東野圭吾「恋のゴンドラ」7話「ゴンドラ リプレイ」のネタバレ解説

最終話です。

桃実は職場で弥生に、日田のことがまだよくわかっていない、
と愚痴をこぼしました。

弥生のアドバイスで、日田のことをもっとよく知るために、
またしても里沢温泉スキー場にスノーボード旅行に出かけます。

メンバーは月村夫妻と水城と秋菜と、日田と桃実でした。

しかし、旅行中、日田は空気の読めない言動を繰り返します。

自由に滑ることになった時も、他のカップルが男女で滑っているのに、
日田だけはどんどん先に行ってしまい、
日田を追いかけた桃実は転んで大変な目に遭いました。

食堂で日田に文句を言うと、日田は、
桃実がついてきてるとは思わなかった、と言います。

ついていくに決まってるでしょっ、
なんで、その程度のことがわかんないのよぉ、
と桃実が泣きながら言うと、日田は、
だったらそういってくれたらよかったのに、と言いました。

センスの悪い服を着ている日田に、あたしが服を選びましょうか、
と桃実が言うと、日田は助かると言いました。

日田を着せ替え人形にするのは楽しそうで、
桃実は、一つのヒントを摑みました。

今度は、桃実が日田の前を走ることになりましたが、
日田はちゃんと桃実を待っていてくれて、うまく滑ることができました。

桃実は、神社仏閣マニアだと打ち明け、
来週の月曜日の朝早くに鎌倉に行こうと言いました。

日田は女性をリードするタイプではなく、
また、桃実も男性にリードされるのが好きなタイプではなかったので、
桃実が好きなように行動し、日田に合わせてもらうようにすれば、
うまく付き合えるのだと判明しました。

来週の月曜日の朝は、
日田が大好きなアメリカンフットボール界最大のイベント、
スーパーボウルが全世界に中継される日でしたが、
日田は桃実と鎌倉に行くのを優先してくれました。

日田と桃実がいい雰囲気でゴンドラ乗り場に行き、
月村夫妻と水城と秋菜と同じゴンドラに乗りました。

さらに、カップルの男女が入ってきたのですが、
その女性の方は、「何と、桃実にとっては因縁の人物である、
橋本美雪であり、男性の方は浮気男の広太でした。

桃実はゴーグルをつけているので、
美雪と広太の方は桃実の存在には気づいていない様子でした。

日田が美雪に告白しようとした時に、広太が横取りしたということを、
桃実は初めて知りました。

一時期美雪と別れる原因となった1話の出来事を、
広太は面白おかしく、水城たちに話します。

しかし、それは事実とは全然違っていて、
桃実は広太に彼女がいるのを知っていて大胆に誘ってきた、
という風に広太は嘘をつきました。

桃実にとっては1話の事件は不幸の始まりだったのに、
広太は、僕にとってラッキーでした、
このゴンドラは、幸運の恋のゴンドラです、と言って笑いました。
その瞬間、桃実の頭の中で何かがスパークしました。

桃実は日田に、さようなら、と呟き、広太を睨み付けながら、
ゴーグルとフェイスマスクを外しました。
数秒後、絶叫がこだましました。


というあらすじなのですが、「桃実が可哀相です……。

何も悪いことをしていないのに、
なんで桃実ばっかりが散々な目に遭わないといけないんだろう、
と悲しくなりました。

この後、桃実は日田の前で醜態を見せることになってしまったのでしょうが、
願わくば、日田がそんな桃実のことを受け入れて、2人とも幸せになってほしい、
と思いました。

東野圭吾「恋のゴンドラ」6話「プロポーズ大作戦 リベンジ」のネタバレ解説

4話の後、日田と桃実は何となく付き合っている雰囲気になりましたが、
日田は一度ゲレコンで桃実に振られたという思いがあり、
桃実の方は、まだ日田の空気が読めないところが心配で、
今ひとつ距離を縮められずにいました。

水城はそんな日田のためにひと肌脱いでやろうとして、
桃実にプロポーズしろ、と日田に言い、
弥生も誘って里沢温泉スキー場にスノーボード旅行に行きました。

水城はまだ本命の彼女である木元秋菜と付き合っており、
弥生に浮気相手になってほしい、と頼んでいました。

スノーボードの最中に、桃実だけ残して他の3人は姿を消し、
桃実がホテルに戻ると、豪華なスイートルームが取られていて、
ホテルの制服に着替えた日田が桃実を出迎え、
真っ赤な薔薇の花束を渡して桃実にプロポーズする、という作戦でした。

しかし、日田は途中で転んで怪我をしてしまい、
作戦は中止になりました。

桃実は日田についていてあげたいと言い、
水城と弥生がスイートルームに行くことになりました。

しかし、部屋に行く前に、弥生は、
この旅行は水城に木元秋菜にプロポーズさせるために、
日田たちが仕組んだものだったのだと言いました。

スイートルームに行くと、月村夫妻に呼び出された秋菜がいました。
水城は秋菜に真っ赤な薔薇の花束を渡して、
結婚しよう、幸せにするよ、とプロポーズしました。

秋菜は涙を流し、水城に抱きついてオーケーしました。


というあらすじなのですが、2話では水城が日田をハメましたが、
今回は日田にリベンジされてしまいましたね。

東野圭吾「恋のゴンドラ」5話「スキー一家」のネタバレ解説

今回は、2話に登場した月村春紀と、月村と結婚した旧姓土屋麻穂の話です。

月村にとっては義理の父親にあたる、麻穂の父親の土屋徹郎は、
スキーは大好きだけどスノーボードは大嫌い、という頑固な男でした。

月村は麻穂のアドバイスで、
スノーボードをやっていることは内緒にします。

また、月村と麻穂は、徹郎とその妻の小百合と一緒に、
土屋家では恒例になっているスキー旅行に行くことになりました。

スノーボードは滑走禁止のスキー場に行く予定でしたが、
宿が取れず、里沢温泉スキー場に行きました。

そこで月村はスキーをしましたが、スノーボードには慣れていて得意なのに、
スキーは上手くいかず、徹郎に怒鳴られてばかりで嫌気が差しました。

レストランに行くと、スノーボードをしに来た若者達のマナーが悪いのを見て、
徹郎はスノーボードの悪口を言います。

レストランは混んでいて、パトロール隊員の根津昇平が、相席を頼みました。

ちなみに、この根津昇平というキャラクターは、
「白銀ジャック」や「疾風ロンド」などの主人公ですが、
今回は脇役として登場しています。

スキーヤーの根津を気に入った徹郎は、昼食後、
根津にお勧めコースを案内してもらいます。

根津は非常にスキーが上手く、
徹郎はスキーに関する根津のアドバイスを素直に受け入れました。

根津は、深雪用のスキー板が流行していて、スノーボーダーだけではなく、
圧雪していない滑走禁止エリアを滑るスキーヤーも増えた、
という話をしました。

林道に入ろうとしたところで、
根津のスキー板のバインディングの調子が悪くなり、
通りがかった親切なスノーボーダーの若者達から、
スノーボードを貸してもらいました。

実は根津は、スキーよりスノーボードの方が本職で、昔、
スノーボードクロスのオリンピック候補の選手だったこともあったのでした。

根津のスキーをつけた若者は、片足だけで問題なく滑っていきました。

根津は、スキーヤーとスノーボーダーの一方しか知らなければ、
どうしても思いやりに欠けた部分が出てしまう、
両方を知ることはとても大切だ、と言いました。

旅館に行くと、徹郎はショックを受け、
スノーボードの悪口は言わなくなっていました。

実は、「この一連の流れはすべて、計画通りだったのでした。

3話に登場したパトロール隊員も実は根津で、
その時に根津と知り合った麻穂は、根津に相談し、
父親のスノーボード嫌いを何とかしてもらおうとしたのです。

麻穂は、今なら月村がスノーボードをしていることを
打ち明けられると言いました。
しかし月村は、スノーボードは徹郎がいない時にいくらでも出来るから、
この家族旅行では毎年スキーをすると言いました。

月村は、根津の言葉で、スキーとスノーボードのどちらかしか知らないのは、
とても損なことだと気づいたのでした。


というあらすじなのですが、東野圭吾さんも元々はスキーヤーで、
後になってスノーボーダーに転身した人なので、
両方の気持ちが分かるのでしょうね。

東野圭吾「恋のゴンドラ」4話「ゲレコン」のネタバレ解説

美雪は、勤めている職場のシティホテルで、
高校時代の友人の火野桃実と待ち合わせし、
広太と復縁して結婚することになったことを告げました。

その後はお互いの近況などを報告し合い、
最近はなかなか出会いがない、と桃実は言いました。

すると美雪は、「ゲレコン」のパンフレットを桃実に渡しました。

ゲレコンとは、スキー場を舞台にした合コンのことでした。

場所は、桃実と美雪にとって因縁の場所である里沢温泉スキー場で、
それを知った美雪は謝りましたが、桃実はパンフレットをもらいました。

後日、桃実は職場の同僚の山本弥生を誘い、ゲレコンに参加しました。

参加者全員がスキーウェアやスノーボードウェアで身を固め、
ゴーグルやフェイスマスクで顔を隠しているので、
まるで仮面舞踏会のようでした。

何度か、同じリフトに乗り合わせた男性と話をしますが、
なかなかいい出会いがありませんでした。

しかし、やがて水城と日田と同じリフトに乗り合わせ、
桃実は水城といい雰囲気になりました。

ところが、パーティ会場に移動すると、水城は弥生とばかり話をし、
桃実は、ぴんとこない日田と話をすることになりました。

ゲレコンにふさわしくない武骨なインナーウェアを着た日田は、
桃実が興味を示していないアメフトの話を続けました。

パーティの最後に、桃実は日田から告白されましたが、
ごめんなさい、と頭を下げました。

帰り道、弥生は、今回は水城が日田のサポート役に徹しており、
日田が桃実に気があると分かって、遠慮したのだと言いました。

また、水城から、水城たちが勤めるホテルの、
ランチの無料チケットを貰っていました。

4月になり、桃実と弥生がそのホテルのレストランに行くと、
応対したのが日田でした。

ゲレコンの時とは違い、日田は魅力的な男性に見えました。

ゲレンデマジックという、
ゲレンデで会うと異性が実際よりも何割かよく見える、
という現象がありますが、
日田はゲレンデに行くと異性としての魅力が半減するという、
珍しい個性の持ち主なのでした。


桃実が、何かが始まる予感を抱いたところで、4話は終わります。

東野圭吾「恋のゴンドラ」3話「プロポーズ大作戦」のネタバレ解説

水城直也は、友人の日田栄介に定食屋に呼び出され、
現在付き合っている同じ職場の橋本という女性にプロポーズしたいんだけど、
せっかくだから何か凝った演出がしたい、と相談されました。

水城は壁際のテレビに映っていた月光仮面を見て、名案が浮かんだ、
と言いました。

翌週の週末、水城と日田は里沢温泉スキー場に行きました。

また、秋菜に頼んで、橋本を里沢温泉スキー場に、
スノーボード旅行に誘ってもらっていました。
月村と、その妻の麻穂も一緒ですが、
橋本には水城と日田も里沢温泉スキー場に来ていることは
知らせていませんでした。

パトロール隊員が運転するスノーモービルに、
一般客らしき男性が乗っているのを見て、
怪我人が出たのかもしれない、自分たちも注意しなきゃな、
と水城は思いました。

水城と日田は、斜度がなくて進まず、雪が深い林道に入りました。

作戦はこうです。
秋菜が月村夫妻と共謀し、この林道に向かい、
一人二人とコース脇に姿を隠し、1人きりになった橋本はこの林道に入り、
斜度がなくて止まってしまいます。
疲れ果て、誰か助けて、私を引っ張って、となったところに、
水城と日田が現れ、滑走が可能な場所に行ってから正体を明かし、
俺が引っ張るから、ついてきてほしい、永遠に、
とプロポーズする、という作戦でした。

ところが、秋菜と月村夫妻がコース脇に隠れた後、
橋本はどこかでショートカットしてしまい、橋本を見失ってしまいました。

実は橋本もこの里沢温泉スキー場に来たことがあるのではないか、
と思った日田は、圧雪車の入らない穴場のコースに入りました。

しばらくして、転んで雪に埋もれてしまった橋本を発見します。

橋本を助け、いよいよフェイスマスクを外して正体を明かそうとした時、
スノーモービルがやってきて、後ろに乗っていた男性が、
橋本のことをミユキ、と呼びました。
橋本は男性のことをコウタ、と呼びました。

実は橋本は、1話に登場した美雪と同一人物であり、
1話の後、広太と別れて1年が経っていました。

しかし、広太は土下座し、坊主頭になった頭を見せ、
結婚しよう、絶対に幸せにする、とプロポーズしました。

美雪は、嬉しい、と広太の身体に両手を回します。

日田は正体を明かさずに拍手し、
美雪と広太が滑り去っていくのを見送ったのでした。

というあらすじなのですが、またしても日田が可哀相なオチでした。
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