に帰宅しました。

すると、本棚の本や、香辛料の瓶など、部屋の中の物が、
すべて微妙に動かされた痕跡がありました。

万記子が外に出ると、不動尊子がいて、
「このアパートは、悲鳴を上げています」と言いました。

万記子が尊子に事情を説明すると、
不動は角の駄菓子屋の店番をしていたおばちゃんに、
土日に≪北西コーポ≫に引越しのトラックが停まっていたのを
見掛けませんでした? と聞きました。

おばちゃんは、土曜日の午前中には荷物を運び出し、
日曜日の午後には荷物を運び込んでいた、と証言しました。

その部屋は、「万記子が住む205号室でした。

不動は、万記子の隣の部屋に住む淡口という女性に賃貸借契約書を見せてもらい、
北西コーポのオーナーはウミウシ興産不動産ではなく、
熊本に住む≪真栄田重雄≫となっていました。

しかし、万記子の賃貸借契約書では、
口座名義欄は≪西本和夫≫となっていました。

ウミウシ興産不動産の西本は、本来なら熊本のオーナーの手に渡るべきだった、
万記子が払っていた家賃を、着服していたのでした。

万記子の部屋はオーナーにとっては空室だったので、
ネットの物件情報にはそう書かれていたのです。

このアパートが売りに出されると、家賃を着服していたのが発覚してしまうので、
西本は万記子を追い出そうと嫌がらせを繰り返し、
万記子が引率で留守にしている間に買主に内覧させたのでした。

こんな素敵な部屋を、そんな酷い犯罪に利用していたなんて、
と不動は言い、左の目から一粒の涙を流したのでした。


というあらすじなのですが、文句なしに面白かったです。

このシリーズは、探偵役の不動尊子があくまでも善意で推理し、
事件を解決するのがいいですね。

乾くるみ「物件探偵」1話「田町9分1DKの謎」のネタバレ解説

物件探偵


2011年11月。
静岡県に住む42歳の中山繁行(しげゆき)は、
東京都港区にある中古マンション、
ロイヤルコージー田町の1DKの部屋を購入することにしました。

その部屋は1200万円で、
表面利回りが13.2%とお買い得な部屋でした。

利回りというのは、家賃収入の、
マンション購入金額に対する割合のことです。

管理費と修繕積立金という月々の出費を考慮して、
実質利回りを計算しても、12.0%と高い数字でした。

マナティホーム株式会社という不動産会社で契約し、
前のオーナーの桑野武彦に購入代金を一括で支払いました。

中山は良い買物をしたと思っていましたが、
翌年の2月25日に事態は急変しました。
マナティホームの福本から電話があり、
中山繁行が買ったマンションに賃貸で住んでいた、
62歳の浮島博子という字営業の女性が、
3月末までに退去すると言われました。

中山は上京し、福本と退去の状況の確認に行きました。

初めて見た部屋は、思っていたよりも狭く、みすぼらしい状態でした。

この部屋が購入価格で1200万円、1ヵ月の家賃が13万2000円、
その価値があるだろうか、と中山は思いました。

福本は、クロスを貼り替え、エアコンを交換し、
8万5000円くらいまでなら借り手がつく、
という意味のことを言いました。

福本が帰り、中山が部屋のドアを開けると、
30歳手前くらいの、グレイのスーツに身を包んだ女性が立っていました。
身長150センチ程度でストレートロングの黒髪の女性は、
「部屋が泣いています」と言った後、
名刺を出し、不動尊子(ふどう・たかこ)と名乗りました。

不動さんと呼ばれていた不動尊子は、
15歳のときに宅地建物取引主任者の資格をとり、
不動産の、物件の気持ちが分かるようになったと言いました。

中山が利回りを重要視してこのマンションを買ったことや、
浮島博子にも、前のオーナーの桑野武彦にも会っていないことを知ると、
不動尊子は、今から浮島博子に会いに行こうと言いました。

浮島古書店という、浮島博子の店に行った不動尊子は、
≪オグジン神田≫の件で少しお話を伺いに来ました、と言いました。

桑野武彦の方が先に売れてしまったが、
桑野に約束通り≪オグジン≫を毎月13万2000円で借りてもらっている、
と浮島博子は言いました。

中山さんは詐欺に遭われたということです、と不動は言いました。

ロイヤルコージー田町の実際の物件評価額は800万円でした。

浮島も桑野も800万円が相場の通子マンションを持っていて、
それをお互いに13万2000円という高額の家賃で借り合っていました。

こうすることで、表面利回りを釣り上げ、
800万円のマンションを1200万円で売ろうとしたのでした。
同じく表面利回りの良い≪オグジン神田≫の物件広告を見た不動は、
そのことを見抜いたのでした。
『交換殺人』ならぬ『交換賃貸』だったわけです。

観念した浮島博子は、差額の400万円を中山に渡し、
これで勘弁してくれろ、と言いました。
中山は心を入れ替え、不動の助言で、
そのお金の一部を使ってあの部屋をリフォームすることにしました。

それを聞いた不動は左の目から一粒の涙を流しました。


というあらすじなのですが、実際に中古物件を自分の目で見ずに、
書類上の数字だけを見て1000万円以上の買い物をする人、
というのが世の中には実在するんですよね……。

しまうましたには信じられないです。

自分が住むために買うならそんなことはしないのでしょうが、
投資のつもりで買おうとすると、目が曇ってしまうみたいです。

乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿2」file12「つきまとう男」のネタバレ解説

今回は今までの話とは違い、プロローグとエピローグがあります。

まず、この本の文章は井上が古谷に見せるために書いている、
カラット探偵事務所の記録なのですが、
今回のプロローグとエピローグの文章は古谷には見せるつもりはない、
という前提の説明があります。
さらに、今回は井上がある嘘をついた、という前置きがあります。

カラット探偵事務所の入っている古谷第一ビルの2階には、
「パブ竜宮城」というお店があるのですが、
そこで働いているホステスの西田カレンがカラット探偵事務所を訪れました。

この西田カレンというのは源氏名で、カレンの本名は最後まで明かされません。

カレンは早くパブ竜宮城に来すぎてしまい、お店のシャッターを開けることができず、
ビルの管理人の古谷が合鍵を預かっていないかと尋ねに来たのでした。
しかし古谷は合鍵を持っておらず、カレンは古谷の好意で10分ほど、
パブ竜宮城のママが出勤してくるまでカラット探偵事務所の中にいました。

それか2日後、井上が退勤した後、カレンがやってきていたことが判明します。
その日は古谷はカレンに帰ってもらったのですが、
10月5日火曜日に、改めてカレンは依頼人として事務所を訪れました。

カレンの説明によると、カレンは現在、ストーカーされているのだそうです。
パブ竜宮城では「玉手箱」という小さなお土産をお客に持たせるのですが、
その玉手箱が週に1回、
火曜日の夜にだけカレンの住むマンションのドアポストに入れられているのだそうです。

ストーカーの候補は、高橋と川栄という客に絞られているので、
高橋と川栄の2人をそれぞれ井上と古谷が尾行することにしました。

古谷は客を装ってパブ竜宮へ行き、井上は駐車場の車の中で待機します。

午後9時28分。
カレンから高橋がお店を出たというメールをもらった古谷は、
青いドレスの女に見送られて出てきた高橋を歩いて尾行します。
すると、高橋はまっすぐに自宅のアパートへ帰っていきました。

一方、古谷の方も川栄はカレンのマンションに寄ることなく帰宅したのだそうです。

そこで、井上が古谷と落ち合いカレンのマンションへ行ってみると、
ドアポストには玉手箱が入っていたのでした。

実は古谷は今日お店にあった玉手箱に万遍なく、ある液体を振りかけていたのですが、
今夜カレンの部屋のドアポストで見つかった玉手箱に別の液体をかけたところ、
薄紫色に変色し、今日パブ竜宮城にあった玉手箱だと確定しました。

この色の変化は、おそらく小学生の頃、理科の実験でやった、
ジャガイモにヨウ素液をかけると紫色に変色する、というものの応用でしょう。
古谷は予めジャガイモの汁を玉手箱に付着させておき、
カレンの部屋で見つかった玉手箱にヨウ素液をスプレーしたのだと思います。

翌日、10月6日の午後8時。
カレンの仕事が休みの日に、古谷はカレンをカラット探偵事務所に呼び出しました。
しかし、古谷はその場にはおらず、井上が対応することになります。

30分後、古谷が登場し、「今回の事件のトリックを説明しました。

カレンは予め、高橋に似た顔つきの男を用意し、3階の『スナック新庄』で時間を潰させます。
そして、高橋の偽物は、青いドレスを着たスナック新庄のホステスに見送られ、
井上がその偽物を尾行することになりました。

一方、偽物を尾行するために井上がその場を離れると、カレンは本物の高橋を帰しました。

そして本物の高橋がカレンのマンションへ行き、玉手箱を置いてきた、
という時間差人物すり替えトリックだったわけです。

尾行の相手がいつの間にか入れ替わっている、というのはミステリーでは定番ですね。
最近だと、東川篤哉さんのある短編(ネタバレ注意)でも読みました。
こちらの『つきまとう男』の方が先だと思いますが。

カレンは、ただの悪戯のつもりだったと説明し、しばらくしてパブ竜宮城も辞めてしまいました。

と、井上が古谷に見せるために書いた文章はここまでなのですが、
エピローグで、実は井上がカレンと2人きりになったときに、
古谷は妻子持ちだと嘘をついていた――という告白がありました。

こうして、古谷に好意を抱いており、古谷の気を惹くために今回の事件を仕組んだカレンは、
古谷にトリックを暴かれるとあっさりと引き下がったのでした。

妻子持ちだと聞いて諦めてくれた分だけ、そこらへんの聞き分けの悪い女性よりは、
カレンはまだマシな方だったとも言えます。


というあらすじなのですが、実は「西田カレンは染色体的には男性です。
つまりパブ竜宮城はニューハーフバーだったわけですね。

……まあ、ミステリーを読み慣れている読者には最初からバレバレだったんですけどね。
訓練された読者は、地の文に性別を確定させる記述がない限りは、
この人物には性別誤認トリックが使われているのではないかと疑い続けながら読みますから。

エピローグで井上の、
『たとえ男の側にその気がないのが明らかだったとしても、
独身の男女をあんな狭い部屋で二人きりにさせて、もし間違いがどうするつもりだったんだ』
という独白で、それは読者の前に明かされます。

タイトルの『つきまとう男』というのは、古谷につきまとうカレン、という意味だったわけです。

が、2巻には井上が女性であるという描写が全くないので、
この2巻しか読んでいない読者はカレンが男性だと気付けないまま終わってしまいます。

1巻を飛ばして2巻から読み始める読者が全国に何人いるのかは分かりませんが、
先に2巻を読んでから1巻を読むと、
1巻しか読んでいないときに井上が女性だと明かされるよりも、
数倍の驚きがあるのではないかと思います。

2巻を読み始めたとき、1巻のラストがまるでなかったかのような描写が続いていて戸惑ったのですが、
すべてはこの『つきまとう男』のラストシーンに繋げるためだったのです。
これは面白い仕掛けですね。

ついでに言うと、古谷が妻子持ちだという嘘が、
井上がこの『つきまとう男』の文章を書いている時点では嘘ではなくなっているということは……
素直に考えれば、井上が古谷と結婚し、古谷の子供を産んだんでしょうね。
思わずニヤニヤしてしまいます。

乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿2」file11「一子相伝の味」のネタバレ解説

2006年9月26日。

カラット探偵事務所は相変わらず閑古鳥が鳴いており、
井上は古谷に頼まれ、京極堂シリーズの新作を買いに書店へ行きます。

そのタイトルは作中では明らかになっていませんが、
おそらく公式発売日が2006年9月27日の、ノベルス版「邪魅の雫」だと思います。

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書店へ行った井上は、そこで1巻の「兎の暗号」事件に登場した、
新聞社に勤めていた頃の後輩である、北島文吾と出くわします。

そして、今回はこの北島文吾に依頼を紹介してもらうことになりました。

井上、古谷、北島の3人は、マルチ食堂という食堂へ行きます。
マルチ食堂は創業50年の老舗で、現在の主人は3代目の、
まだ28歳の丸地直広という人物です。

マルチ食堂には一子相伝の、秘伝のマルチソースというものがあるのですが、
2年前、先代は直広にマルチソースの作り方を教える前に亡くなってしまったのでした。

先代が作ったマルチソースのストックは後1年分ほどしか残っておらず、
マルチソースを使い切ってしまうと、店の存続にもかかわります。

そこで、もし先代が遺したマルチソースのレシピがどこかに隠されているのなら
それを見つけ出して欲しい、というのが今回の依頼内容です。

お店の休憩時間に、古谷と井上は直広の家族にマルチソースについて話を伺います。

その翌日、古谷と井上は改めて直広に会いに行き、
マルチソースの元が入った甕(かめ)の、床と接している底の部分に、
マルチソースの作り方が書いてあるのではないか、と古谷は推理しました。

その根拠は、お店の暖簾に書かれている図案が亀のお腹の模様に似ていたからです。
甕と亀……なるほど、今回も駄洒落だったわけですね。

古谷の推理は当たっており、その後、古谷と井上は報酬として、
暫くの間マルチ食堂でタダ飯を食べることができたのでした。


というあらすじなのですが、一子相伝と呼ばれているものって、
相伝される前に先代が亡くなってしまうと困りますよね。

今回は古谷と先代のおかげで途絶えずに済みましたが、
世の中にはそういう形で断絶してしまった一子相伝のものってたくさんあるんでしょうね。
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